照明のまめ知識:リビング偏

リビングルームの照明器具の選び方
手順1:光源の選択   手順2:主照明の選択   手順3:補助照明の選択




手順1 光源の選択(昼白色蛍光灯、電球色蛍光灯、白熱灯)


本を読む、書類を書く、勉強する・・といった場合は、光が均一で色温度が高い昼白色蛍光灯が優れています。
しかし、くつろぎやすい雰囲気を演出するなら白熱灯か電球色蛍光灯です。
また、省エネを重視するなら、昼白色蛍光灯>電球色蛍光灯>白熱灯の順番になります。
(昼白色蛍光灯も電球色蛍光灯も消費電力は同等ですが、電球色蛍光灯は補助照明が必要なため、部屋全体では消費電力が大きくなります。)

リビングは最も長時間点灯する部屋なので、個人的には、省エネと演出効果を両立した電球色蛍光灯を勧めます。
自分の生活スタイルに合わせて選択しましょう。

昼白色蛍光灯なら、主照明のみでOK
昼白色蛍光灯は、光が拡散する上、色温度が高いので、補助照明をつけてもまぶしくなるだけ。演出効果は期待できません。
主照明のみとし、スッキリした爽やかなイメージにしましょう。

電球色蛍光灯か白熱灯なら、主照明+補助照明
電球色蛍光灯か白熱灯を選択した場合、補助照明をつけると、演出効果が期待できます。
逆に補助照明がないと、少し薄暗く感じます。





手順2 主照明の選択


シーリング
天井高2400以下なら、シーリングでスッキリと納めるのがよいと思います。
最も一般的で無難にまとまりますが、その反面、新鮮さに欠けるところもあります。

シャンデリア
華やかに演出してくれますが、天井が低くかったり、部屋が狭いと圧迫感を感じるという欠点があります。
出来れば、天井高2600程度はほしいところです。
リビングとダイニングがワンルームの場合、ダイニングのペンダントとのバランスも考慮しなければなりません。
また、シャンデリアの場合、光源は電球色蛍光灯より白熱灯を勧めます。
シャンデリアの華やかさには、白熱灯の光がつくる雰囲気がよく合います。

ダウンライト
ダウンライトを複数設置し、主照明とします。
部屋が狭く、天井も低い場合に有効です。
ただし、コーディネートが非常に難しく、補助照明を工夫しないと貧弱になります。
この場合は、専門家に相談するようにしましょう。






手順3 補助照明の選択

主照明に電球色蛍光灯か白熱灯を選択した場合、補助照明が必要になります。
もちろん、補助照明も電球色蛍光灯か白熱灯を選択します。

補助照明といっても、ダウンライト、スタンド、ブラケット、スポットと色々ありますが、最もシンプルなのは、下図のような、ダウンライトとスタンドの組み合わせです。
これだけでも、かなり演出効果がアップします。

さらに、ブラケットやスポットを組み合わせると、一層雰囲気がよくなりますが、その場合は、間取りに応じたプランを専門家に作成してもらう必要があります。








ダウンライト:
あまり多く設置しない。(2箇所程度)
直接人を照らさない。(ソファの真上は避ける)
出来れば調光機能付き。
スタンド:
コンセントの設置を忘れずに。




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