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第3話  おうどんにお酢?!? きつねうどん発祥のお店 松葉家の謎
ネット社会の現在、誰でもどんな情報でも、不特定多数の人に発信することが可能になりました。
そして、よく言われることですが、ネット上の情報というのは、「ジャンク」いわゆる、くず が多い。

大阪おうどんの代表格である「きつねうどん」発祥のお店、「松葉家」さん。このお店については、たくさんのホームページで紹介されていますが、その内容に間違いを発見しましたので、訂正しておきたいと思います。

私の見た限り、どのホームページでも、松葉家創業者 宇佐美要太郎さんは、 「寿司屋で修行した」と紹介されていますけれど・・・。

父、要太郎は愛媛県の小松藩吉田(現東伊予市)出身で、10歳の時に大阪へ来て松屋町(まつちやまち)筋にある 「たこ竹」といううどん屋に奉公しておりました。松屋町の「たこ竹」というと、あの老舗の寿司屋のことかと思われる方もおますやろけど、昔はうどん屋と寿司屋があったんです。

 その「たこ竹」がうどん屋を廃業し、それを機会に父が独立して・・・・略・・・今の店から二十メートルほど北へ寄った軒店でうどん屋をはじめたんですね。
大阪のおうどん屋は、そう簡単になれるもんじゃあありません。うどんが打てるようになるだけで、最低4〜5年はかかるそうです。それなのに、きつねうどん→きつね→おいなりさん(いなり寿司)→お寿司屋 という連想からか、寿司屋で修行したというのが、通説のようにになってしまっています。
 
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おうどんの秘密!?! 内緒で教えてあげる・・・。
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第1話 大阪おうどんって何?・・・“若い娘さんのもち肌”
第2話 小麦の構造 と 麺の発祥地!?!
第3話 おうどんにお酢?!? 松葉家の謎
第4話 東京の老舗 “砂場蕎麦(そば)” 発祥の地は、大坂 新町!
第5話 大坂の “砂場蕎麦(そば)・うどん” 江戸進出!
第6話 きつねが化かす? たぬきに化かされる? おうどん合戦の巻
第7話
更新情報
Last Update  2010/05/24





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