
郊外に戸建てを購入したのでリノベーションをして暮らしたいというご依頼を頂きました。IKEAのキッチンや海外のインテリアに興味をお持ちだったことから、自然とご相談いただく流れになりました。いただいたイメージ画像はどれも海外テイストで天井が高く開放感のある空間でした。現地調査をさせていただくと床などの経年劣化があり、また現状の濃い茶色の内装を白くしたいとうご要望がありました。水回りが集中し、ご家族が普段よく生活する1階に収納スペースが不足していた為もともとあったキッチンスペースを思い切ってバックヤードに間取変更するリノベーションをご提案させていただきました。おのずと冷蔵庫を置くスペースを見直し見た目もすっきりと使いやすい場所に移動する造作工事も計画させていただきました。バックヤードには、コートをかけれるコンパクトなクローゼットや、日用品のストック、着替えなども収納できるスペースをもうけさせていただきました。またキッチンはご家族の様子を感じながら料理ができる対面のアイランドカウンターにしたいというご要望がありました。その為、広さがどうしても必要になり旧和室の間仕切りを取り払い洋室にし天井を繋げて広いワンルームの考え方で開放感のあるプランができないか構想しながら工事に入らせていただきました。その為、玄関廊下からリビング約20平米、キッチンダイニング、パントリーの床を新しいフローリングで貼り替えほぼ見切りがなくフラットな地続きの空間にすることが出来ました。構造上どうしても触れない壁には天井廻り縁/クラウンやドア付け枠などを留め切り・雛留め加工など装飾を施してお部屋全体のトラディショナルなイメージに調和するように細工しました。ただ広い空間だとセクションにメリハリがなくあいまいな空間になる為、取れない柱も圧迫感の出ないように工夫しお部屋のアクセントとして活かすことを意識しました。IKEAの扉のデザインはいも加工が多いため横に安定感がでる分、上に抜けるようなスタイリッシュ感はやや出にくいと感じています。それらの要素をバランスよく補う為に、今回は既存の窓をどう見せるかということから考えてプランを進めて行きました。そして既存のカーテンボックスを撤去し目線が上に抜けるように天井から吊るすカーテンレールを設計段階からご提案させていただきました。床やアイランドカウンター、腰壁の表面には本物の木材を使用し塗装しているため、どこまでエッジを効かせたディテールにするか全体の内装のイメージに合うように調整しデザインにさせていただきました。腰壁のモールディングのサイズにもこだわり位置を少し下げて天井が高く見えるようにすっきりとした印象にしました。窓枠の出幅もおさえて無骨さもカットするように細部までこだわりました。

〜お部屋全体の内装を白くモールディングで華やかさも演出したい〜
当初からお客様ご自身、内装のイメージが明確におありだったためお話をスムーズに進めさせていただくことができました。無数にある白からお客様のイメージされる白を何度も現場に行き窓から入る光の加減や白っぽい照明がお好みの為、電球色から昼白色まで照明をあて検討させていただきました。白でもタイムレス・ニュートラル・トラディショナルなど黄色・赤・青・緑など様々な色味がある中で今回は、Farrow&Ballの艶をおさえたトラディショナルな白をご提案させていただきました。ただ、お部屋全体を真っ白くしたいという事ではなく、ベースを質感のあるホワイトで整えて生活される中でご自身の今後のライフスタイルの変化に添った色を重ねて楽しんで行ける空間に留めておこうという風に柔軟に考えさせて頂きました。バックヤードに繋がるアプローチの入口にRの垂れ壁を。品がありお部屋全体のアクセントにもなりました。


床はホワイトオークのフローリングをベースにアイランドカウンターを中心に巾木や天井廻り縁、チェアレール、腰壁、モールディング、リビングドア窓枠なども内装のイメージに合わせてFarrow&Ballの共色で統一感を演出させていただきました。壁天井のクロスは、塗装の色とも馴染むような程よくあたたかみのあるタイプのクロスをご提案し採用いただきました。照明も今回は白っぽい方がお好みという事で温白色のダウンライトで照明計画をさせていただきました。

据付のアイランドカウンターも特注でお作りさせて頂きました。アイランドカウンターに4人で囲んでお食事ができるハイカウンターを設計させていただきました。限られたキッチンスペースでお食事ができ通路も確保できる丁度よいサイズのアイランドカウンターです。カウンター両サイドにはコンセントを取付、デスクワークなどにも使って頂けます。キッチンとカップボードはL型導線で使っていただけるように無駄のない設計にしました。お手持ちの炊飯器をベースキャビネットに配置し奥にコンセントもつけさせていただきました。冷蔵庫を置くスペースをどこに計画するかということでお客様とお話しあいもともと和室にあった収納庫を壁にし同じくもともとあった壁を冷蔵庫用に違う角度から解体し造作し直しました。そして冷蔵庫専用のスペースができあがりました。生活感の出やすい冷蔵庫をお部屋の目立たず目線にも入りにくい位置に配置し、且つご家族が冷蔵庫から物を取り出しやすい位置に据えることができました。

キッチン横のバックヤードのアプローチの入口には特注のR壁を〜
以前キッチンのあったスペースはパントリーとして解体し造作でアレンジをしました。浴室〜洗面脱衣所そしてパントリーまで一直線の導線になっています。パントリーの中に入ると天井まで収納できる空間になり隠しておきたいスタンド掃除機もコンセント付きでプランさせていただきました。収納にはPAXなどIKEAのアイテムを最大限に活用しました!








キッチンの基本構造は、Metod。それをアレンジしたセミオーダーキッチンをご採用くださいました。食洗機などの設備はドイツのブランド-BOSCH-にて別発注でカスタマイズ。キッチン天板には、クォーツストーン、カップボードの天板の仕上材は木目がおとなしいオークに。アイランドカウンター上のペンダント照明はルイスポールセンPH3 1/2-3で撮影させていただきました。

偶然立ち寄ってくださった相談会でお会いしたのが最初のご縁でした。持ち合わせていた施工例集を徐にめくりご覧いただきました。すると「すごい!」「こんな風にしたい」「アイランドが良い」と凛とした表情ですぐに共感して頂いたことがとても印象的でした。世界情勢・いろんなショックの真っ最中でしたが、お話がどんどん進んでいき無事お引き渡しをさせて頂く事ができました。お客様の夢を体現させて頂くために、使いやすくおしゃれに暮らすイメージしお住まいの空間に今までの集大成を詰め込んだリノベーションをさせていただきました。お引き渡し後『改めてアテネデザインさんにお願いして良かった』とお言葉をいただきました。こちらこそたくさんのお気遣いとご協力をいただき感謝申し上げます。本当に良い出会いに恵まれましたことをスタッフ一同大変光栄に思います。今後ともどうぞ笑顔に包まれてお過ごしになられることを心より応援させていただきます。ありがとうございました。
D A T E・施工地域 / 京都府京田辺市 ・物件種別 / 戸建て |


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