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開発したカリキュラムの特長


■『JSL内容重視クロスカリキュラム』の特長

@内容を重視し、教科学習につながる語彙や表現、教科の内容を取り入れて学習します。
Aトピック型なので、生徒のレベルや母学級の指導内容に合わせたトピックを選ぶことができます。
B初級を終え、教科学習につなげるための学習言語としての日本語指導を行います。
Cさまざまな活動を取り入れ、インプットだけでなくアウトプットを行い、総合的な日本語の習得を目指します。

■『JSL内容重視クロスカリキュラム』のテキスト

 中学校の主要五教科の教科書で扱う単元を分析し、以下の4つのテーマから構成されています。

@環境問題編:環境問題は主要五教科で共通して扱われている分野です。理科では酸性雨などの科学的な分析、社会では汚染や公害などの環境破壊の事例と取り組み、数学では水面上昇、気温の変化などの環境問題を数値的な面から扱います。また国語や英語でも環境問題に関連する本文が用意されており、読む力や英語の単語力の育成の一環として取り上げられています。『JSL内容重視クロスカリキュラム(環境問題編)』においては、これらへ移行するための日本語力、知識を養います。

A文化編:主に社会や国語などトピックと関連し、日本語の歴史や日本文化を扱います。世界における日本のあり方、外国と日本の関係などのトピックを扱います。外国人生徒に日本の文化や日本語のおもしろさを味わってもらえるきっかけとなればうれしいです。

B生活編:健康や住みやすいくらいをテーマにとりがえています。主に理科や社会のトピックと関連します。外国人生徒は将来日本と外国との懸け橋となる存在です。彼らに、住みやすい暮らしについて考えてもらうきっかけとなればと期待します。

C社会編:主に社会と関連するトピックを扱います。貿易や人口問題などを扱い、またシミュレーションでは模擬国連を取り上げ、クラスでディスカッションする活動も用意しています。外国人生徒のクラスだけではなく、母学級で模擬国連の実施も可能であり、その際外国人生徒が自国の代表としてプレゼンテーションすること、日本人生徒が外国についてリサーチしプレゼンテーションすることで、より外国への興味を引き出すきっかけとなることを期待します。

■『JSL内容重視クロスカリキュラム』テキストの構成

@導入 :これから学習するトピックに関する分野の既習知識の簡単な確認を行います。クイズ感覚な     ので、楽しく取り組むことができます。

Aリスニング:トピックに関連するキーワードの聞き取り、内容の確認を行います。

B言葉:テキストで使われる漢字の読み、言葉の意味の確認を行います。

C読解:テキストの内容の確認を行います。まずは内容全体を正誤問題を通して確認し、次に内容に関する問いに答えます。

D教科関連学習:トピックに関連するような中学教科の学習を取り入れています。日本語の学習から教科学習へステップアップするきっかけ、動機づけに使用できます。

E活動:トピックでインプットされた知識をもとに、インタニューやプレゼンテーション、ディベートなどの活動を通して、アウトプットする機会を与えます。より知識、スキルの定着を目指します。