ADSLと光、どっちがお勧め?
料金で考える
インターネットをLAN側から見に行くのなら、それなりにスピードがあります。
回線費用は毎月の支払なのですし、単純に料金で考えるなら、ADSLの方がメリットがあります。
しかし、防犯カメラを自宅・お店のLANに設置してデータを外部へ送出する場合は、インターネット向けの回線速度がとても重要になります。
仮に2台のクライアントがインターネット側からみている時、実際には、LANから外へ出ていくデータ量が2倍になります。
Webサーバとおんなじように、セッションが増えれば増えるだけ必要な帯域も増えていくので、ADSLのような「登り速度」が遅く設定されてしまう回線は、防犯カメラを設置しているLANに用いるのは適切ではありません。
ネットミーティングやYahooチャット等、防犯カメラとよく似た「動画を共有する」アプリケーションが一見問題なく動いているから大丈夫な筈
防犯カメラとは画素数やセッション数など、違う点が多く、同じように考えるのは違和感を感じます。
光(FTTH)のお勧め
eo光や、NTTのフレッツ等、グローバルIPアドレスの貸出が行われている、あるいは固定IPを借りる事のできる光(含むケーブルTV)がお勧めです。
接続サービスによっては、グローバルIPを使用するのに別途オプション契約が必要な場合もありますので、注意が必要です。
マンションで一括で接続サービスが決まっている場合などではよく確認しましょう。
ネットゲームやビデオチャットも防犯カメラと同じようにグローバルIPアドレスが必要なサービスなので、これらが動くか?あるいはオプションが不要かどうかはよく確かめてから光回線を契約しましょう。
固定IPアドレス
防犯カメラ(ないしIP対応のDVR)が、Webサーバ型のデータ配信を行う場合も、P2P型でインターネット側の接続を行う場合も必ずLANの出入り口にはかならずグローバルなIPアドレスが必要になります。
Webサーバ型の場合、外部からLANを探し出す上では、固定IPであるとより安定します。
P2P型の場合では、スマーホン等、インターネット経由で接続するクライアントは必ず明示されているサーバを使用するので、接続の安定性としては、固定IPであってもなくてもそれほどの差は出ません。
固定IPを契約する場合、コストもかかるので、導入する防犯カメラシステムに応じて適切に契約すると、コストの無駄もなくなりますね。
