エネファーム被害 4

Aさんの手記

 

2012年4月 ようやく届いたAハウスからの返事は次のとおりです。 (抜粋)

 

施主様にはご要望(燃料電池の移設・撤去)を再度お伝えさせて頂きました。

以前から対応は施主様より弊社にご一任頂いており、今後も同様のご意向とのご回答を施主様より頂戴しております。従いまして、弊社としては下記の理由により、燃料電池の移設・撤去の必要性はないものと判断しております

【理由】

@    2010年10月に建物完成以来、環境省の定める数値以下の状態であるにも拘わらず、Bガスにて再三にわたり機器の騒音低減に向けて対策を講じてきたこと。

A    お宅様居住の建物に弊社の負担にて防音内窓サッシの設置を行い、騒音低減のご要望に対応してきたこと。

B    Bガスによる機器の測定結果および見解から、燃料電池の騒音レベルに関しては、受認限度内の数値であると判断

 以上の通り、弊社としましても社会通念上や道義的な観点から、出来る限りの対応は行なって参りました。

 この返事に絶望し、藁にもすがる思いで再度施主に要望を伝えると、その2ヶ月後、A社は「パワコンの移設と防音壁の設置」を提案。これまで、防音壁は低周波音に効果が無い事を何度も伝えてきたにも関わらず、この返事が届いた事に当方は落胆しました。      

 パワコンは日中の稼働であり、当方の不眠は夜間のエネファームによるものであり、パワコンの移設では改善しないこと、防音壁は騒音に対するものであり、低周波音対策ではないことを伝え、再度パワコンとエネファーム合わせての移設を求め、それが出来ないなら、パワコンの移設は不要と伝えると、A社は「パワコン移設と防音壁設置については段取りを中断。音に関しては、各機器メーカーにより受忍限度内と判断。従って、エネファームの移設は しないことを前提に今後話し合いを進める。関係者共々に同じ考え」と返事。そして、最後の望みを託していた施主からは「移設は行わない」との返事。何一つ被害解決ができない返答に、絶望しました。

 2012年8月頃よりエネファーム及びパワコンの騒音が一層大きくなったため、苦情を申し入れたところ、11月末に、再度機器の点検が行われ、A社からは「エネファームのファン部分を改良品と交換をし、騒音は約3dB下がった」との報告がありました。当方は、測定された騒音の実際の数値の提示を求めましたが、A社はその要望に対し、
「ご自身の希望される移設以外には、ご協議を頂けないご方針を踏まえ、ご提出は差し控えさせて頂きます」
との返事でした。所有者が足を踏み入れないデッドスペースに機器を置き、所有者がその異常音に気付くことなく、隣人である当方が、騒音や低周波音の被害を受け、さらに異常音を指摘しているというのに、業者・所有者からは謝罪どころか、不愉快な文言を受け取らねばなりませんでした。

         

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