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古民家再生

古民家再生レポート

もともと古民家に興味をもち始めたのは、Bernard Rudofsky著「建築家なしの建築(Architecture Without Architects)」 鹿島出版会の書評を読んだ事がきっかけだったのかもしれない。
昔の民家(つまり住宅)は、決していち建築家(=設計の専門者)によって、設計図面を引いて建てられた訳ではないのである。
当時の大工さんが図面を引き、その大工さんの技術によって、建てられたものだろう。
常日頃から、こうした昔の民家はなんてすばらしいんだろう。との思いをずっと抱いてきた。
私は、今の建物は建築家が設計していないからダメだというようなことを言っているが、これとは 一見矛盾するようである。
しかし、これは矛盾しない。建築家の定義である。
私が私自身で定義する建築家とは、美意識(ある種の"こだわり"と言ってもいいだろう)がその人にあるか、ないかだけである。
そういう意味からすると、こういう民家を建てた名もない一大工さんも、私からすると立派な建築家の一人といえるのではないのだろうかと思う。
私がめざしているところもそこである。

以下、古民家再生のレポートをします。

平成15年 会津 夏の古民家解体の学校

会津

日時:平成15年8月1日~10日頃(予定)
場所:福島県南会津郡伊南村大字宮沢 旧河原田邸
主催:会津古木屋&古民家再生普及会 小林政一
もともとこの"古民家解体の学校"と主催の小林政一氏を知ったのは、平凡社"別冊太陽 古民家再生術"ワールドフォトプレスの"古民家再生"という雑誌からであった。
将来的にも古民家再生や、古材をつかった住宅や店舗等は仕事としてやっていきたいと思っており、ちょうど当時会社も一旦辞めていたので、 次を探すまでの間、ちょうど良い機会だなと思い、ちょっと遠いが会津まで行ってやろうと思いたって、雑誌に載っていた 小林さんの連絡先に連絡して、この"夏の古民家解体の学校"に参加することになったのです。

※ 本人に確認をとっていないので、連絡先についてはここでは割合させていただきます。興味のある方は先の雑誌等で調べて、連絡を とってみてください。しかし、小林氏によると、誰彼ともなしに参加させている訳ではないそうです。「この人ならいける。」という方を 選んでいるらしい。どういう選考基準かわかりませんが。私の場合は、ハガキに能書きを書いて送ったのが気に入られたらしい。

レポートはコチラ→平成15年 会津 夏の古民家解体の学校

平成15年 静岡Y邸古民家移築再生工事

静岡

日時:平成15年7月初め頃~平成16年夏くらいまで(予定)
場所:静岡県棒原郡 Y邸
施工者:Zさん
次の静岡Y邸の移築再生工事であるが、この"解体の学校"に参加しているときに、施工者のZさんの方から、「自分の所の工事を 誰か手伝ってくれる人はいないか。」ということで小林さんの所に連絡があり、小林さんの方から紹介を受けたのだった。
私もこの後予定があり、1日だけなら、という約束で手伝いに行くことになった。それともうひとり北海道のKさんも、一緒に行くこと になった。神奈川のNさんは、一旦家に帰ってから、参加することになった。

レポートはコチラ→平成15年 "静岡Y邸古民家移築再生工事"

現在進行中の古民家再生活動

佐中
 画像:兵庫県朝来市 佐中の千年家

近場、西宮・神戸市ほかでも茅葺きの古民家はいまだ結構数多く残っています。

そのうち記事にまとめるつもりでいてますが、

とりあえずブログ記事にて→古民家再生



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