自動車がうまく走らないとき人は修理工場に車をもっていきますが、運転技術のつたなさから、自動車がうまく進まないことだってあるのです。その場合には教習所に言って運転の仕方を習います。この行動分析の応用がABA(Applied
Behavior Analysis =
応用行動分析)です。
ABAでは理想とされる行動に対して強化し、困った行動は正しい行動になるように支援していきます。
ただABAはとても良い方法なのですが日本にはまだまだ直接子供の発達に合わせた指導が出来る専門家が少なく、その為にこの療法については日本では誤解が多く、今のところ国際的な流れとは異なって、まだまだ理解が進んでいないのが現状です。
私は行動療法を一つの薬だと捉えています。
用法や用量を間違えると副作用が出ますし毒にもなります。
ただし専門家の指導の下でだと、とても安全なよく効く薬になります。
少なくする分には危険性は無いですが、成長もゆっくりになります。
行動療法を行っていく上で最も大切な事は専門家による各子供に合わせた療育プログラムです。
行動療法は長時間すれば必ず良いという訳では無く短時間の方が有効な場合もあります。
子供のレベルを無視して無理に先に進める事や、子供の状態を見抜けなく子供を追い込んで行く事によって、病気が悪化してしまった子供も現実に存在します。素人にはその見極めは非常に難しいです。
このホームページを御読みになって頂いた方で行動療法を実際にやってみようと思われた方は出来れば大学等の研究機関やプロのトレーナーの方に指導を受けてから取り入れて下さい。そして何よりも御子様の脳が柔らかい内に一日でも早く取り入れる事をお薦め致します。