やまざる通信 最新号

 

 都会から篠山の農村部に移住して、起きたこと、感じたこと、考えたことなどを気ままに、不定期に綴っています。

 やまざる通信 28号

   (2014年9月7日)


 このあたりの最近の獣害は眼を覆うばかりです。私の畑では、今年植え付けたサツマイモはサルに引き抜かれ、6月に高校の同級生が6人来てくれて植え付けた300本以上の黒豆の苗は鹿に食べられ、イノシシが畑をブルドーザーのように掘り返す。今年ばかりは意気消沈して、この先田んぼ畑をどうしようかと思っていました。


 そんなときにこつ然と現れたのが、Angelさん。若くして渡米され、アメリカで素敵な日本男子と出会われてご結婚、現在はご夫婦で神戸に住んでおられます。 Angelさんはオーガニックな食品や物品を通信販売するショップのオーナーをされていたと思いますが、思うところがあって目下休業中とか。農のABCから学びたいとのことで、おくも自然農園に来られました。開店休業状態でしたが、この農園の「来るものは拒まず、去る者は追わず」の原則に則り、受け入れることにしました。

 ご一緒に農作業し始めてみると、この相棒さんとはとても気が合い、心地よく、おくも自然農園の代表(すなわち私)は俄然元気を取り戻したのでした。


 ワイヤーメッシュと海苔網で防護柵を新設し、黒豆は一ヶ月遅れながら種まきから再開し、インゲン、キュウリの種をまき、秋なすの苗を定植し、ニンジン、ダイコン、ハクサイ等の秋冬野菜の種もまき始めました。


 WWOOFという組織をご存知でしょうか。

World Wide Opportunities on Organic Farms

受け入れ側のホストも、手伝い側のウーファーも、お金のやり取りなしで、双方の望むものを得るシステムです。「力」と「食事・宿泊場所」の交換です。 Angelさんの後押しもあって、ホスト申請し、このたび認定されました。10月頃から外国人のウーファーがおくも自然農園をうろうろするかも知れません。楽しみやな。


 というわけで、今後おくも自然農園がどうなるか、眼が離せませんね(そんなわけないか?)。


 

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