第2回サマーコンサート
平成13年 7月 1日 ひこね市文化プラザ グランドホール 指揮 加藤莞二 R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき 冒頭 J.シュトラウス: 美しく青きドナウ ロシア民謡によるオーケストラってなに? (伊丹シティフィルオリジナル) シベリウス:交響曲第2番ニ長調op.43 |
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指揮者 加藤莞爾先生のプロフィール 大阪音楽大学器楽専攻科卒業。 関西ニ期会や関西歌劇団において、朝比奈隆、小泉和裕、手塚幸紀氏等らのアシスタントを勤め研鑚を積む。ルーマニアで行なわれた「第2回ディヌ・ニクレス ク国際指揮者コンクール」において、入賞、審査員特別賞を受賞。翌年兵庫県新進芸術家奨励賞、伍丹市芸術化協会新人賞をそれぞれ受賞。現在:伍丹シティ フィルハーモニ—管弦楽団音楽監督 大阪音楽大学非常勤講師 、クレフ室内管弦楽団主宰
一楽章のビオラの細い音符。爪で触ってあげるイメージで、もうちょっとしっかりした音を出す。それから、 難しいところは、難しそうな顔をして弾かないで下さい。 ppでも緊張感のあるppに。弓の幅を小さく使って。 ダイナミックの変化によってのアピールがもっとないと!客席のお客さんに伝わるように。 ピッチのふぞろいはダメ。ふだんからしっかりしたチューニングしてから練習しましょう。正しいピッチで、一番響く状態を作り、耳も鍛えておこう。 自分はこれで正しいと思っていても、周りの人のアドバイスも聞くようにして下さい。 中のアンサンブルをきちっと。やり直してからできるのではダメ。 うーん、難しいね。もっと自信をもってできるようにね。 そこは完全なチェンバーアンサンブルでできるようにね。 遅く弾けないものは、早く弾けない。それは、早く弾けると錯覚しているだけ。一日メトロノーム一目盛りあげて行ったら、演奏会までにはprestoで弾けるようになるよ。 数えて、プロでもちゃんと数えてます。 高い音の時のビブラートは、小さく早くして。 4楽章のテーマを、もっとテヌートに、音に粘りを持たせて。テーマの裏拍を感じて、そうすると推進力が失われない。長い音符をひく時は細かく数えてないと。 6/24 ちょっとミス多すぎるよ。本番来週。。。もうみんな、譜面にかじりついていちゃ意味ないよ。 最初のトレモロはもっと弓先で、スルタストで。 最初はもっとピアノで、だんだんもりあがって。 ワルツの二拍目は、なんぼ何でもちょっと前に。ティンパニーは押さえすぎないように、もっとはじけるような音色で。三拍目まで強くしないで。ワルツでは、打楽器とホルンのそこが一番難しい。 アクセントのあるところと、ないところをはっきり区別して、もっと歌をうたおう。 笑いをとるのはOKなんだけれど、音はずしたら洒落にならないからね。 今の一回で決めて、やり直したら誰でもできるよ。チケットが売れ過ぎて、ゲネプロが公開になって、2回公演にならない限り、本番は一回だけです。 ホールでは出来るだけかたまって。聞いてしまうと、一瞬ずれてしまうこともありますから。そういうときはちゃんと振りますからみて下さい。 第2回サマーコンサートを終えて 加藤先生の温かく、しかし、厳しい練習のかいあって、本番はとても熱演になりました。反応の悪いオケを、最後まで諦めずに熱心にふってもらって、一歩づつですが、オケが鳴るようになったと思います。お客さまの入りは今一つでしたが、とても温かい声援を受けて、印象に残る演奏会になりました。御来場いただいたかたがたに厚くお礼申し上げます。 |