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2006年04月〜06月
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<発見> http://www.onozomi.com/ongaku/topic7.html http://www.onozomi.com/ongaku/topic8.html (2006.05/23) |
<Okamoto Island> やっと、ここまで来れた気がします。メンバーとも、幾度となくミー ティングしたし 最近、再び、「Jawango 」を聴いて、来てくれたお客さんが、 僕は、間違いなくジャズギタリストなんだ。と、感じるのです。 アコースティックであろうが、エレキを持とうが、 今まで、聞いた事のない音を聞きたい。見えないものを見たい。 まだまだ、Okamoto worldは、始まったばかりなんです。 |
<見て見ぬ振り> 僕は、人の成長をサポートする時大事なのは、 見て見ぬふりではないかと、思う。 見込みがある人ほど、しばらくほうっておく方が いい気がする。 人は、迷っている時、どうにも誰かに相談したくなるけど、 決めるのは、結局本人なのだ。 僕は、深川和美(ヴォーカル)さんが、 神戸のジャズ喫茶『木馬』のマスターに 相談した話に感動した。 『以前木馬にレコーディング中の音源を持っていって、 「これ聞いてみて欲しい」 とマスターに渡しても聞いてくれなかった。 「迷っているから聞いてくれと言ってるんでしょう。 これいいねと僕が言ったら決めるんですか。 誰にも有無を言わせないものを持ってきなさい。」』 僕もレッスンしてて思うのだけど、 いつも悩んでて、気の毒になって、 スペシャルメニューを考えたり、手を尽くすほど、 辞めて行く人が多い。 世の中に向かって、新しい事を 発信する何かが無いか?と人に問ったところで、 答えは、すでに新しいものでは、ないのだ。 「ああ。見ちゃいられない!」と 思いながら、見て見ぬ振りをするのは、 意外に勇気も力も要る。 また、自分でしっかり考え抜くのも エネルギーが要るのだけど。(笑) (2006.05/18) |
<時代性> 「時代性」って言葉が、心のどこかに引っかかっている。 その時代、年代のファッションやムード。世の中の雰囲気。 「時代」をサウンドで表現すれば、何なんだろう。 70年代、ジミヘンのサウンドが、ロックを体現したような。 (2006.05/12) |
<デモテープ> で、今度は、殆どの曲が、神戸初お目見え。 Okamoto Islandを今年は、がんとまとめたくて、 自分の姿を鏡でチェックしているようで、 キーボードも録音しますが、シンセの音色とか、こだわり始めると でも、一番時間をかけてしまうのが、やっぱりギター。 本当にキリがありませんな。 |
<ツエッペリン> 高校生の頃、「ジミー=ペイジは、あんまり上手くないなあ」とか あの頃はこいつらオッサンだなあと思ってた自分が、 一人の音楽ファンとして見ると、バンドの芯に やっぱり、恐るべし。ツエッペリンであった。 |
<平 和> 僕は、かねてから毎年、8月6日広島原爆記念日が来るたびに 広島市では8月6日は、特別な日で、多くの家で家族、親類の命日です。 中学になり、吹奏楽部で平和記念式典で3年間演奏した。 しかし、故郷を離れて暮らすと、8月6日は、何の感慨のある事も無く 広島市内に親の代から住んでいるという事は、 母は両親を亡くし、叔母に育てられました。 去年の夏、8月6日がやってきて、ゴミの収集日でした。 平和があって、初めてギターを弾いてられる。 暑い日差しの中、家庭ゴミの山を見ると、 |
『作曲』 とうとう、タンゴのオリジナルを本格的に書いてしまった。 良い経験でした。病み付きになった。自分が演奏しないって良いですね。 さて、気がつけば、なんとなく「作曲」なるものをするようになった。 それがたまたま、メモに残るご縁があれば、ちゃんと曲に残ったりします。 良いと言われる曲は、作り出すと早いです。本当に紙に書く時間だけで 自分で興奮するような8小節ぐらいが出来れば、後は終わるまで歌い続けることで みなさんも鼻歌を歌って曲を作りませう。 |
<マイルス> 正直、マイルス自身の凄さが、僕は長い事ピンと来なかった。 今、DVDを見ると、サウンドの中心にマイルスが このインタビューとマイルスの自叙伝(宝島文庫から2巻) |
<カセットテープ> もう10年以上も、ひとつも聞いていないのだけど、 その頃、熱中してたデイブ=リーブマン(sax)リッチー=バイ ギターを始めたばかりの岡本も多重録音(!?)やら、 いざとなると、全然捨てる事が出来ない。 しかしながら、今後10年もたぶん、聞く事はあるまい。 そばにある整理されてない写真を眺めながら |
<時代の響き> 「木の響き」は、自然で暖かみのある均整のとれた音。 少なくとも、現実に手で触れることの出来る、 つまり、木を、金属を、プラスティックを叩いた実感を捉える「心」自体が、 僕の身近では、エレアコが、そうでした。 そう考えるとレコードが出来たときから、良い音を作る事プラス、 何だか、今までだと「時代に寄り添ってられた」安心感があったんだけど、 |
<サウンド> 良い音色、っていうものに、今、とっても興味がある。中学生の頃、僕は吹奏楽部でサックスを吹いていた。 長い間、ろくな音色が出なかった。毎日、毎日、ロングトーンと言って長ーい音を出して「良い音」を作る練習をした。 これは僕の音楽の原体験の一つで「良い音は一筋縄では手に入らない」と、それ以来、いつも心のどこかに感じている。 ギターを手にしたとき、果たしてサックスより簡単に音が出た。 これでは何かやり残している事がある、という罪悪感のようなものから、 「どう練習していいかわからないが、音階練習ぐらいはしなければ罰が当たるのではないか?」と感じて 来る日も来る日も「滑らかにすばやく」と音階を練習したのを思い出す。 何年も前、アルゼンチンに行ったとき、ファン=ファルー(g)の最初のレッスンで 「北アルゼンチンの民族音楽で一番大事なのはバラード。 ゆっくりの曲で出来る事を早い曲で適用する事で、色々なバリエイションを演奏できる」と言われた。 僕は、それ以上にゆっくり演奏する事、喜怒哀楽をしっかり演奏することの難しさまで一言で言われたような気がした。 それから数年後、あるアメリカのエンジニアに「素晴らしいアーティストは、最初の2、3音を聞けば、誰か判る」と言われた。 今、僕は、良い音色は、人生そのものだなあ、と思う。ジェフ=ベックやマイルス=デイビス、サンタナのような聞けば、 それとわかるような指紋のようなテイスティーなサウンドを手に入れたいなあと、つくづく思うのです。 (2006.04/06) |
<パーティーシャッフル> iBookに持っているCDを取り込んで、家のCD戸棚をすっきりさせようとしている。 これが、結構な手間なのだけど、iTuneの持つパーティーシャッフルという機能が、結構お気に入りなのです。 これは、パソコンに入っている曲を無作為に演奏してくれるのだけど、突然予期しなかった曲が流れる。 しかもすべて僕の好きな曲だ。というか、「ああ、こんなにジャンルは違っても全部僕の好きな曲なのだ」という感慨に浸れる。 某ギタリスト氏もその話になって「ああ、やっぱり人の数だけ音楽ってあるんだ、と思ったね」と言っていた。 良い音楽にあらためてジャンルは関係ないなあ、とつくづく感じるのです。 (2006.04/05) |