TOP 賛否両論 試行錯誤 右往左往 七転八倒 十人十色 一期一会 このサイトについて プロフィール

ココア求肥でチョコ生クリーム大福!  登録日2011/12/06
 
  プレーン、抹茶、コーヒーときたら、次はチョコレートですよね!
ココアをペーストにして混ぜ込むあたり、抹茶求肥と共通点もあるのですが、抹茶のように加熱しても変色しない分、ココアの取り扱いはラクです。
子どもに大人気のチョコレート味♪
求肥としていただくだけでも十分楽しめるので是非お試しください!!


◎◎◎ ココア求肥でチョコ生クリーム大福 ◎◎◎

 ココア求肥  30gの餅生地約8個分
材料 我が家で使用している材料詳細
  白玉粉  40g    今回使用したのはこちらの商品
  牛乳  45g    近所のスーパーで購入した普通の牛乳
         
  もち粉  60g    今回使用したのはこちらの商品
         
グラニュー糖  50g    スプーン印のグラニュー糖
トレハロース  10g    今回使用したのはこちらの商品
 小さじ1/8    今回使用したのは仙酔島産感謝の塩
牛乳 140g    近所のスーパーで購入した普通の牛乳
         
  ココアパウダー  5g    今回使用したのはヴァンホーテン・ココア
         
  イタリアンメレンゲ  21g    作り方はこちら
         
   8個分    中餡用ガナッシュクリーム約18gで中餡を作る
  片栗粉  適量    今回使用したのはこちらの商品
  ココアパウダー  適量    仕上げ用/今回使用したのはヴァンホーテン・ココア

 1.まずは下準備から
 
大福作りは加熱を始めたらスピードが命になりますので、材料や器具は全てそろえてから作業に取り掛かります。

左写真には写っていませんが、こしあんや(今回の場合はガナッシュクリーム)餅生地を扱うにあたり、「お手ふき」は必須です。
清潔な濡れ布巾を用意してから作業に取り掛かりましょう。
 大福生地の材料
作り始めたらスピードが命です
大福作りでは特に
事前に全ての材料を用意するようにしましょう

 大福作りに使用する主な道具
道具についての詳しい解説は
目指せ!プロ級の仕上がり?!
大福作りに便利な道具

を参照してください




 2.牛乳シロップを作ります
 
小鍋に◎の材料(グラニュー糖・トレハロース・塩・牛乳)を入れ、弱火にかけます。

これはトレハロースや塩など使用量の少ない材料を生地に均一に混ぜ込むためです。
今回は牛乳を使っているので沸騰直前で火を止めます。
(沸騰させると牛乳中のたんぱく質が凝固して分離してしまいます。)
しっかりと牛乳が温まったら、砂糖などの溶け残りが無いようにしっかり混ぜて溶かします。

砂糖が溶けたことを確認したら、火を止め、牛乳シロップが熱いうちにココアペーストを作っておきます。
大さじ2杯程度で程よい硬さになると思いますので、ダマのない滑らかなペーストを作ります。
残った牛乳シロップは、なべ底を氷水等にあててしっかりと冷ましておきましょう。
(十分に冷めていないシロップ液ともち粉を混ぜると、もち粉がダマになります。)

 上の材料写真では
材料を分けて計量していましたが
グラニュー糖・トレハロース・塩・水
(今回は牛乳)は
すぐに混ぜて火にかけるので
鍋に入れつつ計量する方が速いです

 小鍋に◎の材料を入れ
弱火にかけます
しっかり混ぜて煮溶かさないと
沸騰していても
砂糖が溶け残ることがあります
今回は牛乳を使っているので
沸騰直前で火を止めますが
その分しっかりと内容物を溶かすこと!

ココアを牛乳シロップで溶いて
ココアペーストを作っておきます
熱いうちだとわりと簡単に溶けますので
ダマのない滑らかなペーストを作っておきます
大体大さじ2程度で
程よいペーストになると思います

 残った牛乳シロップは
もち粉と混ぜますので
なべ底を氷水につけて
荒熱を取っておきます




 3.生地を作っていきます
 

 
40gの白玉粉に45gの牛乳を加えます
白玉粉の質にもよりますが
大体同量の水分で程よいペースト状になり
楽にダマをつぶせるようになります
初めのうちはぱさぱさしていて
少し水分が足りない感じに見えますが・・・


次第にしっとりとしたツヤのある
まとまった生地になります
白玉粉はダマが多いので
ヘラで押さえつけるようにすり混ぜつつ
しっかりと練り
ダマを無くしておきます


この白玉粉のボウルに
作業2で作ったココアペーストを加えます


どちらも粉気はなくなっているはずなので
すぐに混ざり
滑らかなで均一なココア生地が
出来上がると思います


別のボールにはもち粉を用意し
荒熱の取れた牛乳シロップを
大さじ2ずつくらい
少しずつ加えていきます

少しずつシロップを加えては混ぜて・・・
を繰り返します



 
シロップを全て加えました


最後に白玉粉のココア生地と
もち粉の生地を合わせます


生地の硬さが均一になるように
しっかりと混ぜ併せて
下準備の完了です


まずは白玉粉に分量の牛乳を加えます。
白玉粉の品質にもよりますが、大体同量程度の水分で練りごまのようなペースト状になるはずです。
ここでしっかりと練ってダマや小さなツブを潰しておきましょう。
今回はここへ、作業2で作ったココアペーストを加えておきます。
白玉粉生地とココアペーストをしっかりと混ぜて、均一なココア白玉粉生地を作ります。

別のボールにもち粉を用意し、同じく作業2で作った牛乳シロップを大さじ2ずつくらい、少しずつ加えていきます。
なるべくダマにならないように混ぜていきますが、途中で塊が出来てしまっても練っていくうちにきれいになじんでくるはずです。
シロップの全量を加え、大きなダマが無い状態までもち粉と合わせたら、最後にココア白玉生地ともち粉生地を併せます。

全体がムラなく混ざったら生地の出来上がり。
ココア生地の場合も混ぜ終わった生地はしゃばしゃばで、クレープ生地に近い感じのゆるさです。
白玉粉の時点で丁寧に練ったつもりでも意外にダマが残っていたりしますが、この後に加熱や練りを繰り返すうちにある程度は消えていくのであまり神経質になる必要はないと思います。

ボールの周りに余分な生地が付いた場合はスパチュラで丁寧にぬぐい、その後電子レンジにかけます。
ここでボールの周りにはみ出した生地がついていると、そこだけ集中して加熱され、餅生地にムラが出来るモトになるので注意してください。

 
さて、この後加熱に入りますが、加熱が始まると時間的にはあまり余裕がなくなります。
電子レンジにかける前に以下の点について準備が出来ているか確認した上でレンジのスイッチを入れましょう。

  1. 分量のイタリアンメレンゲの用意はできているか
  2. 生地を取る下準備は出来ているか(作業8を参照)
    (トレイや容器のセット・片栗粉の準備・湯を沸かして保温等)
  3. キッチンスケール・刷毛・お手拭きは用意できているか

以上3点です。


 4.はじめに全体の生地温度を少し上げておきます(電子レンジ1回目・予備加熱)
 
まずは600wで30秒
加熱します
うちではラップ等はかけていませんが
機種によっては必要な場合もあると思います


予備加熱が終了
見た目に変化はありませんが
生地の温度を均一にするため
スパチュラで全体をかき回しておきます




ココア生地は、これまでの生地と違い、ココアパウダーが入る分水分量が増えています。
そこで、全体量が増えた生地の過熱ムラを避けるため本番のレンジ過熱にはいる前に予備加熱をしておきます。
まずは出来上がった生地を電子レンジ600wで30秒加熱。(500wでは40秒程度)
生地にほとんど変化はないですがほんのり温まる程度まで、一度軽く加熱をして全体をかき混ぜ、生地の温度ムラを無くしておきます。

なお、我が家の電子レンジは基本的にラップ不要の機種なので毎回ラップは無しで加熱していますが、ラップするかしないかはご家庭のレンジに合わせてください。

 


 5.生地を本加熱していきます(電子レンジ2回目・本加熱1回目)
 
次に600wで1分30秒
本加熱に入ります


加熱が終わった直後
色が変わっているところは
すっかり餅になっている部分です


ボールの底に
スパチュラを押し当てるようにして
全体をしっかり練り合わせ
ムラやダマを無くしていきます


全体が均一な生地になったらOK
スパチュラについた生地も
しっかり取って生地に戻し
みたびレンジ加熱です

予備加熱した生地を電子レンジ600wで1分30秒加熱します。(500wでは2分弱)

加熱具合はレンジの機種によって違いがあるようですが、大福生地作りでよく言われるのは餅生地が少し膨らんできたら取り出して混ぜるタイミングだということです。
ただ、うちの機種もそうですが、中がよく見えない場合もあるので目安として時間を参考にしてみてください。
本加熱1回目の加熱の具合は生地の1/4くらいが透き通った餅生地になっている程度です。

本加熱後は速やかに取り出し、スパチュラで練り上げていきます。
本加熱1回目後は、まだ生地も柔らかいので練るのにそれほど力はかかりません。
透き通った餅になっている部分と水っぽい(粉っぽい?)部分をしっかり練り合わせて、全体がムラのない状態にしていきます。
あまり時間をかけて丁寧にやりすぎると餅生地が冷えてしまうので、手早く行ってください。
私が計ってみたところ、大体どの工程でも2分以内の練りであれば問題なく次の作業に進めます。
練り方についての詳しい写真をこちらに用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪

均一に練りあがったら、先ほどと同じように周りの生地をぬぐい、再び加熱します。

 


 6.みたび加熱し、イタリアンメレンゲを加えます(電子レンジ3回目・本加熱2回目)
 
もう一度1分30秒加熱


少し焦げたような色の部分が
加熱されて餅になった部分です


取り出した生地に
イタリアンメレンゲを加えます


こちらはプレーンな生地の様子

生地を均一に捏ね上げつつ
イタリアンメレンゲを練りこんでいきます


同様にプレーンな生地の様子

初めは生地がつるつる逃げて
やりにくいですが
だんだんなじんできます


プレーンな生地の様子

底に押し付けつつダマをつぶして
練り上げていきます


本加熱2回目も本加熱1回目と同様、600wで1分30秒加熱します。
加熱後、生地を取り出しイタリアンメレンゲを加えます。
初めのうちは生地が逃げて混ぜにくいですが、程無くひとかたまりになってくるはずです。
メレンゲを加えて後は更に粘り気が増し、練るのも一苦労・・・夏場は汗だく覚悟です。
この回の練りが一番力を使う気がします。

全体がムラなく混ざったら最後にもう一度レンジにかけます。



 7.もう一度加熱し、仕上げの練りを行います(電子レンジ4回目・本加熱3回目)
 


最後に600w1分
電子レンジにかけます


写真ではすこし縮んで見えますが
加熱直後は
全体が膨張して
蒸しパンのようにフカフカになっています


こちらはコーヒー求肥の様子

生地を回転させながら
全体をムラ無く練っていきます
全体が均一になったら
練りあがりです

最後の加熱は電子レンジ600wで1分(500wの場合は1分15秒程度)。
加熱終了直後の生地は蒸しパンのようにふかふかです。
ココア入り大福生地の場合は、全体が更に均一になるように練り上げて生地の完成です。


 8.餅切り作業の下準備
 
大福生地が出来上がるまでに、出来た餅を処理する道具をセットしておきます。
用意する道具ですが、包餡に多少時間がかかっても最後まできれいに包めるように工夫をしてみました。

餅生地が包餡出来難くなる条件は、餅生地の温度低下と乾燥です。
プレーンな今回の生地では作業しづらくなるほど餅の温度が下がってしまうことはほとんどありませんが、乾燥には気をつけないとうまく包めなくなってしまいます。
その対策として、切り分けた餅をフタ付き容器に一時保管しています。

餅を取り出すトレイの上にはクッキングペーパーを敷き、粉ふるいでたっぷりと片栗粉をふっておきます。
このクッキングペーパーは手前から奥に向かって谷折りで折り目をつけてあります。(理由は作業8に関係します)
フタ付き容器にも同様に、少し多めに片栗粉をふっておきます。

もう少し詳しい準備の仕方とその理由についてはこちらに写真を用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪

重ねて言いますが、この作業は大福生地が出来上がる前には済ませておいて下さい。

 餅を取り出すバットと
切り分けた餅を一時保存しておく
フタ付き容器を用意しておきます

 餅取り用のトレイの上には
クッキングペーパーなどの紙を置き
その上に片栗粉を敷いておきます
フタ付き容器にも同様に
片栗粉を敷いておきます

この他に
刷毛、キッチンスケールなどを用意して
準備万端です


寒い時期にはバットを2枚用意し
それぞれに熱湯を注ぎ入れ
その上に餅を取るトレイ
切った餅を一時保管するフタ付き容器を置き
保温しておくと、生地の冷えを防げます
※注!コンロの上においてありますが
火をつけるわけではありません!!




 9.餅を取り出します
 
 
 こちらはコーヒー求肥の様子

出来上がった餅生地を
用意しておいたオーブンペーパーの上に
取り出します


 同じくコーヒー求肥の様子

なるべく小さなひとかたまりになるように
同じ場所に生地を落とし
刷毛で餅の側面に少し粉をつけ
クッキングペーパーに
くっつかないようにしておきます
同時に余分な粉を折り目に集めておきます


 コーヒー求肥の様子

左右のクッキングペーパーを持ち上げ
餅を半分に折りたたみます
この時余分な片栗粉が
餅生地の中に入り込まないようにした方が
出来上がりがきれいです

中の餅の様子を伺いつつ半分に折り込んで
厚みのある塊を作りそれを横に倒します
クッキングペーパーを開くと
餅生地が半分に折りたたまれ
周りに片栗粉がまぶされた状態になっています


刷毛で片栗粉を軽く払い
次の作業に進みます



牛乳で練った生地は下準備ナシでも
プラスチック容器からの生地離れが
とても良いです
後片付けもカンタン!
これは牛乳に含まれる
乳脂肪分のおかげだと思います

片栗粉をふったクッキングペーパーの上に練りあがった餅生地を取り出します。
このときなるべく小さなひとかたまりになるように、同じ場所に流し込むように、生地を落とします。
ボールに付いた生地やスケッパーなどでぬぐった残り生地は塊の真ん中あたりに乗せるように置いていきます。
大福生地はとても柔らかくべたーっと広がりやすいのですが、なるべくこじんまりとした塊として扱ったほうがこの後、分量ごとに生地を取り分ける際にきれいなお餅を作ることが出来ます。

次に取り出した餅生地を半分に折って塊の高さを増やします。
本来は指で餅生地の端を引っ掛けるように持って、両手で半分に折り込むのですが、やわらかい生地ではこれが非常に難しい作業になります。
そこで考えたのが、クッキングペーパーで折り込んじゃおうという方法です。これなら失敗知らず♪
作業手順は上の写真のとおりですが、気をつけるべき点は、半分に折るときに片栗粉を巻き込まないように注意するところです。
生地に片栗粉の白い塊が入り込むと変な色ムラ出来て見た目が悪くなってしまいます。
味にはさほど影響ありませんが、今回のように仕上げにパウダーなどをまぶさない場合はごまかしがきかないので気をつけるに越したことはありません。

二つに折り込んだ生地を横に倒すと、塊の厚みが増し、全体に片栗粉がまぶされた状態になります。
余分な片栗粉を軽くはらって次の作業に進みます。


 10.生地を分量に切り分けます
 
こちらはプレーンな生地の様子

生地の端のほうを親指と人差し指でつまみ
丸い形を作ります

こちらはコーヒー求肥の様子

くびれの部分をスケッパーで押し切ります
この時スケッパーには
たっぷり片栗粉をまぶしておき
餅生地がくっつかないようにしておきます
切り取った餅の切り口にも
すぐに片栗粉をまぶしておきます

今回は9個の生地を取りました
最大で10個は取れると思いますが
最後の方の大福の生地は
ちょっとキビシイ塊になりがちです

生地が乾燥しないように
すぐにフタをして次の作業にかかります


餅と餡の分量はお好みでいかようにもアレンジ可能ですが、今回は餅生地30g強にガナッシュ18gを中餡として包んでみます。

餅生地はひとつずつ計量しながら同じ大きさに切り分ける方が、仕上がりの大きさが揃ってきれいです。

切り取り方は色々あると思いますが、一番きれいな塊を取れるのは餅をねじ切る方法です。
親指と人差し指で輪っかを作り、餅生地のきれいな面を狙って指を当て、そこから餅の塊を搾り出すように適量つかんで、指を締め上げねじ切ります。
ただ、柔らかく粘りのある生地では言うほど簡単にはいかないので、私は指先である程度丸い形を作り、スケッパーで切り取っています。

餅の重量ですが、慣れればだいたいいつも同じくらいの重量で切り分けられるようになると思います。
1〜2gの誤差であれば仕上がりの見た目にさほど影響はありませんが、同じ大きさにこだわる場合には少し大きめに切り取ってから、スケッパーで越えた重量分を切り取る方法がオススメです。
足りない場合には生地の内側(餡側)に付け足した生地片を巻き込むことが可能ですが、あまりいじりすぎると生地も冷めますし、きれいに包餡出来なくなることもあるので、初めのうちはあまり神経質に重量にこだわらない方がいいかもしれません。
良い状態の餅生地を得るためには作業6の最後のレンジ加熱からこの餅切り作業までを手早く行ってください。
この時点で餅の温度が下がっていなければ、後の包餡は時間をかけて丁寧に行うことが出来ます。



 11.包餡していきます
 
ガナッシュのように生クリームベースの餡は
非常に溶けやすいです
出来れば、面倒でも1個ずつ
冷凍庫から取り出しつつ
作業を進めたほうがやりやすいです
今回の中餡はシリコン型で作っています

こちらはプレーンな生地の様子

中餡を乗せる側の打ち粉は
しっかりと掃っておきます

こちらはコーヒー求肥の様子

どちらか餅の表面がきれいな方を外側にして
内側に餡を乗せます


コーヒー求肥の様子

餡の周りに餅をかぶせ
足りない部分は餅の外側を押し伸ばします
餅の表面を指の腹で押さえて
滑らすよう動かすと餅生地は簡単に伸びます


コーヒー求肥の様子

穴が小さくなってきたら
餅同士をつまんで閉じていきます


コーヒー求肥の様子

しっかりと閉じこんで完成です
隙間が開いていると
生クリームが溶け出してくるので
ご用心!!

餅生地を分量に切り取ったら、次は包餡です。
餅が包みにくくなるのは生地の温度低下と乾燥が原因です。
餅生地をフタ付きのタッパーに保存し、容器ごと保温してある状態であれば、割と長い間、包餡のしやすい良い状態が保てるので、ここまできたらそんなに急ぐ必要はありません。
あせらず丁寧に包んでいきましょう。

包み方にも色々ありますが、一例が上の写真です。
この包み方についての詳細やその他の方法についてはこちらに写真を用意してみましたので、興味のある方は是非どうぞ♪

また、以下のサイトでは動画で餅生地の取り分けや包餡作業を確認できますのでとても参考になります。
 → ひろこ先生のスイーツレシピ いちご大福と豆大福のレシピ

出来立ての大福はやわらかいので包み終えたら一度冷蔵庫に入れて1時間程度休ませます。
冷凍保存をするなら、休ませた後に少し形を整えてから冷凍庫に移動するとよいと思います。

残り生地の活用方はこちらですこしずつご紹介しています。


 12.ココアパウダーで仕上げをしていきます
 

 
こちらは抹茶生地大福の様子 

出来上がった大福の片栗粉を
出来るだけ払い落とします


 以下はコーヒー求肥の様子ですが
チョコレート求肥の場合も
仕上げの要領は同じです

水でぬらした刷毛で大福の周りの片栗粉を
洗い落としていきます
底の方の片栗粉まで取ってしまうと
トレイにくっついてしまうので要注意!
大福の周りの片栗粉をぬぐったら
1〜2分放置します


ボールなどにココアパウダーを入れておきます
手でそっと大福を持ち上げ
パウダーの上を転がしながら
まぶしていきます


この状態ではパウダーが付き過ぎているので
一度やわらかい刷毛で周りを払います


とりあえずココアパウダーを
まぶしたところ


仕上げに
ココアパウダーをふりかけていきます
茶漉しなどを使って
フンワリとかけていくのがミソ!


大福に仕上げをしていきます。
包餡後の大福の周りには片栗粉がたっぷりついているので、まずはそれを多少コシのある刷毛で払っていきます。
次に水にぬらしたやわらかい刷毛で粉をぬぐいます。
このとき大福の底の部分に水分が付かないように注意してください。
底がぬれると餅生地が粘ついて、トレイから外れなくなったりします。
時々刷毛を水洗いしつつ、全ての大福の粉を洗い落としたら、そのまま1〜2分休ませて少し乾かします。

ボウルなどに適量のココアパウダーを用意し、そこへ大福を入れて周りにパウダーをまぶします。
大福を転がすように軽く押し付けてパウダーを付けますが、案外やわらかいので優しく扱ってください。

ここからは個人の好みの問題ですが、ココアパウダーは黄な粉のおはぎみたいにどっさりこびり付いているよりは、フンワリとパウダーでかかっている方が見た目もよいですし、食べた感触ももっさりしていなくてよいと思います。
ココアパウダーをまぶし終えた時点では、結構な量のパウダーが付いてしまっているので、私はこれを一度やわらかい刷毛で払い落とし、その後茶漉しを通して改めてココアパウダーを振り掛けました。

これについてはお好みでどのようにもアレンジ可能だと思います。



 13.完成〜♪
 
出来上がりました!

日持ちの目安は作ったその日も含め冷蔵庫で2日間です。
プレーンなものよりも若干餅が固くなるのが早く、上記期間以降は徐々に餅が固くなり食感が悪くなります。

冷凍は仕上げのパウダーを振った完成後の状態でも、パウダーを振る前の状態でもお好みでしておくことが可能ですが、個人的には仕上げ前の状態で冷凍しておき、解凍後にパウダーを振るほうが見ため的にも風味的にもより良く仕上がると思っています。
冷凍での保存期間は1ヶ月くらいが目安だとおもいます。
できました!!
仕上げにココアパウダーを振るので
少々形がいびつでもごまかしが利きます♪



硬めのガナッシュを入れて
ちょっと小さめサイズを作ってみました
これをレンジで温めていただくと
フォンダン・餅・ショコラです♪


 作業手順を箇条書きにすると以下のとおりになります。
  1. ◎の材料を鍋に入れて煮立て、牛乳シロップを作る
  2. 牛乳シロップが熱いうちに、シロップ大さじ2でココアを溶かし、ココアペーストを作る
  3. 白玉粉を分量の牛乳で練る
  4. よく練った白玉粉にココアペーストを加える
  5. もち粉に牛乳シロップを大さじ2ずつ加え混ぜていく
  6. ココア白玉粉と牛乳シロップを全て加えたもち粉を合わせてよく混ぜる
  7. 電子レンジ600wで30秒、予備加熱をし、全体をかき混ぜておく(電子レンジ1回目・予備加熱)
  8. 電子レンジ600wで1分30秒加熱する(電子レンジ2回目・本加熱1回目)
  9. 取り出してダマがなくなるまでしっかり練り、もう一度電子レンジ600wで1分30秒加熱する(電子レンジ3回目・本加熱2回目)
  10. 取り出してイタリアンメレンゲを加え、ダマがなくなるまで練り、今度は600wで1分加熱する(電子レンジ4回目・本加熱3回目)
  11. 取り出して、仕上げに均一な餅生地になるよう練り上げる
  12. 餅を片栗粉の上に取り出し、二つ折りにする
  13. 分量の餅に切り分ける
  14. 包餡する
  15. 冷蔵庫で1時間程度休ませる
  16. ココアパウダーで仕上げする

長々と作業の指示があって大変そうに見えるかもしれませんが、下準備が整っていれば、生地を練り始めてから包み終えるまでの作業時間は1時間程度です。
作り方は、慣れれば意外に簡単で、とっても重宝するレシピですので是非作ってみてください!!

求肥に使用するココアの分量ですが、他の配合を変えず、お好みで10g程度まで増やせます。
ココアの量が増えれば求肥自体のチョコレート風味は強くなりますが、餅生地が若干硬くなり伸びも悪くなる気がしますし、冷蔵保存で美味しくいただける期間も更に短くなる気がします。
これらははあくまで個人的な感想なのですが・・・。
ちなみに、上の調理写真は10gで作っていた頃にとったものが中心です。
最終的にココアパウダーをまぶすのであれば、餅生地自体のココア風味はさほど関係がなく、むしろ食感を重視した方がいい気がしたので最近では5gに減らして作っています。

また、中に入れる餡ですが、今回はガナッシュにホイップした生クリームを加えたガナッシュクリームを入れてみました。
ガナッシュのみでは、冷やしたときに中身が硬くなりすぎてバランスが悪かったので、生クリームを加えて柔らかくしてあります。
ガナッシュとホイップクリームのバランスですが、色々試した結果個人的にはこちらの配合が柔らかさや味加減で一番大福向きな気がしています。

ただ、そのまま頂くには少々歯ごたえのありすぎるガナッシュ大福でしたが、サイズを小さめに作ると、食感が面白いトリュフみたいで、それはそれでアリな感じではありました。
また、このガナッシュ大福を500w30秒ほどの電子レンジにかけると、全体がとろけてフォンダン餅ショコラ(?)になります。
これも新しい味で結構美味しかったです。
是非お試しを!

このレシピはクックパッドにも投稿しています。
レシピの印刷にはこちら↓が便利です。
Cpicon ココア求肥でチョコレート大福♪



ポイント&雑感



   この他の大福作りレシピ 
    基本の求肥で生クリーム大福
    絶品!!いちご大福♪
    抹茶生クリーム大福
    コーヒー求肥でキャラメルマキアート風生クリーム大福
    ココア求肥でチョコ生クリーム大福
    「大福作り」を思考する
    餡子作りを極める
    大福作りに便利な道具
    生クリーム大福作りの詳細な手順
       



このページのトップへ その他のレシピページへ ホームページTOPへ

   copyright©2011 MAIKO all rights reserved.