essay |
2006年07月〜09月
|
|
|
<報告> つい最近の卒業生、Gさん(じーさん)、こと、後藤規弘くんが、 ギブソンギターコンテストの最終選考9人に選ばれ、東京の本選大会に出場が決定しました。 がんばって欲しいと思います。 また、山野ビッグバンドコンテストで同志社大学サードハードオーケストラが、優勝したようです。 僕は、ここのバンドの出身で、当時からうちだけなぜかロックっぽい選曲をしてて、 どんなにかっこ良くても賞はもらえない伝統があった。 しかも「いいねん、一泡吹かしたったら」みたいな空気もあり、よくも悪くも僕ら前後の年代が作り出した 「山野ではサードハードは、変態」という伝統だったので、なんだか責任を感じていた。 たぶん、30年ぶりぐらいの快挙でないか?ソリストが抜群に上手かったとの評価もある。うーん。すばらしい! (2006.09/30) |
<近況報告> 1)トリオロータリー トリオ=ロータリーのリハーサル有り。結局、3時間新曲と格闘。出来上がる頃にはバテバテ。 こんなに体力を使うユニットだったろうか?しかしながら、出来上がりはなんとも癒し系。 某クラシックオーケストラのオペラの曲をギターとアコーディオンで演奏する。 濱田邸、はちはちでは、演奏するはず。お楽しみに。 2)6級 で、そのトリオ=ロータリーの後,空手大志會の昇級試験。怪我も無く無事6級に昇級。 3)作曲 怒濤の勢いで作曲してますよ。ボツにした曲もありますが、10月11日に間に合う曲もずいぶん有ります。 4)頼もしい卒業生 8月にバークリーに留学していたUくんが、アメリカから帰って来た。 5)外タレ共演 ミゲール=バルコス(p)と10月は共演。彼はタンゴピアニストだし、インプロビゼーションも達者。 |
<近況報告> また、最近の岡本の活動、気づいた事を書きます。 1)ハンカチ少年 ハンカチ少年の事、全然知らなかった。甲子園児の汗を拭うハンカチは、彼女から贈られたものだと思うな。 もし、そうだったとしても、絶対僕なら他人には言わない。秘密は、恋の一番のスパイスだものな。 そのくらいの論議は、もう世間でされてるか。失礼。 2)新曲 暑い夏。ラテンと沖縄の空気にインスパイアされて、リゾート気分が満開。 すでに、空気に切なさが混じる温度になってきましたが「サマー!」といった感じの中でアイディアを膨らませたくて、 いっぱい書きました。先週、4曲。しかも、打ち込みもアレンジ込みでデモテープも一人で制作。 とんでもなく大変なんだから。しかもこの前の週末に2曲、未発表、あるいはあんまりやったことのない曲を アレンジしました。だから、次回の10月のOkamoto Islandは、新曲だらけです。 たぶん。ボツになったらごめんなさい。 3)せつないこと で、作曲しながら感じたのは,やっぱり、岡本は「せつない」のが好きなのだ、と。 思えば、バラードを書いて生きて来たなあ、と最近気づきました。 アバンギャルドなウエインクランツも、ジョンスコ、パットメセニー、ジェフベックも好きだけど、 結局、一生懸命やると、ある一カ所に落ち着くみたい。僕の場合、何かしら泣きが入るんですね。 演歌が特別に好きな訳じゃないけど、でもある意味、演歌体質かも。最近、自分の中にある「日本人のDNA」に呼ばれてます。 4)ジンジャーティー 最近、ジンジャーティーに合うのは、アールグレイであるなあと思ってます。 健康法であるとともに大好物なのです。美味しいです。 (2006.09/13) |
<夏と作曲> 暑い夏が、ぼちぼち終わろうとしてます。 エッセイをみると遊んでばっかに見えますが、いやいや、一生懸命仕事してます。 最近、気がついた事があります。やはり、作曲は、心のスナップショットなんです。 仕事とかでコードとかメロディーを技術ででっち上げると体裁は整うんですが、 満足度というか、リアリティーというか,僕の曲だという実感が湧かないんですね。 良い曲というのは、出来るときは比較的短時間で出来るみたいです。心に良い風景なり感動なり、気持ちがあればね。 ここんところ、夏のリゾート感溢れる空気に触れて、赤木りえ(フルート)さんと暑い中、 熱いツアーを経て「この夏の気分をインスピレーションに作曲したい」と思ってました。 「暑い夏、もうちょっと待ってくれ!」って、感じです。醒めないうちに、そばをふうふうして食べるような。 心の中に夏をイメージして作曲する事と、夏にどっぷり浸かって作曲するのは、ずいぶん違うんですよね。 まあ、どっちもアイディアさえでりゃ楽しいんですけど。 それから、心の中ですでにバンドのアレンジが鳴ってることも多いですね。 これまで、バンドに最低限の示唆をして、みんなで仕上げる、のをポリシーにしてたけど、 ウエインショ−ターが、マイルスのところでやってた時、スコアとメンバーのパート譜まで書いて来てたそうだ。 曲によってはやってみる価値がありそうだ。うーん。仕事多くなるけど、、。 (2006.09/02) |
<コレクション> 意識してたわけではないけど、自然とたまって来たものがあるのに最近気づいた。 例えば時計。SWATCHは、特別にコレクションしたわけじゃないけど、旅行に行ったりして、 免税店を覗くと、ついつい買ってしまったりしている。 最近、引き出しを整理していると、電池の切れた時計たちが!で、全部電池交換してもらったら、 これが、立派なコレクションになってるではないか。 チクタクと時を刻み始めると、どれも急に親しみがわいて来て、飽きたら次、だったはずの過去の全ての時計が良い感じ。 朝、どれを付けて出かけるか、考えるのが楽しみ。そういえば、靴もたまって来たなあ。 僕は、なぜか靴は、ティンバーランドがやたら多いのです。 ハワイのアウトレットで買って履きつぶしたローファーから始まり、ポンタさんの影響で買ったブーツ。 広島の実家の近所で買った革のスニーカーなど。黒の革のスニーカーは、普段履いても履き心地が良いし、 ステージでも使えるので、良いのを見つけたら縁だと思って買う事にしている。 最近も革のスニーカーを2足も買ってしまいました。またティンバーランド。なぜだろう。 それはともかく、ふと玄関の靴を並べて、ちゃんと靴クリームで手入れしたら、履きつぶしたと思てったものまで、 愛着が湧いて、これも今日どれを履こう!と楽しみ。それの写真は、ちょっと大げさになりそうなので割愛。 (2006.08/27) |
<引っ張って行く人> 世の中に、物事を引っ張って行く人がいる。例えば,9人がいたら、すぐ野球が出来る訳ではない。 ルールを教え、さらにみんなの心を一つにしてゲームを好きにさせる。 そんなリーダーが居たら、びっくりするような野球チームが、離島の高校に生まれるようなこともある。 そのように、音楽にしたって、ある一晩のセッションでも工夫を凝らすモチベーションがみんなの中にあれば、いつだって特別な夜になる。 そして、その時、ある一人の高い要求、モチベーションが、みんなの心に伝染して成り立っていくのが普通だ。 青木智仁(b)さんが、亡くなって、いわゆるその人脈のセッションが、一瞬にして少なくなった。 もちろん、ベーシストとしての技量も素晴らしかったけど、シーンを引っ張って来たプロデューサーとしての役割が、 すごく大きかったのだなあとあらためて感じる。昨日、広島のJiveで、演奏後、CDがかかっていた。もの凄くいいグルーブだった。 「誰だろう、このアルバム。すごいグルーブしてる。こんなの青木さん上手かったけどなあ。」と言ってたら青木さんのアルバムだった。 日本でも、こんなアルバムが出来るのだ。と、思ったら、一度も一緒に演奏する事が無かったのが本当に悔やまれた。 この人は、本当に、真剣に生きていたんだなあ。と、感じた。 様変わりしたライブハウスのフュージョン、インスト系のブッキングメンバーを見て, 今更のように、青木さんの偉大さを感じている。 さて、しかし、青木さんの話ばかりではない。 今回、トリオ=アパッショナードでツアーを廻ったけど、今回、演奏させてもらった店全てが、 ある音楽の好きな一人のオーナー、マスター、地元ミュージシャン、など、いわゆるオピニオンリーダーによって成り立っていた。 こういった人たちのお陰で、呼んでいただいて、お客さんがいっぱいになり、演奏を気に入ってもらって、 また次回が期待され、だんだん次回はさらに盛り上がる。 こういう流れは、必ず、すごく熱意のある一人の人間から始まっている。僕もそんな人になりたいものだ。 (2006.08/13) |
<ダイビングレポート> ライブで忙しいここしばらくですが、無理矢理、ダイビングに沖縄に行ってきました。 まず、読谷漁業協同組合ジンベイザメポイント。 ここは、読谷の沖合に大きないけすを作り、ネットを張ってジンベイザメを飼っているところです。 10mと4mのジンベイが居て、船で行って潜り、ネットの中に入って遊びます。 さすがに10mのジンベイは大きかった。素手でさわると、感触は高野豆腐みたいだった。 「いけすで会ってもねえ。やっぱり自然で会わないと」とか言ったわりに興奮してました。 ケラマ諸島も行ってきました。ボートで那覇から出たのですが,台風の影響で海はうねうね。 しかし、潜ったポイントは、うねりもなく透明度も20から30mは有ったようです。 印象的だったのが、昨年訪れた時は、珊瑚が水温の上昇による白色化で死んでしまって、 悲しくなったのですが、すでに色んな色のソフトコーラル、ハードコーラルが復活して来てて、 奇麗だし嬉しかった。 午後は、無人島に降りてバーベキューという贅沢までして帰ってきました。 翌日、本島の真栄田岬で潜りました。アドバンスを取ってから初めての深潜り。 今まで2グループに分けて潜るとき、必ず「初心者チーム」だったので、 上級者に混じってハゼを見に連れてってもらったのは、すごく感激しました。 ホタテツノハゼ、ヤノダテハゼ、ネジリンボウ、など見てきました。 水中で水深35mのゲージを見た時は、ちょっとおおっと思った。 しかし、やっぱりエアの消費は早く、水深5mでの安全停止の間に残圧10まで 初めて行ってしまった。 もう1本、真栄田岬のヤマダポイントに。 クマノミ、トウアカクマノミ、ハナビラクマノミ、そしてニモことカクレクマノミも。 クマノミの宝庫でした。 ウデフリツノザヤウミウシ(通称ピカチュー)も見れてラッキー。 ここで4kgつけるはずのウエイトをつけずにエントリーした事が判明。 どうも水中で体が浮くと思った。海面に上がって「ウエイト落とした!」と言ったら、 ずっと探してくれた女性ガイドに申し訳なく思いました。 <おまけ> |
<サッカー> イタリア優勝。おめでとう!アルゼンチン、ブラジル、ポルトガル。 どこもだんだん姿を消して、ラテン贔屓の僕には、ちょっと悔しかった。 しかし、イタリアも立派なラテン系。いえい。そういえば、フランスもこう見えてラテン。 さて、ジダン、一発退場。何かと話題になっているけど、彼のプレーを問う前に、 サッカー場に魔物が棲んでいると思う僕なのだ。 それは、グランドもステージもリングも一緒ではないかな。 非日常。非常事態に直面する世界。 僕、15年前に坂田明師匠と初共演した時「僕に足りないものはなんでしょうか?」と聞いた。 師匠「そうだな。品格だな」以来、品格と言う言葉は、僕のテーマになっているのです。 それでも、サッカーがある時、暴力的になることに、しょうがないと思うときもある。 たとえば、僕のステージの場合。練習の時、上手くいくのに本番で上手くいかない僕のプレー。 反対に、上手くいかなくても熱を帯びて面白くなる私たちの演奏。 ステージの上に客観的な自分って、結局居ないんじゃないだろうか? どうしたって、いつも一生懸命な私。ステージの上に正気な自分がいるか、あんまり自信が無い。 そんな訳で、どうにも複雑な気分のジダンの行動。 せめてもの救いは、音楽で怪我した事は、まだ僕はないことぐらいかな。 やっぱり、普段の行動が出ちゃうのかな。やっぱり、普段の品格かな。 (2006.07/13) |
<道場>先日、久しぶりに空手の道場行きました。7ヶ月ぶり。 「久しぶり!」「辞めたかと思った」「お前、何してんの。こんなところで (西野師範、得意の攻撃的やさしさ?)」不思議なのは、道場でストレッチすると家でやるより、 うんと体が柔らかくなるのです。道着を着るだけで、体が動きます。不思議だ。 道場の持っている気のせいだろうか?果たして僕の気のせいか。 僕、実は、まったく文科系で運動音痴には定評がありました。 同窓会で「足も遅くて、球技もやらせるのが可哀想で、どうしていいかわからなかった」 と同級生に言われ、同情を買うぐらいひどかったのだなあと思いました。(苦笑) 子供の頃、体が動かないのは、とてもつらかったです。未だにトラウマ。 かっこいい=スポーツが出来る。という子供の頃の価値観は、まあ、残酷ですね。 それが、まがりなりに体を使ったことを職業にしているのだから、変な話です。 今となってみれば,もっと、ゆっくり最初から話してくれるインストラクターが居れば、 何とかなった気もするのですが。考え方も心も不器用だった気がするなあ。 先輩に言われたことがあるんですが「道場は、弱虫が来るところ。自分は弱いと思ってるから、 強くなりたいと思うのだ。それでいいんだ。」大志會は、いつも温かい。 師範が師範だけに、ギタリストも多いんだけど、しばらく通ううちに、 みんな憑き物が落ちたみたいに、いい男の顔になってくる。 女性は、これが奇麗になるんですね。これも不思議。 最近、アコースティックが多いだけに、指とか、さすがに気にしますけど、 家では、どうにもならんなと、感じました。 防具をつけて、組み手をやってる試合出場組を見て、うらやましく思いました。 忙しいけど、通おうと思います。 (2006.07/06) |
<近況報告> 気がついたら、ずいぶん、エッセイを更新していない。 毎日、あれこれ忙しく、気がつくことも多いんだけど、忘れる方が早い。 赤木りえ(フルート)さん&宮野弘紀(ギター)のツアーから帰って、 レッスンやらアストロリコのリハーサル、トリオ=ロータリーのライブと 息もつかせぬスケジュール。 おまけに、ワールドカップは、スペイン、アルゼンチンは負けるわ。寝る時間が無い。 その上、一昨日は、Okamoto Islandのデモテープ作りに、一日缶詰。 思い出したものから。書きます。 1)マーティー=ブレーシー(ドラムス)から送られて来たmail。 2) キエレス=マテ ツアー後日談 やっぱり、各方面から反応が多し。 3)アストロリコのリハーサル オルケスタのリハーサル。 4)日本が負けた。 ワールドカップ。ブラジルに日本が負けた。 5)Okamoto Islandのデモテープ作り マーティー=ブレーシー(ドラムス)と 6)11月に小川 紀美代(バンドネオン)の関西近辺ツアーが。 |