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未熟な左手が作った第2種MEの安全管理に関するノートです。
誤りがございましたら、ご連絡下さい。
病院電気設備の安全基準保護接地(医用コンセント) ME機器を使うすべての医用室(診療、検査、治療、監視などを行うための部屋)には、クラスT機器(3Pプラグ)が使用できるよう3P式の医用コンセントを設備しなければなりません。 ≪医用接地方式≫ 各医用室に医用接地センタを設け、その部屋にあるすべての医用コンセント、保護接地端子、金属(水道管など)を接地分岐線で医用接地センタに一点接地する。 ![]() 等電位接地(EPRシステム)患者さんが触れるすべての機器、露出金属を0.1Ω以下の導線(接地分岐線)で医用設置センタに1点集中接地することによって、すべての金属表面間の電位差を10mV以下に抑えます。 ≪目的≫ ミクロショック対策の防止 ≪設置場所≫ ミクロショック対策であるため、心臓に直接電極やカテーテルを挿入する検査や治療を行う医用室(心カテ室、ICU、CCU、心臓手術室など)には、必ず設置しなければなりません。 ≪理屈≫ 患者さん周囲の全ての金属表面(故障時に電源電圧が現れる恐れがあるため)を等電位(電位差が無い状態)にすることによってどの2点間に触れても電流が流れない状態となり、感電の危険性が全く無くなります。 非接地配線方式設備側に絶縁変圧器(絶縁トランス)を設け、その2次(低圧)側をどれも接地しない方式の配線方式を非接地配線方式(フローティング電源)と呼びます。 ≪目的≫ 主目的は、一線の対地絶縁破壊(地絡)時にも電源の供給を確保すること ≪設備場所≫ 生命維持管理装置を扱う手術室やICU、人工透析室なででは必ず設備する必要があります。 ≪絶縁監視装置(アイソレーションモニタ)≫ 機器に絶縁不良が、起こっていないか監視、警報する装置。 非常電源非常電源は、立ち上がり時間や連続運転時間によって一般、特別、瞬時特別の3種に分けられています。
※ 非常電源供給コンセントの外郭の色は赤色 |
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