当初は、キッチンの経年をきっかけにキッチンを中心とした水回りのリフォームをご相談頂きました。そこでまず、キッチンの設備を取替えるのみのリフォームか、生活動線をより良く転換する為のキッチン全体のリノベーションをしていくかという大きな方向性からお話を進めさせていただきました。お客様は、後者の方を選択肢として考えておられました。その為、今のライフスタイルや今後どのように過ごされたいかということををヒアリングさせていただきプランを進めさせていただきました。そして、キッチンスペースと洗面スペースの間取りをご相談させていただき、古くて味がある素材や思い出の柱は残したリノベーションをご提案させていただきました。既存のものと馴染み、また、お持ちの小物や家具と調和するインテリアをイメージとして共有させていただきデザインを一緒に選ばせていただきました。もともとお持ちのものに〜和〜のものが多いと気がつき、それをお伝えして、少しおもしろみのあるインテリアになるような予感をもちつつプランが進んで行きました。初めにお客様にお渡しした、FARROW&BALLのカラーチャートとのタイル。お客様の感性に触れさせていただくアイテムでもあります。お気になられたのは、どちらもブルーグリーンのお色味。FARROW&BALL壁の塗装とタイルを中心に内装デザインがどんどんと決まっていきました。
キッチンは、配膳いらずの作って食べてすぐに洗い物ができるダイニングカウンター兼作業台の造作キッチンに。ベースのキャビネット本体は、IKEAキッチンMETODを使用し、アイランドカウンターの大きな天板は、自社で設計・製作から行いました。無垢の無塗装のウォルナットの色味も独自で調合し塗装させていただいた一点物です。また、耐熱・耐水性のあるクリア、セラウッドファニチャーで吹きつけ塗装で仕上げています。このカウンターの天板は、今回のリノベーションの分岐点となったと言っていいほど思い出の一品です。『食卓は、ウォルナットの木の天板にしたいです。』とお客様のお気持ちを聞かせていただき、IKEAさんでは取扱のない大きめの天板を別手配でオーダーさせていただきました。
縁側のように気軽に腰をかけれるダイニングカウンター。カウンターの下は脚が入れれるように天板が跳ね出す設計にしています。食卓のように4〜5人が囲んで座ることが可能です。
IKEAメトードは収納力が魅力の一つです。大中小の引出しが選べ、お持ちの器もゆったりと納まります。
造作洗面台のタイルもお客様にお選びいただきました。青磁のような色と流れるような美しい印象のタイルも少し和を感じました。
浴室ユニットバスの入替えを期に、お風呂の入口の位置を変更したことで造作洗面の天板のカウンターを伸し、洗濯機の位置も変更できました。
・ユニットバス:LIXIL - リデア
天井高を生かしてトイレの突き当たりには、TECIDO - テシードの輸入壁紙をご提案させていただきました。
リビングの壁は、塗装用の壁紙ラウファーザーで貼り替えをし、その上からFARROW&BALLで塗装をしました。既存の腰壁とFARROW&BALLの塗装そして照明がバランス良くおさまってとてもうれしく思いました。
照明やカウンターチェア、お花などもお任せいただきました。和と相性の良い北欧デンマークの照明やカウンターチェアを採用いただき納品させていただきました。
D A T E・施主様 / n様 ・施工地域 / 大阪府門真市 ・物件種別 / 戸建て ・施工期間 / 約1カ月 |
水回りの老朽化をきっかけに、お部屋全体のリノベーションをお任せ頂きました。ハウスメーカーで新築された戸建てにお住まいだったお客様。設備を新しく必要な機能をセレクトし使いやすい高さにこだわった造作を組み込んだリノベーション。お掃除しやすく暮らしやすい、間取りのご提案も採用いただきました。そして内装デザインは、色や好みの素材をセレクトしておもしろみのあるインテリアに仕上がっています。『リフォーム=白くきれいにする』という考えがスタンダードかなと思われたり、和と洋どちらも好きだけど、どちらか一方のインテリアに統一しないといけないのかなという様々な意見もあります。ただ、今回好きな物を思い切って詰め込んでみよう!それは、味くらべのようにひとつの缶にいろいろな種類のお菓子があってもおもしろいのではないかという思いで、固定概念にとらわれないインテリアにトライさせていただきました。〜本当にありがとうございました〜
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