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定勝寺 |
長野県木曽郡大桑村須原の旧中仙道沿いにある浄戒山・定勝寺。天正二年(1574)二月十日からの仏殿等の修理の際の振る舞いや寄進に関する書き留めの中に「徳利一ツ、ソハフクロ一ツ 千淡内」および「振舞ソハキリ 金永」が見いだされ、史料に登場する「そば切り」の初見となった。「番匠作事日記」。嘉慶年間(1387〜89)の創建時は木曽川辺りに建てられていて、文安5年(1448)と文禄4年(1595)の木曽川氾濫で二度にわたって倒壊(流損)している。その後、川辺りから木曽義在公館跡であった現在の場所へ慶長3年(1598)に移建されている。問題の「振舞ソハキリ」はこの二度目の洪水流損のほぼ20年前の川べりでのことであった。 |
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