早川SF文庫
宇宙大作戦シリーズ


− Mar 2006 現在 −

スタートレック・オリジナルTVシリーズの文庫。
毎度、同じみカーク、スポック、マッコイらのクルーが活躍する。
テレビシナリオのノベライズとオリジナル小説とがあり、ノベライズは資料として、オリジナルは読み物として楽しめる。なお、翻訳ものは現在も次々と出版されており、当分は楽しめそうである。

Index新宇宙大作戦シリーズDS9シリーズヴォイジャーシリーズ エンタープライズシリーズ 映画シリーズ

宇宙大作戦シリーズ
タイトル作  者登場人物内  容ランク
SF38 地球上陸命令
Star Trek3(1969)
James Blish ブランド・デッカー、トゥパック、トゥプリス他 第43話、第55話、第35話、第54話、第40話、第32話、第34話を収載。ヒューゴー賞を取った「トリブル騒動」や「最終破壊兵器」「狂気の季節」など秀逸な作品が収められている。特に「トリブル騒動」は後にDS9のエピソードに使われているし、「最終破壊兵器」のデッカーは後にエンタープライズを指揮するウィル・デッカーの父親であり、「狂気の季節」はバルカン人のポンファーが描かれているなど、これは必読の一冊である。
SF50 二重人間スポック Spock Must die!(1970) James Blish アイルボーン(オーガニア人長老)、コア(クリンゴン)他 オリジナル小説。転送装置を改造してオーガニアへ、自分のコピーを転送されることとなったスポック。 しかし、コピーは転送されずに艦内に二人のスポックが現われてしまった。一体どちらが本物のスポックなのか? このストーリーからTNGの「二人のライカー」など転送事故をモチーフにした話が派生しているのだが、あまり面白くはない話だった。
TOS第29話の後日談。
SF216 暗闇の悪魔
Star Trek4(1971)
James Blish パイク船長他 第76話、第20話、第39話、ザ・ケイジ(第25話・第26話)、第58話、第49話収載、ザ・ケイジはテレビシリーズパイロット版であり、貴重な一作である。
SF238 見えざる破壊者
Star Trek1(1967)
James Blish ミリ 第8話、第17話、第3話、第6話、第5話、第9話、第11話収載、第一シーズンの物語が集中してまとめてある。シーズン開始時の豊富なアイディアと活力が感じられる一冊である。
SF253 謎の精神寄生体
Star Trek2 (1968)
James Blish クリストファー大尉、フィニー親子、オーレラン、エディス・キーラー、カーン 第12話、第19話、第14話、第29話、第16話、第28話、第23話、第15話収載。表題の「謎の精神寄生体」をはじめ、「永遠の淵に立つ都市」カーンが登場する「宇宙種」など、TOSの名作と呼ばれる作品が目白押し。超おすすめの一冊である。
SF276 メトラセへの鎮魂歌
Star Trek5(1972)
James Blish ガース、ジャニス・レスター、フリント他 第69話、第63話、第68話、第21話、第78話、第74話、第73話収載。シリーズの中では低調だった第3シーズンの作品を中心に収められている。第21話「二度目のエデン(死の楽園)」は第1シーズンの作品でオミクロン・セティー3を舞台としたストーリー。スポックが笑い、恋をするというめずらし物語である。
SF288 禁断のパラダイス
Star Trek6(1972)
James Blish リンカーン、アクタ、ロージャン、ケリンダ、ホディン 第75話、第71話、第38話、第50話、第72話、第70話収載、リンカーンが登場する「非情なる終幕」はなかなか読み応えがあり、善と悪という哲学的なテーマを扱っている。
SF335 小惑星回避作戦
Star Trek7(1972)
James Blish アポロ、サリッシュ、ゼフラム・コクレイン、ノーマッド 第33話、第37話、第57話、第31話、第42話、第56話収載、第31話の「ある恋の物語」には、ワープ航法の発明者であるコクレイン博士が登場するほか、第37話の「取替え子」では後にモーションピクチャーに登場するビジャーの原型とも言うべきノーマッドが登場している。この一冊は読んでおくべきだろう。
SF368 パイリスの魔術師
Star Trek8(1972)
James Brish コログ、デナ(パイリス星系人) 第60話、第7話、第30話、第1話、第36話、第64話収載、第1話「光る目玉」はテレビシリーズパイロット版の第2作目で日本では初回に放映されたものである。
SF391 明日への帰還
Star Trek9(1973)
James Blish サーゴン、ハノック、デイストロム博士、ダメイトー中佐、ギャロヴィック少尉、リンドストロム 第53話、第52話、第67話、第46話、第24話、第47話収載。肉体を失ってしまった高度知的生命体の悲しい第53話や最高度にプログミングしたM5型コンピュータにエンタープライズを任せる話、死に絶えた文明が残した警備ロボットの話、カークが中尉時代乗艦していたファラッガトで出会った怪生物との再会、主人ランドルーを失い自らをランドルーと思い込んでしっまたコンピュータの話など、この巻は主を失ったコンピュータ関係あるいはそれに類似した話を中心にまとめてあり、いずれも傑作ぞろいである。
SF429 最後の栄光
Star Trek 10(1974)
James Brish タイリー、ノナ、ミランダ、トレイシー 第18話、第62話、第10話、第61話、第79話、第48話収載、第18話を除き全体にレベルの高い一冊である。TOSらしいストーリーが多く、納得のいく内容である。
SF435 惑星ゴトスの妨害者
Star Trek11(1975)
James Blish コービー博士、トレレイン、メリク、カン 第4話、第22話、第77話、第44話、第66話、第65話収載、第77話は異星人と人間との時間の速度の違いをテーマにしており秀逸、第66話は後の新・新たなる航海への序章となるストーリーである。
SF441 上陸休暇中止!
Star Trek12(1977)
James Blish ベイロック、ギル 第51話、第45話、第59話、第2話、第27話収載、本作をノベライズ中にジェイムズ・ブリッシュ氏は逝去されたそうで、最後まで仕事が果たせず残念なことであった。残りは彼の奥様が執筆。第51話、宇宙で歴史学者がナチスを復活させてしまうというストーリー。歴史の良い側面だけを取り出そうとする試みが面白い。
SF452 星なき世界
The Starless World(1978)
Gordon Eklund オーラ、ドモ、クレイトン、カイアンナ、アイ・ナブ エンタープライズ号の前に突如現れた旧式のシャトル、それは21年前に行方不明になった船のものだった。それを救出したカーク達はダイソン球天体に捉えれてしまう。この球天体を支配しているのはアイ・ナブと呼ばれる神、しかも、この球天体はブラックホールへ向かって進んでいた。残された時間はあと4日。
死んだウーラの父親が登場したりとなかなか面白いストーリー展開で、 一気に読める佳作である。
SF515 新たなる航海
The New Voyages 1(1976)
Sondra Marshak & Myrna Culbreath フィリダ、ジャン TOS終了後に書かれた7人の作家による短編集。スポック副長がそれぞれ地球人とバルカン人の2体に分離された話やバルカンに儀式で獣になってしまうスポックの話、精神探査機にかけられたカークの話など、盛りだくさんであるが、出来にはバラツキがある。各ストーリーの前にはレナード・ニモイやウィリアム・シャトナーの寄稿があり、ここは一読の価値がある。
SF524 続・新たなる航海(1)
The New Voyages 2(1977)
Sondra Marshak & Myrna Culbreath ゲーレス、ダムバーウイツキー、ウォードフ この1と2は上下セットである。「新たなる航海」が好評で次々と発表された。この1にはカークの誕生パーティの話、クリンティンが全裸でカークを救出するという珍しい冒険話、没になったアニメ用の脚本でまるで映画に登場するビジャーそのものを連想させる秀逸な話、まだ文化水準の低い惑星上に現れたなぞの建造物を調査中に捕らえられるカーク達の脱出劇が収載されていて、なかなかに読み応えがある一冊。
SF525 続・新たなる航海(2)
The New Voyages 3
Sondra Marshak & Myrna Culbreath ヴィーゲラン中尉、カン、眠れる神 この2の方には短編3つ、詩が2つ収められているが、短編はどれもすばらしい出来ばえである。性別が入れ替わる機械というような荒唐無稽な話もあるが、これがまたいかにもスタトレらしい感じがしてよい。お勧めの一冊
SF597 マッドの天使たち
Mudd's Angels(1978)
J.A.Lawrence ハリー・マッド、ステラ これは1975年にJ.Brishが他界し、彼の遣り残した仕事を妻のLawrenceが引き継いだものである。TOSのそれぞれマッドが登場するTOS第13話、第41話およびオリジナル1本が含まれる愉快な一冊である。 どこまで行っても懲りないマッドとエンタープライズのクルー達のコミカルな冒険の物語。
SF615 過去から来た息子
Yesterday's Son(1983)
A.C.Crispin ザール、ヴァルガス博士 スポックはすでにサルペイドンの考古学資料の中から大変な写真を発見した。なんとそこにはバルカン人の壁画があったのだ。壁画の人物を救出すべく永遠の守護者へと向かうエンタープライズ。そして、壁画の人物はスポックの息子だった。
スポックに息子がいたという設定でドンドン読ませる。これは面白い一冊である。
SF651 ロムランの罠
Web Of The Romulans(1983)
M.S.Murdock ス・タロン、ス・ターリア、アイオタ 女性として恋に目覚めカークに恋するエンタープライズのコンピュータシステムはカーク以外は無視してしまう。一方、ロムラン星では重大な事件が発生、ス・タロン司令が連邦と対決すべく中立宙域を越える。操縦すら思うに任せぬエンタープライズとロムランの対決が始まろうとしていた。
この一冊は傑作である。どうしようもないアイオタ提督をどのように抑えるのか、ロムランとの平和協定は維持されるのか?など、読めば読むほどに面白くなっていく。
SF678 ヴァルカン
Vulcan!(1978)
Kathleen Sky カタリア・トレメイン博士 ロムラン帝国に領有される前に惑星アラクネに知的生命体の存在確認の調査のため、連邦きっての有能な美人科学者が乗艦した。しかし、彼女は大のヴァルカン人嫌いだった!
スポックとトレメインの関係が面白く読める。
SF687 閉鎖世界チャタリア
World Without End(1979)
Joe Haldeman ラルース、ソーン、ラリス、ウーミ、クライン 航行中のエンタープライズは一隻のバッサード・ラムジェトを推進エンジンとしたジェネレーションシップと遭遇する。しかし、この宇宙船の住人はそれが宇宙船であることすら知らず、何世代にも渡る旅行を続けていたのだった。現在のコースをたどり続ければ太陽にぶつかってしまう。この危機を回避すべく転送されたカークらクルーはチャタリア人に捕らえれてしまう。しかも、クリンゴンの艦船がエンタープライズを撃沈すべく接近していた。
閉鎖社会に閉じ込められたカークとチャタリア社会との関わりが面白い読み物になっている。
SF702 狂気の世界への旅
Trek To Madworld(1978)
Stephen Goldin スパイルーキス親子、コルボル、プロコビル、イノウィル 有害な放射線に脅かされるイプシロン・デルタ4への植民者の一団を救出すべく急行するエンタープライズ号は、わずかな距離を稼ぐために危険な領域を横断するが、まもなくオーガニア人イノウィルの創造した奇妙な宇宙へ取りこまれてしまう。そして、そこにはクリンゴン艦とロミュラン艦も捕われていた。イノウィルの不満を解決した者の望みはなんでも叶えるという。果たして不満を解消するのは誰か?
TVシリーズに出てきそうな軽い題材の小説。真剣に読むとイマイチであるのは仕方ない?
SF716 惑星ペリーの謎
Perry's Planet(1980)
Jack C.Haldeman デイビス、コロル、ジョン、ペリー 3百年前に開拓団が入植した辺境の惑星ペリーから連邦に加入したいとの連絡があり、急行したエンタープライズの一行は惑星に転送降下。暴力や怒りに対する拮抗作用を持つウイルスに感染してしまう。一方、惑星の軌道上ではディリチウム結晶の劣化が進みエンタープライズは身動きが取れない状態となった。そこへカークへの復讐のため血の誓いを立てたクリンゴン人コロルが戦艦で現れ、攻撃を仕掛けてくるのだった。
ウイルスの作用はかなり急激で胡散臭いが、ある意味でスタートレックらしい話でもある。
SF775-6 ファースト・ミッション(上・下)
Enterprise The First Adventure(1986)
Vonda N. McIntyre パイク、スティーブン、スカーレット、コロニン エンタープライズ号への乗艦を命じられたカーク、そして、それぞれのクルーが徐々にエンタープライズ号に集合してきた。カークの最初の任務がノグチ提督から下った。それは、なんとサーカス団を乗せて巡業をすることだった。しかし、エンタープライズ号が訪れた先には不思議な天体が・・・。そして、同じころ、クリンゴン帝国ではコロニンが反逆を企てていた・・・。
上下巻に分かれた大作だが、上巻はクルー個々人の説明、下巻では冒険談という構成となっており、前半がだるい。クルーのいきさつに興味がなければ、いきなり後半から読みたいところだ。
SF793 コロナ
Corona(1984)
Greg Bear トゥ・プリラ、グレイク、レイダック、メイソン、ベブレン 新星爆発を観測にブラックホール星雲にやってきたバルカン人の科学者団は思わぬ放射線の影響で身動きが取れなくなってしまった。救助に向かうエンタープライズが見たものは放射線の源である不定形の異星生物コロナに取りつかれた科学者団であった。放射線を利用してエネルギーを自在にコントロールし、宇宙そのものを生成当時にもどそうとしているのだった。果たしてこの危機をどのように切り抜けるのか?
いかにもSTらしいテーマであり、多分に哲学的でもある。なかなかに面白い一冊。
SF800 クリンゴンの策略
The Klingon Gambit(1981)
Robert E.Vardeman カラン、キスラス、スレルヴォン=ダ、キャンドラ・アヴィッツ中尉 アルナス2でヴァルカンの科学調査船「トゥ・パウ」のクルーが全員死亡した。同惑星の周回軌道にはクリンゴンの弩級艦「テラー」がいた。そして、アルナス2からはアンドリア人のスレルヴォン=ダ博士の一行からのなぞの遺跡を調査中にクリンゴンの部隊と衝突したとのSOSが。戦争を回避すべく「テラー」の艦長カランと話し合いをするカーク。だが、エンタープライズ内部では次々と規律が乱れ始めていた。
恋に思い悩むスポックやテラーに攻撃を仕掛けるチェコフなどなかなかに読み応えのある面白い一冊だった。
SF821 エンタープライズの反乱
Mutiny On The Enterprise(1983)
Robert E.Vardeman ザーブ、ローレライ、ファルダ、ガネッサ 艦のオバーホールとクルーの休暇のために第一宇宙基地へ帰投したエンタープライズ号に緊急の任務が命じられた。アムドン星とジャーナモリア星の和平調停がその任務だ。オーバーホールも休暇も中止して、不調なエンジンをなんとか持たせながら、ぎりぎりの状態で現場へ向かうカーク。途中でハイラ星人のローレライを救出したが、その後、クルーたちが徐々に任務を放棄してゆく。艦内の全員が任務を放棄したころ、ついに敵が現れるが闘うこともできず、絶対絶命のピンチを迎える。
読み始めたところから、大体の結末が見えてしまうところが興ざめだが、エンタープライズ号の反乱という珍しいテーマが気に入った。
SF888-9 栄光の旅路(上・下)
The Lost Years(1989)
J.M.Dillard ロリ・シアニ、ザカル、ケリドウェン・ルウェリン 5年のミッションを終えて地球に帰還したエンタープライズ。カークは提督になり、スポック、マッコイもそれぞれの道を歩み始めた。だが、そこに思わぬ事件が発生する。誘拐されたマッコイを救出するため、カークが、スポックが立ち上がる。
上下2分冊であるが、早い展開でアクションシーンも多く、読者を飽きさせない。
SF980-1 時の壁を超えて(上・下)
Time For Yesterday(1988)
A.C.Crispin ザール、ウィン、クレタス、ヴォーバ、ローガン 永遠の守護者に異常発生!銀河全体を時間変動波が襲う。このままではすべての恒星が次々と新星化してしまう。永遠の守護者を正常に戻すにはザールの協力が必要だ。「過去から来た息子」の続編。過去から来た息子では異様に冷たいスポックであったが、ようやく親らしい思いやりがあらわれ、心温まる一編である。
SF1003ヴァルカンの悪霊
Demons(1986)
J.M.Dillard サレック、シレック、アマンダ、アニトラ・ランアター、トムソン ハイドリラ星区から持ち帰られた謎の埋葬品。エンタープライズとバルカン星が得体の知れない悪霊に襲われ、人々は次々と兇暴化する。この悪霊の正体はなにか?そして、この悪霊を追い払う方法は?
元々ホラー作家だったDillardによるホラータッチの作品。後半、説得力が不足気味である。バルカン3部作の一つ。
SF1048 スポックの世界
Spock's World(1988)
Diane Duane サレック、スラック、トゥパウ、トゥプリング 宇宙連邦を脱退しようとするヴァルカン星。その議決のためにカークらが招聘された。だが、そこでは思いもよらない策略が渦巻いていた・・・。
533ページにもおよぶ大作で、読み応え充分。素晴らしい出来である。これを読まずしてバルカン人を語るなかれ。バルカン3部作の中心作
SF1055 ヴァルカンの栄光
Vulcan's Glory(1989)
D.C.Fontana パイク、スコット、ボイス、トゥプリス、トゥプリング ウリストファー・パイク艦長の下、はじめてエンタープライズに乗艦した若き日のスポックの活躍を描くヴァルカン3部作のひとつ。エンタープライズは惑星アレーダへ向かう途中で、永年行方不明だったヴァルカンの秘宝「ヴァルカンの栄光」を偶然にも発見するが、これをめぐって思わぬ事件がぼっ発する。
ミステリー仕立でなかなか面白く読める一冊であるし、TOS第32作の「ヴァルカン星人の秘密(狂気の季節)」につながる話でもある。
SF1116 惑星パトリアの抗争
The Patrian Transgression(1994)
Simon Hawke ジョーダン大使、ウィン副使、イアノ警部 連邦加盟候補の惑星パトリアでは政府とテロリストとの激しい抗争が起きていた。その背後にはクリンゴン帝国の姿が見え隠れしている。事件解決のためにイアノ警部に協力することになったカーク。しかし、イアノはテレパスだった。
小気味良い展開とスリラー仕立で最後まで一気に読める。
SF1133 謎の遺跡惑星
Windows On Lost World(1993)
V.E.Mitchell クー!リクト 考古学調査のためカレタ4に降り立ったクルー達が次々とカニになってしまった。彼らを救出しようとしたカークさえもがついにカニ型星人となってしまった。はたしてカークは無事人間にもどれるのか?この古代遺跡の正体はなにか?
展開が遅くじれったい。それなりに厚みもあり、最後まで読むのが負担である。
SF1163 航宙艦消失!
The Starship Trap(1993)
Mel Gilden ケント評議員、ペイトン、オーメン教授、フェイバー司令官 要人護送任務遂行中にクリンゴンの戦闘艇が接近、クリンゴンの艦艇が次々となぞの消失を遂げているが、それは宇宙連邦の新兵器ではないかというのだ。だが、実は連邦の艦艇も消失していたことが判明。カークたちは艦艇消失の解明に旅立つが、行く手に待ち受けていたのはオーメン教授の恐るべき新兵器だった!
話しのテンポもよく、読者は飽きることなく一気に読むことが出来る。これぞSFアクションという感じである。


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