Grep ダイアログボックスは、各種の検索条件を指定して、ファイルから検索する時に 表示します。次に、このボックス内の各項目について説明します。
ここには、検索したい文字列を入力します。 これは、「検索ダイアログボックス」の「検索文字列」と同じです。但し、 ドロップダウンリストの履歴から設定されるのは、 「検索文字列」と「検索モード」です。
このボタンを押すと、あらかじめ登録されている検索文字列の一覧が表示されます。 これは、「検索ダイアログボックス」の「検索文字列の入力リスト」と同じです。但し、 入力リスト選択時に設定されるのは、「検索文字列」と「検索モード」です。
ここには、検索対象のファイル名を入力します。このファイル名には、ワイルドカードが 使えます。複数のファイル名を指定する時は、各ファイル名を、 半角の空白、コンマ、セミコロンのどれかで区切ります。なお、ファイル名に 半角の空白が含まれる場合、そのファイル名を二重引用符で囲う必要があります。
このコンボボックスには、便宜のため、あらかじめ、前回と同じ文字列が入るように なっています。
ドロップダウンリストボタンを押すと、今までに入力した検索ファイルの一覧が 表示されます。このうちの1つを選ぶと、それが「検索ファイル」に入力されます。 また、それと同時に、その時の「文字コード系」も再現されます。 但し、それは、環境設定の「検索/ジャンプ」→「検索条件」の「入力履歴の取り出しに連動するモード」のうちの「Grep モード」が ON になっている 場合に限ります。ちなみに、初期環境では、ON になっています。
検索ファイルの文字列は、最低1字以上入力する必要があります。 また、最大は 260 字(半角単位)までです。
≪注意事項≫
ここで指定されたワイルドカードは、OS提供の関数によって、そのファイルリストが
生成されます。その際に、いわゆる「長いファイル名」だけでなく、
「短いファイル名(8.3形式)」でも、 比較されるため、例えば、
ワイルドカードの *.htm は、*.html のファイルにも一致します。そのため、
この「検索ファイル」に「*.htm, *.html」と設定して、Grep を行なうと、
*.htm のファイルでも、*.html のファイルでも、この両方のワイルドカードに
一致するので、同じファイルが2回検索されてしまうことになります。
このボタンを押すと、あらかじめ登録されている検索ファイルの一覧が表示されます。 この詳細は、「Grep ファイルの入力リスト」で説明します。
ここには、検索対象のフォルダのパス名を入力します。このパス名は、絶対パス (フルパス)でも、相対パスでも構いませんが、相対パスの場合、カレントパスが 基準になります。ここでは、複数のパスは指定できません。なお、便宜のため、 ここには、あらかじめ、現編集ファイルのフォルダのフルパス名が入力されています。
また、ここには、次のような特殊な用語を入力することもできます。
<< 現編集フォルダ >>
<< 現プロジェクトノード内 >>
<< 現プロジェクト内 >>
<< 全プロジェクト内 >>
<< クリップボードのファイルリスト >>
<< 現編集テキストのファイルリスト >>
これらについては、「特殊な Grep」で説明しています。
なお、これらの用語は、「Grep フォルダの入力リスト」に
入っているので、キーボードから打ち込む必要はありません。
ドロップダウンリストボタンを押すと、今までに入力した検索フォルダの一覧が 表示されます。このうちの1つを選ぶと、それが「検索フォルダ」に入力されます。 また、それと同時に、その時の「Grep モード」の各チェックボックスの ON/OFF 状態も再現されます。但し、それは、 環境設定の「検索/ジャンプ」→「検索条件」の「入力履歴の取り出しに連動するモード」のうちの「Grep モード」が ON になっている場合に限ります。ちなみに、初期環境では、ON になっています。
検索フォルダの文字列は、最低1字以上入力する必要があります。 また、最大は 260 字(半角単位)までです。
このボタンを押すと、あらかじめ登録されている検索フォルダの一覧が表示されます。 この詳細は、「Grep フォルダの入力リスト」で説明します。
このボタンを押すと、Grep フォルダを選択するためのダイアログボックスが表示されます。 ここからフォルダを選ぶと、そのフルパス名が、検索フォルダのコンボボックスに 入力されます。
ここには、検索をどのように行なうかを指定する次の7モードがあります。 これらは、「検索ダイアログボックス」の「検索モード」と同じです。
ここで、検索対象のファイルの文字コード系を選びます。
ここには、Grep をどのように行なうかを指定する次の3モードがあります。
この指定が ON の時は、「検索フォルダ」内のファイルだけでなく、その中の全てのサブフォルダ内のファイルも検索されます。
この指定が ON の時は、「検索フォルダ」内の各サブフォルダの検索開始前に、確認のメッセージボックスが表示されます。
ここで、
「はい」を選ぶと、そのサブフォルダが検索されます。
「いいえ」を選ぶと、そのサブフォルダは検索されません。
「キャンセル」を選ぶと、Grep を中断します。
Grep の検索結果は、所定のウィンドウに表示されますが、その時、検索文字列が見つかった各ファイルの名称は、 この指定が ON の時は、フルパス名になり、OFF の時は、 ファイル名だけ(但し、サブフォルダ内のファイルは「検索フォルダ」からの相対パス名)になります。
この指定が ON の時は、Grep 結果のテキスト内で、検索文字列に一致する部分が、 着色されます。一方、この指定が OFF の時には、この着色は行なわれません。
このボタンが有効の時、この表面には、現在の着色形態(文字色、背景色、太字/下線
の状態)が表示されています。この形態で、今回の着色が行なわれます。
別の着色形態にしたい場合には、このボタンを押します。すると、登録されている 24 種類の
着色形態の一覧が表示されます。この中から希望のものを選べば、それが今回の着色形態に
なります。ちなみに、この一覧では、着色形態を選ぶだけで、変更はできません。
着色形態を変更するは、別途「着色指定」を行ないます。
なお、このボタンは、「一致部を着色」が OFF の時、
無効になります。
現在設定されている Grep 条件で、Grep を開始します。これで、 本ダイアログボックスは閉じて、Grep の検索結果を出力するウィンドウが 表示されます。この詳細は「Grep 結果出力ウィンドウ」で述べます。また、このウィンドウ上には、 Grep の進行状況を示すダイアログボックスが表示されます。 この詳細は「Grep 進行状況表示ボックス」で述べます。
現在設定されている Grep 条件を保存するだけで、Grep は行なわずに、 本ダイアログボックスを閉じます。 これは、例えば、現カーソル位置の語句を検索文字列に取り込んでから、 別の編集ファイルのフォルダ内で、Grep を行なう場合等に便利です。
現在設定されている Grep 条件を破棄して(保存しないで)、 本ダイアログボックスを閉じます。
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