原子・分子・イオン

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酸素の発生と性質


酸素中で色々な物質を燃焼させ、族による酸化物の違いを確認する。

☆発生

300ml程度のフラスコをスタンドに固定し、少量の二酸化マンガンをいれる。
 ゴム栓に漏斗管とガラス管を通しフラスコに取り付ける。
 フラスコに10ml程度の水をいれ、漏斗管の先が水にわずかに浸かるようにする。
 漏斗管から過酸化水素水(3%)を少しずつ注ぎいれ、
水上捕集により、120ml集気ビン2本分捨て、集気ビン5本集める。

☆性質

1本目:Mgの燃焼。
 マグネシウムリボンを5cm程度切り取り、ピンセットで挟んで持ちガスバーナーの種火で点火したものをすばやくビンに差し入れる。
 反応後の集気ビンにはMgの灰を残しておき、ぬらした赤リトマスを押し付ける。

2本目:Alの燃焼。
 教科書等では、「閃光を発して燃える」となっているんですが、どうもうまく行きません。誰か教えて!!

3本め:Cの燃焼。
 木炭の小片をピンセットにはさみガスバーナーで点火した後、ビンの奥まで差し入れる。
 燃焼後、石灰水を加える。

4本目:Pの燃焼。
 チョークを長さ2cm程度に切り、一端にくぼみをつけ針金で固定する。くぼみに少量の赤リンをのせ、ガスパー名ーで点火後、集気ビンに差し入れる。
 燃焼後、水でぬらした青リトマスを差し入れる。

5本目:Sの燃焼。
 リンの場合と同様にチョークを用意し、少量の硫黄を燃焼させる。
 燃焼後、青リトマスを差し入れる。

☆まとめ

 周期表と酸化物の性質の関係は以下の表のように規則的に変化しており、左に行くほど塩基性が強く、右に行くほど(18族は除く)酸性が強いことを理解させる。


1族

2族

13族

14族

15族

16族

17族

18族

第2周期

Li2O

BeO

B2O3

CO
CO2

NO
NO2
N2O5








弱酸





第3周期

Na2O

MgO

Al2O3

SiO2

P2O5

SO2
SO3





弱塩基



弱酸

弱酸





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