2006年 パリ短期留学レポート
■ はじめに
昨年に続き今年も行ってきました。パリは前半の3日間は寒く、後半は暑いくらいの気温でした。今度こそお上りさんの範囲を超えてパリを楽しみながら勉強したいと云うのが今回の目標の一つ。今回はクリアーしましたねぇ。本当に楽しい充実した研修でした。そうそうたる経歴を持った参加メンバーから受けた影響の大きかった事! 中にはなんと私のこのHPを見て参加を決断したと云う方もおられて感激しました。ホテルの部屋割りで、私とご一緒していただいたのが芦屋市の石原先生。このツアー9年目のベテランであり、憧れの先生でもありました。今回の研修は石原先生なしでは語れない存在となりました。
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研修の内容
期間:2006年8月28日〜9月4日
授業は昨年と同じ、ポール・デュナン先生の立体裁断です。
1日目:ジャケット
2日目:ドルマンのワンピース
3日目:バイアス使いのドレス
4日目:ドレスの続き ノースリ−ブのピンタックのワンピース
受講認定書授与
夜は打ち上げパーティー
5日目:自由行動
■研修中のできごと
今年は先生のお話を一つも聞き逃すまいと前の方に席を取り、確実なメモを心がけて集中。中身の濃い4日間でした。 今年は昼休み中の研修として「Balenciaga Paris」(バレンシアガ パリス)がルーブルで開かれている最中であり、オートクチュールにこだわり続けたバレンシアガの160点もの作品を見ることが出来たのは幸運でした。パリの街はベテランの先輩の三人(石原先生、坂東さん、加藤さん)に精力的に連れて行ってもらって、いろいろな店を見、食べ歩き、心もお腹もいっぱいになりました。下の嬉しい写真を見てください。その上先輩達は一人で街を歩く事を強く勧てくれ、おかげで少し独り立ちが出来たというわけです。
最後に打ち上げパーティーを昨年に引き続き今年もソフィーさん宅で開いて頂きました。今回は趣向を変えて浴衣パーティーです。数日間の緊張から開放されて皆ハジケました。ソフィーさんもレズバ先生も浴衣を着てはしゃぐ楽しい一時でした。会場の用意をして下さった留学生の皆さん、研修中通訳をして下さった明子さん、弘美さん、有難うございました。
5日目フリーの日、イタリア観光に行くメンバーを送り出していよいよ独り。モンマントルの丘、オランジェリー美術館(モネの水蓮で有名)観光、ショッピングを楽しみました。4月からサンディカルに留学中のエリちゃんが案内してくれました。娘のようなエリちゃんは可愛くて21歳とは思えない気配りのできる素敵な子で、二人ではしゃいで歩きまわった時間は忘れられない思い出となりました。夜、偶然誘っていただいたゴスペルショーはダイナミックで繊細で、最後の最後まで楽しめたパリでした。
6日目は一人、アムステルダム経由で日本に帰らねばなりません。今回私のツキはまだありました。アムステルダムから乗った飛行機の隣席の青年はなんと同じ町内の人である事がわかったのです。退屈することなく家まで帰れた事は云うまでもありません。
後日研究会の仲間にパリ報告として実技をデモンストレーションし、皆も実習しました。その成果は私自身に一番返ってきた実感があり、本当に充実したパリ研修でした。
森川洋裁教室 森川とし子
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