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Be a KIMONO-Beauty!!・・・・・・・・・・チョットHなきもののお話
                 緋色の長襦袢

『緋色の長襦袢が欲しい』  長い間、そう思っていたような気がします。

それはそう・・・・・・・・『もう、若くはないナ』 そんなふうに思い始めた頃からかもしれません。

【緋色の長襦袢】 を着てどうするのか と言われれば・・・・・・・言えません(笑)。

でもそれを着ると、平凡で退屈な日常からぬけだして、私みたいなものでも<かなりのいい女>に変身できる、
そんな予感がするのです。

昔から日本画には 
【緋色の長襦袢】 を着た女性がたくさん登場します。
そしてやはりそれは、男性画家の手によるものが圧倒的におおいのです。

いったい男性は、女性の下着であるあの血のような 
【緋色の長襦袢】 に、何を見て、何を感じているのでしょうか?

着物姿もステキな作家の渡辺淳一先生が、
【緋色の長襦袢】 について、以前こんな興味深いお話をされていました。


           ・・・・・・・・・・・・・・

            実際、きっかりと着こなした女性の襟元や袖口から、赤い襦袢の端がちらりと見えると、
             男ならみな一瞬どきりとして、息をのむ。

            いずれにせよ、男という生き物は闘牛場の牛と同じで、赤に弱く、赤さえ見たら突進したくなる。

            ・・・・・・・・・・・・・・

            とくに色白の若い女性が、全裸の上にこの
緋色の長襦袢だけを着て現れたら、いかな堅物の男性
             でも色めきたつ。さらにその女性が悶えて乱れる姿など見たら、男は我を忘れて女にのめりこみ、
             溺れていく。

            ・・・・・・・・・・・・・・・

            はっきりいって、男たちは昔も今も、
緋色の長襦袢を着た美しい女を抱きたいと願っている。

            それは、いやらしいとか淫らという以上に、オスの本能そのものなのだから、男がオスであるかぎり、
             この願望は消えることはないだろう。



                                            2000年春 美しいキモノ 連載 「きもの草子
より


こんなふうに、男性にとっても 
【緋色の長襦袢】 って、やはり刺激的なものなんですね。

刺激的だからこそ、色町の女性が夜の衣装として愛用し、たくさんの男性をいとも簡単に篭絡してきたのでしょう。

【緋色の長襦袢】 って、男性にとっても、女性にとっても妖しい色気を感じさせてくれる、数少ないものの一つなのかもしれません。



【緋色の長襦袢】 で思い出すのは、やはり渡辺淳一先生のベストセラー小説[失楽園]です。
ナント彼はそこで、ヒロインの凛子に 
【緋色の長襦袢】 を着せてしまうのです。

それは凛子の不倫相手・久木が一緒に旅行に連れて行く条件として、
【緋色の長襦袢】 をもってくるように頼む(ほとんど命令)
ところから、妖しくはじまります。

そして凛子と彼女の夫との 
【緋色の長襦袢】 をめぐっての、危うく冷酷な戦い。
夫は 
【緋色の長襦袢】 をみて妻の秘密のすべてを確信し、嫉妬に狂うのです。

その話をベッドの中で、
【緋色の長襦袢】 だけを身にまとった凛子からきかされた久木もまた、はげしく興奮し凛子に“お仕置き”を試みます。
 
ここからはなんともエロティックでうらやましい(笑)場面です。

私は映画もTVもみていないのですが、もし私が監督ならぜったいこんなふうにします。
【緋色の長襦袢】 とそれを身にまとう凛子の白い肌だけを浮き立たせ、後は全てモノクロにするんです。

【緋色の長襦袢】 の持つエロティックな妖しい魅力が存分に生かされるとおもいませんか。



               久木は改めて、凛子のからだをおおっている絹の襦袢に触れながら思う。

               この一枚の襦袢が、凛子の夫と自分と、二人の男の憎悪と愛着をかりたてて凶器にはしらせる。
   
               やはり、緋の色は、男たちを狂いの世界へ導く凶器なのかもしれない。


                                                           渡辺淳一「失楽園」より 講談社文庫 



そんな魅力的な【緋色の長襦袢】、「私も着てみたい!」そう思った単純なあなた(笑)、ちょっと待ってください。
それには、注意が必要です。

渡辺先生の言葉を借りれば、【緋色の長襦袢】 は 《劇薬》 です。
効くときは文字通り劇的に効くのですが、使い方をまちがえば 《毒薬》 に変わるというわけです。

まぁ、毎回ぶ厚いステーキを無理やり食べさせられたら、いかに食欲旺盛な男性でも、たまりませよね。

そんな《劇薬》の 【緋色の長襦袢】 は日常にはそぐわないようです。

非日常の空間で、できれば非日常の相手と・・・・・・・
そうすることで、その妖しい魅力がおもいっきり発揮されるのではないでしょうか。

残念ながら私には、今のところ非日常の相手がおりませんので、日常の彼と非日常の空間で、ということになります。

一番いいのは、日常から身も心もぬけだした旅先でしょうか。

どこか湖畔のホテルか山間のひなびた温泉か・・・・・・・・・

そんなところで、私が 【緋色の長襦袢】 を着て彼の目の前にあらわれたら、いったい彼はどんな顔をして、どんな反応をするのかしら・・・・・

考えるだけでも楽しいです。♪♪

その時私の肌は雪のように白くなければならず・・・・・・少なくとも今みたいに日焼けしていてはいけません(笑)
ということは、季節は冬かしら。その日のために、セッセと美白にはげみますか!


私の白い肌に直接しっとりと吸い付いてくるような 【緋色の長襦袢】 は、もちろんシルク100%です。

そして、そのシルク100%の襦袢のさわり心地もまた、バツグンのはず。

まさに、着てやさしく、触って心地よく、見て艶やか・・・・・・それが 【緋色の長襦袢】 なんです。


時には日常を脱出して、おもいっきり非日常な一瞬を生きてみるのもいいんじゃないでしょうか。

【緋色の長襦袢】 あなたも仕立ててみませんか?

長襦袢 値段税込み) 参考お仕立て代(税込み) 参考合計(税込み)
わくわく!正絹長襦袢仕立付き 四十八手赤 ¥29,400 込み ¥29,400
さくら友禅長襦袢 アウトレットあと2個 ¥10,290 ¥18,900 ¥29,190
おしゃれ襦袢 さくら花火 あと1個 ¥14,490 ¥13,125 ¥27,615
おしゃれ襦袢 小さくら総柄 ¥12,500 ¥17,850 ¥30,350
かわいい襦袢 ねじり梅小紋柄 ¥12,500 ¥17,850 ¥30,350
正絹おしゃれ長襦袢 「小桜舞い・朱」 ¥9,975 ¥18,900 ¥28,875
スワトウ・絞り染めいりかわいい長襦袢 ¥10,290 ¥13,650 ¥23,940
特選 ちりめん 宝尽くし長襦袢 ¥14,175 ¥18,900 ¥33,075
おしゃれ襦袢 小ざくら吹雪総柄 ¥8,925 ¥19,000 ¥27,925
おけしぼり 正絹振袖用高級長襦袢地 (お洒落襦袢としても)
赤色
¥16,590 ¥18,900 ¥35,490
正絹本振用高級長襦袢 「乱菊・紅」
(おしゃれ襦袢としても) (クイーンサイズ)
¥17,640 ¥18,900 ¥36,540

※ 下二つのページに載っている「お仕立て代」は振袖用のものです。通常のお仕立てなら、¥18,900でOKです。(確認済み)
※ほとんどが普段の着物用の、胴抜き無双袖仕立て(袖の部分だけ表地と同じ生地を裏地として使う。胴の部分は単仕立て。)
  居敷き当て付き(お尻の部分の補強)、ポリエステルの半衿付きです。 

  が、仕立て方によって値段がビミョ〜にちがいますので、詳しくは各お店とよく相談してくださいね。



【緋色の長襦袢】 には、やはりコレが似合います。 
     

さすが!お洒落な正絹の腰ひも(赤)

本場筑前 博多織 伊達締 (赤) ・・・・・・・・・定番の伊達締め。やはり本筑博多は締め心地が全然違います。

京筑 博多織 伊達締

・・・・・・・・凛子が情事の時、久木の首を絞めたのもこんな紐!

・・・・・・・・・・こちらは粋な柄ゆき。 ひと味ちがう、ワンランク上の女をめざして。

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