■ 帯あげ
帯あげって、前から見えるのはホンノちょっとですよね。なのに、その存在感は、帯締めと共にすごいものがあります。
きものと帯の間にはいって、それらをつなぐ役目といいましょうか、けっこう大切なもんです。
その生地のもつ風合いや、絞りの量、金糸・銀糸のあるなし、それによって着てゆける場所や季節がきまります。
《絞り》 は、生地を少しつまんで糸でグルグルまきにして、そのまま染料につけて模様にするとゆうもの。
細かい絞りになればなるほど、そして、絞りの量が多くなればなるほど、気の遠くなるような手間がかかっています。
ひとつ、ひとつが手作業ですから、人間って すごいですよねぇ。
私にはとってもできましぇ〜ん(笑)
それに、絞りにすると生地がそれだ縮むわけですから、もとの生地の量もたくさんいる事になります。
でから、振袖用の総絞りの帯あげなどは、あのボリュウーム感がでて豪華な感じになるんでしょうね。
★フォーマルには、
春・秋・冬〜〜 光って、地模様のあるサラッとした綸子地で、
白色で金銀糸の模様入りのもの
白色で全体に絞りの入ってる いわゆる 総絞り なんかを使います。
ちなみに、 華やかな色の総絞り は、振袖 専用です。
夏〜〜 絞りや金銀糸の使い方なんかはそのままですが、
生地がむこうが透けるくらい薄い絽や紗、に変わる。
★セミ・フォーマルには、
春・秋・冬〜〜やはり、綸子地の
薄色で、金糸の縫い取りや
ボリューム感のある細やかな絞り染めのあるものなどがいいと思います。
夏〜〜 フォーマルと一緒の考え方。
★カジュアル・シーンのよそおいである、小紋や紬には
春・秋・冬〜〜綸子地の
しゃれた染め模様、絞りでも遊びのある色柄のもの
(絞りで花の模様をあらわしてるとか・・・)
晩秋・冬〜〜ボテッとした厚みのあるちりめん地の色物も、この季節にはいいです。
特にこの季節の紬にはピッタリ!!
ちりめんはどうしても暑苦しく見えるから、
寒さを感じるこの季節にするのがベストだと思います。
夏〜〜やはり、絽や紗みたいな、透き通った、涼しげな帯揚。
で、こ〜んな結構ふくざつな帯あげの世界ですが
私のおすすめ の 帯あげ がヒトツあります!!!★★★★★ 五つ星 をあげたい!!(笑)
それは 、
1) なんとセミ・フォーマルの訪問着にもいけるし、
2) カジュアルな小紋や紬にもOK!
ってゆうチョ〜便利な帯あげなんです。
どのようなものかと言うと、 白地 or クリーム地の綸子で、飛び柄の絞りがまあるく入ってるもの。
加藤萬謹製 特選 飛び絞り帯揚げ 「白に深紅のモダン丸紋」
1まい持ってると、イザという時にあわてなくてすみます。そのうえ、普段づかいにもOKなんですから、スグレモノですよね!
絞りの色・柄・大きさは、ほかにも何種類かあります。
帯回りの小物といえば、まず 帯あげ と 帯締め です。
どんな時にどんな小物をつかえばいいか言うと本にはこう書いてあります。
『 盛装には晴れやかな小物を、小紋や紬には趣味的な小物が似合う 』 ってね。
わかりました?
まぁ、ひらたくいえば 「フォーマル・セミフォーマルには 豪華で、きれい って感じのもの、
カジュアルには かわいくて、 しゃれてる って感じのものがいいよ!」 ってことでしょうか。(笑)
詳しく 見ていくと こうなります。
■ 帯締め
だいたいの考え方は帯あげと同じでいいでしょう。
金糸・銀糸のはいった、白または薄色系のものは、フォーマルorセミフォーマル用。
こういったものは、その幅も広めになってます。
はんたいに、カジュアルには金糸・銀糸のはいってない、薄手や幅の狭いものがいいでしょう。
そう、盛装用とはまったく反対ってわけです。わかりやすいですよね。
夏はやはりレース編みのようなスケスケの帯締めがいいですね。それともか、う〜〜んと幅の狭いもの。
とにかく、見た感じが 涼しげである ってことがとても大事なわけです。
反対に冬はカジュアルにも、幅の広いものを締めて、あたたかみを演出したりします。おもしろいでしょ(笑)
帯締めって、あんなに細い一本の線なのに、
それひとつでその人のきもの姿がグ^ットよくなったり、反対になんかしまらなかったり、不思議なもんですよ。
まぁ、男の人のネクタイとよく似ているのかもしれません。
このあたりは、あなたのセンスの見せどころ です。(笑)
数ある帯締めのなかで一番使いやすいのは、
ゆるぎ ってゆう組み方の冠(かんむり)って呼ばれる、帯締めでしょうか。
これは、模様は無くて、そのかわりいろいろな色のものがあります。
カラーバリエーションはとってもゆたか。色あわせが楽しくなること、うけあいです。
全体のきもの姿の中での、帯締めのはたらきって、色による部分がとっても大きいと思います。
いいえ、ほとんど色だけ といってもいいのでは・・・・。
だから、最初はこのかんむりの帯締めで、使い方をトレーニングしたらいと思います。
それでなれてきたら、他の組み方の模様のある帯締めにもチャレンジしてみるってゆうのはどうでしょう。
カジュアル向けの小物は、帯締めにしても、帯あげにしても、フォーマル用とは比べものにならないくらい、バリエーション豊かです。
選ぶ楽しみもいっぱい。でも、その分あなたのセンスが問われるのは、洋服えらびとまったく同じです。
帯締めのコーナーで、あなたにゼッタイお知らせしたいものがあります。
これはゼッタイにオススメ!! 間違いなく ★★★★★ それは、帯締めの房カバー。
帯締めって、すぐに房のところがきたなくなるでしょ。でも、このカバーをしておくだけで、いつまでも房がキレイなままなんです。
それにこのお店なら定価より安い上に消費税込みで、このお値段。送料だってメール便なので安心です。
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Knowiedge・・・・・・・・・・・帯まわりの小物たち
■ 帯留め
少し着物を楽しめてくるようになると、帯留め が気になってきます。
最近は帯留めも高級品から普段使いの品まで、バリエーションゆたか。いろいろ選べて、気軽に楽しめます。
チョットのぞいてみてください。見てるだけでも楽しくて、時間のたつのを忘れてしまします(笑)
帯留め金具を使えば、手持ちのブローチをかんたんに帯留めにする事ができます。
ブローチの針を金具にとおせる様になってるんです。それで、一体化します。
ブローチの針の長さによって、金具も2種類あります。針の長さにあわせて買いましょう。
この場合、大は小をかねません のでご注意を!(笑)ガタガタと動いてしまってみっともないです。
気に入った帯留めは、帯留めを通らせるために幅をせまく組んだ 三分紐や四部紐 に通します。
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通常価格の50%〜70%OFFなんて、信じられますか?「恐るべし共同購入!」(笑)
着物と帯の組み合わせ (格) についてのKnowledge こちら