早川SF文庫
STAR TREK ENTERPRISE SIRIES


− Sept 2005 現在 −

これは早川SF文庫からエンタープライズ・シリーズとして出版された文庫のページです。
惑星連邦がまだ成立していないころの話。時は22世紀、人類は慎重派でうるさいバルカン人の監視のもとを離れ、ついに宇宙へと乗り出して行く。これは、試験艦であるUSSエンタープライズ号に乗り組んだジョナサン・アーチャー艦長とそのクルー達の冒険に満ちた物語である。艦長のほかにはトゥ=ポル、タッカー、メイウェザー、ホシなどの活躍するシリーズである。

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VOYAGER
タイトル作  者登場人物内  容ランク
SF1428 エンタープライズ発進せよ!
Broken Bow(Oct 2001)
Diane Carey ジョナサン・アーチャー、トゥ=ポル ワープ航宙艦の試験機として完成したエンタープライズ号の竣工のころ、クリンゴンの航宙船が地球に不時着した。アーチャーはこのクリンゴン人を母星へ届けようとするが、バルカン人に反対される。地球人はまだそのようなことをする段階ではないというのだ。これに怒ったアーチャーは強引にクルーを集めて、深宇宙への航宙へと旅立つのだった。TV新シリーズ、エンタープライズの第一話の完全ノベライズ。TVでは判らない部分も書かれているかと読んでみたが、まったくTVのまま。ちょっと期待はずれであった。
SF1446 未知なる種族の惑星
Enterprise By The Book(2002)
Dean.W.Smith&Kristine.K.Rusch ジョナサン・アーチャー、トゥ=ポル、ドラー 深宇宙へと未知の生命体とのファーストコンタクトを求めて探検に出たエンタープライズ号。ついにワープ技術を手に入れたばかりと思われる惑星を発見。アーチャーはエンタープライズをこの惑星の周回軌道に乗せ、上陸すべく調査を開始する。なんとこの惑星には、お互いに隔絶された二つの文明が独自の発達を遂げていることが判る。アーチャーはトゥ=ポルの反対を押しきり、手始めにより進化している方の文明と接触を試みる。
登場人物の設定もうまくなかなかに面白い。このシリーズも期待が出来ると思われる。斉藤先生の解説がないのがちょっと気に掛かる。
SF1489 暗黒からの衝撃波
Enterprise Shockwave(2002)
Paul Ruditis ジョナサン・アーチャー、トゥ=ポル、ダニエルズ、シリク、ソバル 採鉱コロニーでパラーガ人とコンタクト予定のエンタープライズ。シャトルが惑星大気圏に突入するや大爆発が起こり一瞬で惑星地表を焼き尽くした。入植者全員が死亡。窮地に立つエンタープライズ。しかし、事件の背後にはスリバン人の影が・・・。やがて、ジョナサンの前にダニエルズが現れる。
突然の大事故とそれに続くタイムスリップ。TVシリーズ第一シーズン最終回と第二シーズンの幕開けのエピソード。TVではなかなか判り難かったこの話もこの本の登場で理解がしやすくなった。斉藤先生も復活しての快作である。
SF1495 名誉の代償
Enterprise What Price Honor?(2002)
Dave Stern ジョナサン・アーチャー、リード、アラナ、バレイ、ローン 救難信号で駆けつけたエンタープライズを待ち受けていたのは、徹底的に破壊された遺跡のような建造物とおびただしい数の死体だった。そして調査隊は一名の異星人を発見、救出するが、この異星人をテロリストと決め付けるサルカシア帝国政府からの引渡し要求が・・・。窮地に立つエンタープライズ。
リード大尉とアラナの物語を絡めての細切れの進行でやや話がわかりにくい。各章ごとの日付や時間を追いながら読まないとわけがわからなくなる。

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