本文へジャンプ放送大学大学院絵本への取り組み日記
                                          (更新日2010年2月23日)
放送大学院の勉強日記


2007年度(修士科目履修生かつ全科生の受験準備期)&2008年度M1

10月28日(日)「レポート課題来る!&全科生入試の日」
 昨日、この第二学期のレポート課題が郵送されてきた。
5科目中、2題がマークシート形式になっている。これって、課題がマークなら試験もマークシート式かと思うがそうとは決まっちゃいないだろうねぇ。取りあえず、そのメークシートの「表象文化研究」と「地球環境科学」からやろうと、テキストを読み込み始める。

 それと、今日、来年度全科生の第2次試験の小論文試験でした。近くの学習センターで朝から受験しましたが、ざっと見回して、18名ほどの受験でした。欠席者も2・3人いたのは、もう他大学の院に合格したからでしょうね。未受験イコール不合格と考えれば、更に合格率が上がったと考えるべきなのでしょうか。
 肝心の試験の出来ですが、日本語のキーワードで答える小論文(文化情報科学群は600〜1000字。他のプログラム毎に字数が違う。)はきっちり999字書きました。第二問の英語の長文読解問題なんですが、おそらく英検2級程度の簡易な問題なんですが、ここ2年ばかり英語してませんから、ややチンプンカンプンな単語がありました。ちゃんと半年前から勉強したら楽勝なんでしょうね。
まぁ、通るからと油断してやってません。これだと付け焼き刃は効かなさそうですし、ちょこっとやった程度では無駄だったでしょうね。逐語訳はともかく文意はとれますから、適当にでっち上げて書きました。(こらこら)
 神様!落ちて、3万円がパーになったら、必死で勉強することにします。ですので、今は童話書きとレポート完成に専念させてください。
 

11月18日(日)「行ってきました。千葉、放送大学本部へ」

日曜日、放送大学大学院の面接入学試験で千葉・幕張へ行ってきました。
感触としては、たぶん、合格だと思うんですが、いろいろ質問されたので、とっさに先行研究の論文名が思い出せなくて残念な思いもしました。

この放送大学大学院は授業料その他の学費が2年間で50万円弱ほどで、通信制大学院としてだけでなく、通学制大学院も含めて、 おそらく最も安価な学費の大学院です。
何より、ゼミ以外の授業がスカパーやケーブルTVの授業視聴で単位が取れるので、社会人には非常に有り難いです。

8月の第1次試験が書類選考のみで、10月28日の小論文書き&英語長文読解試験、この11月18日の面接試問試験と続いて、結果が12月14日過ぎに発表となります。

千葉の幕張は、ディズニーランドのある浦安のすぐ近くで、幕張メッセやマリンスタジアムがそばにあるのですね。
初めて気づきました。

倍率がおそらく1.2倍以下なので、もう完全に通っている気、満々なのですが、
ここ3ヶ月ほど、放送大学院の科目履修生の方のレポート5科目分を1週間で仕上げたりしたこともあって、
いつもどこかで放送大学「受験生」モードでしたので、
1月下旬の科目試験までは、しばらくのんびりしたいものです。
(と言いつつ、童話書きモードに戻りますが…)

追伸
ちなみに、この千葉、放送大学本部なんですが、
今、月九の時間帯でやっている福山雅治&柴崎コウのドラマ『ガリレオ』の撮影場所なんだそうです。

12月16日(日)放送大学大学院から全科生の合格通知が来ました。」

これで、無事、4月からは2年間の修士を目指しての新たな挑戦が始まります。
千葉の幕張に1年に何度ぐらい行けばいいのか。
指導教官との相性やら、気になること、不安なことはありますが、やるしかありません。
最近、自分の「ワールド」が拡大・刷新が相次いでいるので、2年後なんてどうなってるか、全く予想がつきません。
まあ、修了だけはできると思うんですが、単純に「絵本研究」をしたら終わりにならない予感があります。
どうなることやら…。

あと、入学の手続きとしては、1月26日から2月9日の間に科目登録申請票を大学本部へ提出して、その後3月に学費を振り込むだけなんですが、
ちょっと拍子抜けするほど書く書類が少なく、科目履修生の時とこれじゃ変わらないよと言いたくなります。


2月3日(日)「全科生用の科目登録申請票も出して、科目試験も終了しました。」
1月26日の科目試験「情報化社会研究」「言語文化研究3」ともに、必死で覚えたところはほとんど出ませんでした。
僕の想定した問題は、はるかに難しい事柄を聞くだろうと思って、準備していただけに、少し肩すかしをくらった気分です。

前日、25日の「地球環境科学」と「表象文化研究」の2科目の出来の方はといえば、
「地球環境科学」は持ち込みですから、なんとか10問中7つぐらいは合っていると思います。
「表象文化研究」は微妙です。20問中、自己採点で13問は合っているように感じるんですが、思い込みもあるかと思うので、出来はぎりぎり60%あればいい所でしょうか。 5問は確実に間違っているので、合格ラインが難しそうです。
マークの場合、何%正答で合格なんですかね?

こんな風に言っていて、落ちたら、見も蓋もないですが。
何とか受験科目4科目とも合格出来る可能性があるので、ほっとしています。
1科目「比較文化研究」が私用で未受験となり、来期に持ち越しです。
やはり、4科目試験を受けるのはきついです。5科目だと、捨て科目ヤマ掛け科目が出そうで、まずいと思います。
でも、この次の7月試験では、新規科目三つと併せて、合計4科目ですから条件は同じですね。

あと、やっぱり、放送授業、録画はしてもほとんど観る暇がなかったです。
ラジオの「言語文化研究」だけは、ボイスレコーダーに入れてせっせと全部聞いたのですが。
こんなんでも試験通っちゃうのが、通信教育たる所以ですね。

3月4日(火)「科目登録および学費の払い込み」
昨日、来た学費および科目登録の決定通知に従って、本日、ゆうちょ銀行にから振り込んできました。
科目が3科目で、入学金および2年分の研究指導費も含めて28万6千円ほど。
これで貯金がかなり減りました。でも、来月5日のオリエンテーションまで、今は研究より童話創作三昧です。


3月13日(水)「1月の試験結果、届く」
試験結果届きました。
受験した4科目とも合格でした。
やれやれです。
これで4年前の3科目と合わせて合計、14単位ゲットしたことになります。
あと、来期受ける4科目で22単位になります。

今回、受験して思ったのは、マークシート問題だった「表象文化研究」と「地球環境科学」が、帰宅してからの自己採点より遥かによい成績だったこと。
特に「地球環境科学」は丸Aでしたが、予想点より遥かにいい点です。
4年前は、「学校システム論’02」などかなりキツい採点基準もありましたが、逆に甘い科目もありました。
科目により格差があるものの、全般的にだいぶ甘い評価基準になっているように思います。
この間、卒業した慶應通信の方が、はるかにシビアな採点でした。

この調子で22単位を、来期の1学期中になんとか終わらせたいものです。

4月6日(日)「入学オリエンテーションへ行って来ました」
      
昨日、文化情報科学群の入学オリエンテーションが終わりました。
15時30分までの予定でしたが、結局M2の方の発表を聞く形になり、(予定時間外で飛行機の予約がありましたので、途中までしか聞けませんでしたが)
17時半近くまで行われたのではないかと思います。
その後、懇親会もあったようなので、そういうものも予定して時間を組まないといけないと分かりました。

指導教官は、予想通り、東大出身の面接官の某先生でした。
施政方針演説?で、「東大文学部方式の、プラトン以来2千年の歴史がある人文科学の伝統に則って行う!」と仰られたので、ビックリしました。

まあ、美学・芸術学がご専門なので、かなりのレベルを要求されるとは思ってはいたんですが、まさかいきなり東大文学部式で当たり前とは…予想外でした。

2年で終わる人の方が少ない。修論なんだから最低8万字ぐらいは当たり前ともおっしゃられて、焦りました。
(まあ、卒論を書いたことがない学部生の方もおられて、
レポートじゃないよ。修士とは研究者なんだと最初は理想を述べたのだとはご自分も仰られてはいましたので、
言葉通りを要求されないと思いますが。)

これはテーマや遣り方の再検討が必要なのかな、3年計画にしようかなといろいろ思いました。
まあ、慶應通信の卒論で10万字書きましたから、字数自体はなんてこと無いんですが、1年掛けて準備して1年がかりで書いたあの手間ひまをもう一度やるのかと思うと、気が遠くなりそうでした。

他の趣味は、全く辞めないといけない状況です。
絵本論主体だと、ゼロからでないにしろ、保育面での資料が不足なので、マンガ主体の絵本論にしようかとグラツいています。
(マンガ論、関係ではだいたい集まってますから)

ひと月1回のゼミは埼玉の大宮学習センターであるし、すごく不安です。
修了自体、どうなるか分からない状況です。

また、同年度のゼミ生の方は、7名おられて、学部上がりの方が3名、中には大学で講座を持たれているプロの職業の方もいて、
放送大学院らしい特色がありました。
これは面白そうに思いました。

追記
画像は、千葉の放送大学の建物と、院の面接やらオリエンテーションが行われる図書館です。
プラス昼ご飯をとった近くのショッピングモールの2Fの「すき家」の豚丼たまごかけです。

追追記
先生は、美学・芸術学はプラトン以来2千年の歴史があって、東大文学部もその系譜に連なっている。
もちろん、我がゼミもその伝統に従う!
なんて詩人のように何度もバリトンで語られるので…
何やらゼミというより、北斗神拳2千年の門下生になった気分でした。
(先生!
僕は、凡人なので、一子相伝でなく誰でも学べる南斗聖拳の方で充分なのですが…)

4月26日(土)「通信課題が送られて来ました」
昨日、今学期分3科目の通信課題が送られて来ました。
いつもだと、ささっと五日ほどで書いてしまうのですが、今回はゼミの原稿を15日ぐらいまでに仕上げないといけないので、締め切り前の6月1日ごろ完了を目指します。

5月3日(土)「ゼミの召喚状が送られて来ました」

本日、ゼミの先生からの召喚状が届きました。
僕は、仕事で欠席させていただきますが、4000字レポートも今から書き始めるとなると、なかなか苦しいです。
ゴールデンウィークも、既に4月29日、本日、明日と全日、仕事です。
基本的に、休日が無い状況なので、苦しいです。

なんとか思うところの本、二冊読破済みなので、あと一冊読みかけのものを終了させて。取り組みたいです。

5月19日(月)「ゼミの第一回レポートを出して、科目レポートも郵送しました」
取りあえず、昨日あった第一回ゼミには不参加でしたが、ゼミレポート4000字も11日に送りましたし、科目通信課題レポート三つも郵送完了してます。通信課題レポートは、テキストの読み込みに一週間。レポート執筆に三日間というところでしょうか。
やれやれです。

6月14日(日)「ゼミの第二回レポートは出しましたが、ゼミは不参加」
今日は本当は、第二回ゼミが埼玉大宮で午後開かれます。
僕は諸般の事情により今回も不参加。召喚状は6月初めには来ていまして、提出レポート(8月提出の「研究レポートT」の序論、およびその後のあらましを書け、との指示あり)はちゃんと先週末に提出してますから、それで問題ないんですが。
このひと月1回、何らかの研究の進展が求められるってのは、結構、大変ですね。

章立て方式を、前の慶應通信の卒論で体得しているので、なんとか付いていけますが、初めて本格的な論文を書く人にはかなりしんどくて挫折するのではないかと感じます。
なにせ当ゼミは、目指せ8万字以上ですから。僕は慶應で10万字書いているので、
そのプロセスが想像できるので、頑張れますが。

7月5日(土)「通信課題レポートが戻ってきました」
 「学校臨床社会学」と「人間情報科学とeラーニング」の通信課題が戻ってきました。
一応、A評価合格でした。
「eラーニング」は面白いことに、平成18・19年度の評価内訳が載っていました。
○A(99)、A(398)、B(156)、C(64)、D(0)
よほど下手なものを書かない限り、D評価で不合格は無いということが分かります。
(残り「生涯学習論」は月曜日返却で、B評価でした。)

7月26日(土)「単位認定試験が終了しました」
 昨日、今日と単位認定試験でした。昨日が再試験科目の「比較文化研究」1科目で、今日が今期登録の3科目でした。案の定、3科目受験はきついです。「人間情報科学とeラーニング」が持ち込み可だったので、まだ良かったけど、3科目とも持ち込み不可だと、捨て科目を作らないといけないはめになりそうでした。4科目とも合格ラインは行けたとおもうので、これで22単位修得できたと思います。研究レポートを書かないといけないので、この時期の試験はきついです。来期、もし取るなら1科目にしたいものです。

8月9日(土)「研究レポート1を郵送しました」
 今日、12日必着締め切りの「研究レポート1」を配達記録で郵送しました。
 6日木曜の時点で、3500字ほど、8日金曜で8000字ほどでしたが、昨日で1万2600字を書き上げました。これで1章3節構成の内の、1節(3項)分です。よく頑張ったと思います。何せ、最初が一番書きにくいですね。どうでも書ける。書き方に無限の可能性がある訳ですから。ある程度書くと、方向性が見えてきますから、案外、楽です。
 慶應で卒論、10万字書いてるので、ある程度、書く手順や苦しい頑張りどころが分かっているので、まだ精神的に楽です。これの9倍分、あと書けばいいのですから。

8月25日(月)「昨日が埼玉ゼミでした」
 昨日、埼玉の大宮学習センターでのゼミに参加してきました。この間、送った研究レポート1の講評を先生からいただきました。概ね、この方向性でよいとのお許しを頂きましたので、まずはほっとしております。何せ、マンガや絵本の表現分野に関しては大学のちゃんとし先行論文があるわけではなく、認めてもらえるか危惧しておりました。ともかくも、データと資料を集める日々はまだまだ続きます。

9月16日(火)「試験結果、届きました」
 今日、第1学期の試験結果が届きました。4科目ともすべて合格しました。持ち込み可の「比較文化研究」がC評価で、後は○AとA評価でした。これで修了要件の単位はすべて取ったことになります。
 本当は、さらに美術の専修免許用に後12単位分も取ろうかと思ったんですが、13万円も費用を掛ける価値が無い気がして、今のところ予定をキャンセルしました。
代わりに、大阪芸大の科目履修生を申し込むことにしました。今の絵本や、小説、シナリオに関わる科目で、修論に少しでも役立つのではないか。趣味の更なる起爆剤になるのではないか、と期待してのことです。

10月19日(日)「ゼミ用レポート、送りました」
 先月は適当な参考文献レポートになってしまったゼミ用レポート。この金曜日に送った今月分は、マンガのコマ構造についての技法書のまとめになりました。もろ自分の関心領域のものだったので、まとめていてかなり勉強になりました。やはり、ただ単に読むのと違い、こうして複数の文献を比較するとなると、それだけでずいぶん、勉強になるんだと改めて得心いたしました。

12月21日(日)「今月は12月7日がゼミでした」
 更新が滞ってましたが、先月も原稿を3万字ほど送りましたし、今月も7日に埼玉まで出かけました。もちろん、ちゃんと4000字ほどのレポートも書いて持って行きました。そのレポの内容は認知心理学関係のものをどうマンガやアニメーションと結びつけようかというもので結構、苦労したものでしたが、先生の反応はもう一つでした。それは当たり前で意味がないとまで言われました。どういう作品がいいのかを論じなさいとの指摘を頂きました。
 自分としては、かなり必要なものだと思っていただけに少しショックでした。
 自分の表現論の足場を固めるには、理論的に避けて通れないと思っています。むしろ、一般の研究者が見過ごしている部分だと思っていますので、それなりにまとめる予定です。先生はあくまで芸術学がご専門で、どうしても作品論を僕にやらせたいようですが、在り来たりの作品論的マンガ論や絵本論を書くつもりは一切無いので、ここは先生の意見も踏まえつつ、独自路線を行くつもりです。
 どうなることやら。

7月10日(土)「ただ今、11万9千字ほど完成」
この日記の更新、半年以上、さぼってしまいました。
それだけ忙しくて、2月に提出した「研究レポート2」が3万6千字だったことを思えば、この8月に出す「研究レポート3」が11万9千字だというのは、結構、頑張りました。残すところはまとめの終章だけなのですが、こいつを1-2万字ほど付け加えれば、完成です。それは少し頭を冷やしてから書こうと思うので、じっくり取り組みます。取りあえず7月ゼミでこの前回5月ゼミでの提出分が7万2千字でしたから、11万9千字だと5万字近くの上乗せです。まあ内容が前回慶應通信でやったマンガ論の延長部分なので、少しの手直しでさらさら書けました。
 今月のゼミは仕事で行けませんので、9月11月12月の残り3回のゼミとなります。資料画像のまとめだけで何十時間も掛かるので、それはそれで大変なのですが、なんとかケリは付けたいものです。

10月10日(土)「修士論文の校正」
今、せっせと修士論文のまとめ書き直しおよび書き加えをやっています。
前回のゼミでの先生のご指摘に少しでも叶うように悪戦苦闘中です。
今で、5000字ほど追加です。
前回で14万字でしたから、この調子では後、1万字の追加は確実。下手をしたら16万字になるのでしょうか。

テーマは「表現論から分かるマンガ、絵本における芸術性とは」ですから、それだけで本来、5万字ぐらい書かなきゃいけない論考です。
一応、マンガは『鋼の錬金術師』をメインに取り上げます。
御陰で、今、頭の中では、エドやマスタング、エンヴィーがぐるぐる走り回り、セリフを喋りまくりです。
心配はこれを書いていくと、限りなく、絵本論から離れてマンガ論になっていくんですけど…。

12月5日(土)「修士論文の完成」
修士論文の最終校正と、送付準備がやっと完了しました。
16万字ほどです。一応、先生のアドバイスに従って芸術論にもからめて結論を提示しています。
明日、配達記録か簡易書留で出したいと思います。

12月26日(土)「来月10日に口頭試問」
簡易書留で修士論文の大学到着を9日に確認しています。

口頭試問は1月10日の12時20分集合で、その次の2月or3月にゼミだそうです。
どちらも仕事と重なって、全然ダメな可能性があります。

もう来年4月からの京都造形芸術大学の願書を取り寄せて、必要書類をまとめ始めています。
落ちることを想定してないんですが、口頭試問の出来次第で見切り発車するつもりです。
スクーリングの縛りがあるので、一刻も早く申し込まないと、2年で卒業無理なもので。
1月11日(月)「口頭試問、終わる」
昨日のお昼、12時30分過ぎから口頭試問でした。
担当教員と、副査の方、お二人。
副査の方から(T先生でした)に厳しい指摘を受けました。

・この題では、絵本論では無く、マンガ論になっている。
・構造論にするには、抽象化、論理化の度合いが低い。
・もっと言語学、記号論とぶつかるべきだ。(語ると話すの違いはなにか)
・文献実証論としてはまとまっているが、引用しているレベルが低い。(それは引用文献のレベルが低いからでもあるが、それと同じではなく、そこを自力で突き抜けるべきだ)
・後半は、やや抽象的な言語化を試みているが、文献から借用される抽象化の度合いが低過ぎる。映画論辺りからアプローチしてはどうか、と。

こんなところでしょうか。
ただ先生ご自身も指摘されたおられましたが、絵本を記号論で読み解くのは無理だ。なぜなら、子どもの世界認識を扶けるものであって、記号化されにくいものだから、と。

どれも、成る程と思われることで、今後のよい指針となりました。
ただ、そうした記号論にまで踏み込むと、2年での修了は不可能だろうと正直、思いました。
かつ、その手のやり方では絵本を実制作での論文を考えたい自分としては、全く「違う」ものになってしまうだろうとも感じます。
それは限りなく既存の物語論や文学論に近づいていくアプローチで、それだとやる意味が今の自分としてはなくなってしまうだろうとも予測できました。

それこそ、次に自分が向かおうとしている「文学・文芸」の世界と関わりがあるものでしょうね。
その意味でこれから数年先に記号論や物語論を再び、やる必要性が出てくるのかなという予感も感じています。

その後、担当の先生から修了後は、どうするのかと尋ねられました。
「京都造形芸術大学の通信文芸コースができたので、そこでしばらく実作してから、
東洋大学の通信とかも考えています。
今のところ、院として自分のやりたい方向性の出来るところはありませんので、とお答えしました。

以上、何かの参考になさってください。
2月23日(火)「修了通知書、到着」
今日、修了通知書が速達で送られて来ました。
無事、修了でした。
別に速達の必要はないと思いますが、放送大学は結構この手の重要書類は速達が多い気がします。きっと普通郵便より確実に本人に届くので、トラブル防止にもなるからでしょうね。いい意味での官僚主義だと思います。

三日前の2月20日の成績通知書の時点で、研究指導がマルA合格でしたから、修了は100%確実だったんですが、
こうして正式に決まると、嬉しいものです。

それで、今日、4月からの京都造形芸術大学文芸コースへの再入学願書を送ってきました。
万が一、手続きの不備で修了できなかったら嫌だなと不安を感じずに安心して出せたので、とても気分がいいです。

(これで、放送大学院日記としては、終わりです
ただ、いつの日か、科目履修生として復活するかも知れませんが。)