■ 特殊な Grep

 「Grepダイアログボックス」内の「検索フォルダ」に、次の語句のどれかを所定の入力リスト等から選ぶことによって、特殊な Grep を行なうことができます。

  << 現編集フォルダ >>
  << 現プロジェクトノード内 >>
  << 現プロジェクト内 >>
  << 全プロジェクト内 >>
  << クリップボードのファイルリスト >>
  << 現編集テキストのファイルリスト >>

これらについて、以下に説明します。なお、いずれの場合でも、 検索対象のファイルが、通常のファイル(ディレクトリーファイルではない)時は、 同ダイアログボックス内の「検索ファイル」で指定されたワイルドカードに一致するものに限定されます。 検索対象がディレクトリーファイルの時は、【補説】のように なります。


<< 現編集フォルダ >>

 この場合、現編集ファイルが格納されているフォルダ内のファイル群が、Grep の対象に なります。これは、通常の Grep で、「検索フォルダ」に現編集フォルダの名前を直接 指定するのと同じ動作をします。

<< 現プロジェクトノード内 >>

 この場合、プロジェクト管理ウィンドウ内で、現在選択されているノード下にある 全ての「ファイル参照ノード」の参照先のファイルが、Grep の対象になります。

<< 現プロジェクト内 >>

 この場合、プロジェクト管理ウィンドウ内で、現在選択されているノードを含む プロジェクト内にある全ての「ファイル参照ノード」の参照先のファイルが、 Grep の対象になります。

<< 全プロジェクト内 >>

 この場合、プロジェクト管理ウィンドウ内の全てのプロジェクト内にある 全ての「ファイル参照ノード」の参照先のファイルが、Grep の対象になります。

<< クリップボードのファイルリスト >>

 この場合、クリップボードに格納されているファイルリストのファイル群が、 Grep の対象になります。

 ちなみに、クリップボードにファイルリストを格納するには、 例えば、エクスプローラ等で表示されているファイルの一覧から、(複数の)ファイルを 選択して、右クリックでコンテキストメニューを表示して、そこから「コピー」を実行します。

<< 現編集テキストのファイルリスト >>

 この場合、Grep を起動した編集ウィンドウ内の編集テキストに書かれている ファイル群が、Grep の対象になります。 この書き方は、1行に1ファイルが原則で、各ファイル名は、行頭から始まり、行末で終わる 必要があります。このファイル名は、絶対パスでも、相対パスでも構いません。 相対パスの場合、その編集テキストのフォルダーが基準になります。

 ちなみに、クリップボードの中身がファイルリストの時(上記参照)「貼り付け」を 行なえば、そのリストの全ファイルがプルパスで、現カーソル位置に挿入されます。

 なお、その編集テキスト内に選択範囲があれば、その範囲の行だけが対象になります。 選択範囲がなければ、その編集テキストの全行が対象になります。 但し、空行や、ファイル名として不法な行は、無視されます。

【 補説 】

 対象のファイルが、ディレクトリーの場合、次のようになります。 「Grepダイアログボックス」内の「サブフォルダも検索」のチェックボックス が OFF なら、そのフォルダ内は検索されません。ON なら、そのフォルダ内の 全ファイルと全サブフォルダが検索の対象になります。その際、 「各サブフォルダごとに確認」のチェックボックスが ON なら、 その検索の開始前に、確認のメッセージボックスが表示されます。 OFF なら、確認なしに検索が開始されます。