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 神社のおはなし----------
■氏神さまについて
私たちは日々神様の恩恵をうけて暮らしています。山の神様、海の神様…。数多くの神様が見守ってくださるからこそ、私たちは幸せな毎日を送れるのです。 神様は決して遠い存在ではありません。ときには私たちの個々のお願いさえもお聞き下さいます。
このように、私たちを一番近くで見守ってくださっているのが氏神さまです。私たちの住む町には必ず地域をお守り下さる氏神さまがいらっしゃいます。感謝の気持ちを伝えるためにも、神社に行き神様にお参りをしましょう。
■神社の境内にあるもの
鳥居(とりい)
鳥居は神社の神聖さを象徴し、神社の内と外の境に立てられます。鳥居の内は神様がお鎮 まりになる御神域として尊ばれます。 鳥居は材質・構造も多種多様で、それぞれの神社によって携帯が異なり、神明鳥居、明神 鳥居、八幡鳥居、春日鳥居などがあります。
手水舎(てみずしゃ)
参拝者がお参りをする前に、手を洗い、口をすすぐ場所です。「神様の前に行くのだから、みも心も清めたい」という日本人の清らかさを尊ぶ生活態度が現れている場所です。
絵馬(えま)
絵馬の由来はもともと神々に本物の馬を供えていたことにあります。馬は神々の乗り物でもあるからです。その後代用として馬像を供えるようになり、さらに簡素化されて現在の絵馬が奉納されるようになりました。
狛犬(こまいぬ)
参道の両脇に一対で置かれた獅子型の像が狛犬です。石製のものが多いですが、銅、鉄、木、陶製のものもあります。一対の関係は片方が口を開け、片方が口を閉じている「阿吽(あうん)」のものが一般的です。神社によっては狛犬ではなく、狐や猿などの場合もあります。 狐は稲荷神社、猿は日吉神社におおくみられますが、いずれの場合も邪気を祓い、神社を守護する役割を持っています。
御神木(ごしんぼく)
境内には、注連縄を張り巡らし、棚などを設けた杉や松などの老木が見られます。これを御神木といいます。 御神木とは神聖な樹木を意味し、心霊が宿るものと考えられています。従って笠松のような、一見心霊のお下がりを表現するようなかたちのものや二股、三股などの珍しい樹木が御神木とされる場合が多いです。
社殿
社殿は神様がいらっしゃるところです。その中でも本殿と呼ばれる場所は神様がお鎮まりになっていらっしゃる最も神聖な場所です。 社殿の造りは大きく分けて伊勢の神宮を原型とする、神明造りと出雲大社を原型とする大社造りに分けられます。これらから派生して八幡造り、住吉造りなどが生まれました。地域や信仰によって社殿形式はさまざまですが、その時代の建築技術の粋を集めたものであることは確かでしょう。
賽銭(さいせん)
むかしは秋になると稲の実りを神様に感謝し、借り入れたお米を白紙で包み「おひねり」としてお供えしました。それが貨幣の普及とともにお米の代わりに金銭をお供えするようになったのが始まりです。お供え物ですので箱に入れる際には丁重な作法を心がけたいものです。
■一般的な祈願参拝
お祓(はら)い
まずはじめに、神職が祓麻(ならえぬき)という祓具を左右左と振り、お供え物をはじめ、祭員、参加者を祓い清めます。
祝詞奏上(のりとそうじょう)
神職が、神様の御前に進み出て、祝詞を奏上します。祝詞は私たちの感謝や願い、近いの気持ちを神様に届けるための言葉といえます。
玉串拝礼(たまぐしはいれい)
玉串をお供えし、二拝二拍手一拝の作法でお参りします。この時、心の中で神様への念を込めましょう。
直会(なおらい)
直会とは、ともに神様をおまつりした者がお供えした神饌(しんせん)をさげて頂戴することです。神様が召し上がった食べ物を私たちが戴くことで、神様と人が一体になるのです。多くの神社ではお供えしたお神酒がだされます。ありがたく頂戴しましょう。
神饌(しんせん)
神様にお供えする食べ物、飲物のことです。米、酒をはじめ海の幸、山の幸などを盛りだくさんお供えし、食物を与えてくださった神様に感謝するとともに、神様をおもてなしするものです。
祝詞(のりと)
祝詞とは祭典に奉仕する神職が神様に奏上する言葉であり、神職が祈願者に変わって神様にお願いをする意味が込められています。 我が国では、言葉には霊力が宿り、口に出すことでその霊力が発揮されると考えられてきました。祝詞には、こうした言葉の霊力=言霊(ことだま)に対する信仰が根底にあるため、一字一句に流麗で荘厳な古語を用い丁寧に奏上されます。
玉串(たまぐし)
玉串は神前に捧げられるものとして、神饌と同様の意味があると考えられています。祈願参拝の場合、参拝者自身が玉串拝礼というかたちで自らの気持ちを込めて捧げ、おまつりすることが多くあります。 また、玉串は神霊を迎える依代(よりしろ)でもあり、祀られる神様と祀る人を合わせる仲立ちとしての役割を果たすものであるといえるでしょう。
お神札(ふだ)・お守り
お神札をお守りはどちらも神様のお力を戴くものですが、お神札は自分の家でお祀りして家をお守りいただき、お守りは常に身に付けて、いつも神様のご加護を戴くものとなります。 お神札は1年間お祀りしたら年末に神社に納め、新しいお神札を受けます。お守りも同様ですが、願いが叶うまで身に付けていても差しつかえありません。
おみくじ
一般的におみくじは個人の運勢や吉凶を占うために用いられています。その内容には金銭や恋愛、健康など生活全般にわたる記述が見られます。また、生活の指針となる和歌などを載せているものもあります。ですからおみくじは単に吉凶判断を目的に引くのではなく、その内容を今後の生活指針として役立てていくことが何より大切なことです。 また、神社の木の枝などに結んで替える慣わしもありますが、持ち帰って十分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせてみるのが良いのではないでしょうか。
おさがり
神社にお供え物を奉納したり、祈願参拝をしたりすると、お供え物のおさがりを戴くことがあります。これは直会と同様のものですから、ありがたくお受けして家族で戴きましょう。
古くなったお神札・お守りなどの取り扱い
年の暮れや願いが成就した時には、それまでお祀りしたお神札や身に付けていたお守りは神社に納めましょう。神社でお焚き上げをしてくれます。
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