結婚4年目にして始めて授かった子供が2歳の時に『自閉症の傾向あり』と言われました。

   結婚4年目にして始めて授かった子供が

  2歳の時に家庭児童相談所の判定で『自閉症の傾向あり』と言われました。
 最初の内は『医者でも無い人間に何が判る!!』『うちの子は少ししゃべるのが遅いだけ!!』なんて、軽く考えていました。

 でも日にちが経つうちに『もし自閉症では無くてもこの子に何かしてあげれる事が有るのでは、、』と考える様になり色々と調べようとしましたが、何を調べれば良いのか判りませんでした。
 
 家庭児童相談所からの薦めでキリスト教会がおこなっている親子教室に通う事になりました。教室は同じように家庭児童相談所からの紹介の子供が多く、我が子『ぴょんぴょん丸』の遅れもあまりその中では目立ちませんでした。そして少しづつですが成長していく我が子を見て『やっぱり自閉症では無い!!』と考えていました。

しかし親子教室の仲の良いA君お子さんが病院にて『多動症を含む自閉症』と診断されました。『我が子のぴょんぴょん丸と同じ様な感じの子供が自閉症と診断された』この時の気持ちは言葉に出来ないくらいに落ち込みました。その後その親子は病院での検査等で保育園を休みがちになり出席曜日も変わりあまり会う事が無くなりました。

約2カ月後親子教室で久しぶりにA君に再開!、A君の成長振りにはビックリしました。大変失礼な言い方になりますが、いつも走り回ってばかりで椅子に座る事も出来なかったA君が椅子に座りママと楽しそうに遊んでいます。『病院の治療って凄いなっ』と思いましたが、A君ママ曰く『病院からは多動を抑える薬が出ているだけ、病院の先生からのアドバイスで行動療法をしているの』。。。。。行動療法って何?????

早速行動療法とは何なのか聞いてみたのですが、A君ママは専門用語連発、『プロンプト』?『強化子』?『十試行』?チンプンカンプンな私は結局A君の家にお邪魔して行動療法を見せて貰う事になりました。

A君専用の机と椅子が用意されてありA君が椅子に座ります。そしてママが正面に座ります。ママが机の上に赤いコップを2個置き、ママが『重ねて』と言うとA君は上手に重ねました、その瞬間ママはA君に小さなお菓子をあげました
(これが強化子ですお菓子以外では褒めてあげたり子供が喜ぶ事をしてあげます)
直ぐにママは『重ねて』と何度か同じ事を繰り返しました
(同じ事を10回繰り返すこれが十試行です)
次は机の上に車・携帯電話・ハーモニカ等のおもちゃを並べ、ママは絵カードを見せて『車はどれ?』『モシモシはどれ?』と言います、A君はそのおもちゃを取ります、正解するとまたお菓子を貰い、間違えるとママは横を向いて『違う』と言いA君の手伝いをして正解に導きます
(これをプロンプトと言います)。これをまた何度か繰り返し次の課題に移ります。

 ここで私の正直な感想としましては、芸を教え込まれているサーカスの動物と感じました。この考え方事態が行動療法に対しての世間からの偏見なのです。しかし子供はそれによって成長していっているのは間違いの無い事実です。強化子は段々と回数を減らし強化子無しにその項目を出来る様に持って行きます。

『このまま何もせずに子供の将来を不安に思うか』 『偏見を捨てて子供の為に行動療法を試してみるか』 私はもちろん後者を選びました。

A君は『つみきの会』という所に所属していましたので、私もそこに入会する事になりました。私は入会の手続きをし、非会員のページの掲示板や過去ログを見て勉強しました。
入会まで約一週間かかり待ちに待った会員専用のホームページとご対面です。そこには会の方針や行動療法のやり方等が書いてありました。
掲示板は無く、会員専用メーリングで会員同士が情報交換等をするシステムを取っていました。最初は違和感を感じつつも、取り合えず行動療法の実践です。   
  つづき



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