B.C.6,000年前~B.C.0年~謎が謎を呼ぶ巨石文明花盛り~

本編:|B.C.6,000年以上前|B.C.6000年~B.C.0年|A.D.0年~A.D.1000年A.D.1000年~今超番外編

参考図書:|超古代史全般エジプト関連特定トピックげろげろ①げろげろ②

:晃ちゃん(案内係)
:梨華ちゃん(初心者代表)

B.C.5500年頃「シュメール人」「メソポタミア文明」(チグリス・ユーフラテス、イラク)

:「世界の歴史はシュメールに始まる」と言われているんだよ。しかも「突如として」この地に現れ、灌漑施設、神殿の建設、法律、そして文字をもたらした、とされてるんだ。
:ふーん、どうやってじゃぁそういうのを勉強したの?日本でも学校に行かないと法律なんか勉強できないよ。
:いいところに気がついたね。でも大学の先生は「彼らが思いついた」って言ってるんだね。シュメール人は周辺民族とは全く異なる骨格を持ち、しかも人種の特定が未だ出来ていないんだ。
:じゃあ、突然変異で登場したんだね。オリコンチャート初登場第1位みたいな。
:かもね。でも、せっかくいろいろ造ったのに、これからって時に忽然と歴史から消え去ってしまうんだ。
:月光仮面みたいだね。

「ウルのジグラット」(イラク)

:ということで、シュメールさんは首都「ウル」こんなものを建てました。これは「ジグラット」と呼ばれています。まぁ神殿ですな。
:これも謎の建物なの?
:いや、これは奇跡的に楔形文字の粘土板が沢山見つかっていて「神殿でっせ。家畜も何頭こうてます。ぜぜこもこんだけあります」というような会計監査や財産管理がきちっとなされていたんだ。
:シュメールさ~ん。どこでそんなこと勉強したんですか~。

『言語について」いうと、シュメール語は、これまでさまざまな言語と比較研究されてきたにもかかわらず、親戚関係にあたるいかなる言葉もみつかっていません。まったく系統不明の言語です。(「エジプト・オリエント文明の謎」)』

B.C.4700年ごろ「カルナックの列石」(フランス)

:3,000個の巨石が実に8kmに渡って数段の列を成しているんだ。世界初に近い巨石遺跡なんだよ。
:どれくらい古いの?
:メソポタミア文明より古いことになるかな。でもこれだけでは文明とは言えないんだって。
:これだけできたら通信簿で「よくできました」って言われそうなのにね。何のために作られたの?
:基本的に世界の巨石遺跡は全く何も分かってないんだ。人間ってアホなことやるからね。分かったらそれで本書いてお金持ちになってたこ焼き食べに行こうね。

B.C.4000年ごろ「モヘンジョ・ダロ」(インド・パキスタン)

:「インダス文明」は知ってるかな?インダス川流域に繁栄した文明だね。教科書にも載ってるね。世界最古の都市でもあるんだよ。都市っぽいものができないと文明とは言えないらしいんだ。
:ふーん
:でも上下水道、排水溝、ダストシュート等都市生活に必要なものは揃ってるんだけど、エジプトに山ほどある葬祭殿などは見つかっていないんだ。
:初詣とか行かなかったんだね。「女の子にもてますように」って願い事とかしなかったのかな。
:謎は「生活していたはずの人間の骨が全く見つかっていない」点なんだ。で、ここだけの話なんだけど、モヘンジョダロは「古代の核戦争で滅んだ」とも言われているんだよ。
:きょえ~。核爆弾って最近できたものじゃないの?どうしてそんなことが言えるの?
:何でもネバダ州核開発地域の研究者がここの高温で焼きただれたレンガや砂がガラス化した場所を見て「まじで~。一緒じゃーん」って思ったんだって。

『1978年、現地を調査した古代史研究家のD.ダヴェンポートとE.ヴィンセンティは、(中略)遺跡から5キロほど離れた場所に、現地の人が「ガラスになった町」と呼んで立ち入りをタブーとしてきた区域があることを知った。そこは、ガラス化した石が直径400メートルほどの範囲にわたって一面に散乱しており、高熱で溶けた土器やガラス化した黒い石などが発見された。ローマ学科大学の分析では「融点の1,400から1,500度以上の高熱」で、しかも非常に短時間の作用で過熱されたものだということがわかった。(「超古代オーパーツFILE」)』

B.C.3500年頃「ストーンヘンジ」(イギリス)

:この辺は結構有名だね。
:そうだね。藤山君も松ちゃんと行ったって話だよ。
:いろいろ遊んでるんだね。で、これは何?
:一般的には「天文台」とされているが、建造目的はさっぱり不明なんだ。作るのに1000年から1500年かかったという説もあるんだよ。
:よっぽとこわい上司がいたんだね。でないと1000年も働けないね。それか最近流行の少数精鋭でぼちぼちやったのかな?
:運ばれた石の量は全部で2,400トン。しかも切り出されたのはそこから数十km離れたところなんだ。エジプトなら川を使って運べたんだけど、この辺にはそんな川はなくてただの平原なんだ。
:もしかしてみんなでころころ転がしたの?
:偉い人はみんな「ころころ転がしたのだ」って言ってるよ。そして「よっこらしょ」って積んだって。

『ストーンヘンジは、5,000年以上前から工事が始まり、3期に分けて作られたと言われている。写真などでお馴染みの3個の巨石を積んだ「三石塔」などは、このうち第3期の建造とされている。(「地上から消えた謎の文明(吉村作治)」)』

B.C.2500年頃「ギザの大ピラミッド」(エジプト)

:これは超有名だね。大きい順にクフ王、カフラー王、メンカウラー王だね。
:よく知ってるね。藤山君もこの間行ったって話だよ。
:いろいろ遊んでるんだね。仕事してるのかな。ポイントは?
:どういう訳か、正確に東西南北を向いていて、底辺は完全な正方形なんだ。しかもただ積んだだけではなく、中にいっぱい部屋まであるんだよ。
:そうじゃないといけないつよーい希望があったんだね。
:エジプト考古学でお馴染みの日本人のヒゲの先生は「石の重さは平均2~10トン。使った石の数300万個、建設年数30年」と言ってるんだけど、それでは一年で10万個を積まないといけないんだ。
:ということは一日約277個。8時間労働だとすると、1時間で約34個。
:そう、実に2分で1個、2~10トンもある巨石を積まなければいけないんだ。
:もしかしてもしかしてそれをヨイショヨイショと運ぶやり方でやったって、言われてるの?
:ピーンポーン。

B.C.2000頃(ホントは不明)「黒又山」(秋田・日本)

:これってただの山じゃないの?
:日本の場合、周りに木が生えて分かりにくいんだけど、地中レーダ測定の結果、立派な「階段状ピラミッド」なんだって。
:日本にもピラミッドがあったってこと?
:日本の場合は近くに山が沢山あったので、それを利用して半自然・半人工のピラミッドにしていたんだって。実際、石の階段やテラス、山頂の神社下の空間などが見つかっていて、これからの調査が楽しみなんです~。ということで日本にはまだまだ未発掘の一見山風ピラミッドが沢山あるんだって。でもここだけの話だけど…
:なになに?
:絶対言わないっていう約束だけど、「エジプトのピラミッドは日本のピラミッドを真似した」っていう噂もあるんだよ。

『1992年、同志社大学に拠点を置く日本環太平洋学会によって行われた調査では、山頂で縄文後期から続縄文期にわたる祭祀用土器が多数発見され、山岳祭祀の遺跡であることが判明した。同時に、地中レーダー調査で全山が階段ピラミッドに似た7段から10段のテラス状の人工物である可能性が高くなった(「超古代オーパーツFILE」)』

B.C.1200年ごろ 「オルメカ文明」(メキシコ)

:ぎょぎょぎょ。なんじゃこれは?
:メキシコ最古の文明と呼ばれるオルメカ文明が、のちもマヤ文明に多大な影響を与えたって言われてるんだよ。
:文明と言うことは…
:そう、文字も暦もあり、本格的な都市に移行しようとしていたんだ。その中でもこのような20トンもある巨石人面像が有名なんです。いっぱいあるんだぜ~。
:小錦に似てるね。
:いいところに気がついたね。この像はモンゴロイド系の特徴を持っているのに、彼らがどうやってメキシコにやってきたかは分かってないんだ。

B.C.100年頃「ネB.C.400年頃「カッパドキア」(トルコ)

:岩がにょきにょきしていて、こりゃまたすごい景色だね。河童と関係あるの?
:世界3大奇観の一つと言われているんだ。でもね、問題はこの下に何と!10万人収容可能な地下都市構造があることなんだよ。
:蟻の巣みたいだね。アパートかなんかあったの?
:今で言う「リゾートマンション」ってとこかな?16階立てなんだって。きちんと中に学校・ワイン貯蔵庫なんかもあったり、通気孔もあるんだよ。
:さぞかし快適だっただろうなぁ。
:いや~、そんなことないみたいだよ。ここの住人はいじめっ子から逃げるために地下に隠れたって話だよ。
:すんごい怖いいじめっ子だったんだね。
:いじめっ子は核爆弾を持ってたので、モグラのようにもぐったって話もあるんだよ。
:核シェルターってこと?何か、モヘンジョダロの話に似てるね。
:そう。実際ここにも砂がガラス化したものが多数見つかってるんだ。ここの人もB.C.400年頃いっせいにどこかに引越しして、いわゆる「忽然と消えた」んだ。ここにからも人骨類はまったく見つかっていないんだ。

ムルト山の古代遺跡」(コンマゲネ族・トルコ)

:今までの巨石文化はたいてい平地にあったり川沿いにあったりして比較的石の運搬法が解明されつつあるんだけど…
:これはまぁ山の上ですかい?
:標高2,150メートルだって。でも山頂は150メートルの人工の山なんだ。
:確かに人工っぽいですね。でもその前に何か石積みのものが見えるような…
:そう。本当は実は下のような頭が乗っていたはずなんだけど、全部落ちちゃってるんだ。ほら。
:これはめっちゃでっかいねぇ。2メートルくらいあるね。空気の薄い山頂でよく作れたね。それとも下で作って持って上がってきたのかな?
:梨華ちゃんも視点が鋭くなってきたね。ここの謎はそれもあるんだけど、どうして頭だけ下に落ちちゃってるのかってことなんだ。落ちたというより並べてある、って言う方が自然なんだけど…。
:地震があったんじゃないの?
:それが通説なんだけど、それにしては胴体の損傷がほとんどなくて、それにどうして頭がこんなにきれいに立って並んでるのかが謎なんだ。普通ならこけてるし、実際地震で壊れたエジプトのアブシンベル神殿の頭はこけてるしね。また異文化人がやってくれば、エジプトや他でも起こってるとおり木っ端微塵に壊されるのが普通なんだ。
:面倒くさくなって乗せるの止めたんじゃないの?

B.C.100~A.D.400 年頃「バールベックの超巨大基壇石」(レバノン)

:びっくりしないでね。なんと1個1,100トンですー。地球上に現存する最大の切石でーす。
:これって持ち上げるつもりだったの??
:現在の地球上の何を使っても持ち上げ不可能なんですよーん。でも、きっと持ち上げるだけじゃなくて、積んで神殿を作るつもりだったみたいよ。エジプトみたいに。
:エジプトに刺激されたからって、あなた、持ち上げられないものを作ってはいけません。
:みんなでやればいける!って思ったんだろうね。「みんなでやればいける」っていうのは世界共通の考古学的に一般的な石の運び方とされてるんだよ。どんなに石が大きくても精巧に切り出されていてもね。
:超ハイテクと超原始的技が混在してるってことね。

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