照明のまめ知識:ダイニング偏

ダイニングルームの照明器具の選び方
手順1:光源の選択   手順2:照明器具の設置パターン   手順3:引っ掛けシーリングの取付位置と箇所数の決定




手順1 光源の選択(昼白色蛍光灯、電球色蛍光灯、白熱灯)


とくに理由がない限り、白熱灯にしましょう。
白熱灯の赤身を帯びた光は、料理の赤、黄などの暖色を引き立て、また、白熱灯がつくる陰影は、料理や食器を立体的に映し出し、美しく見せます。




手順2 照明器具の設置パターン


下図に設置例を紹介します。
主照明は、通常ペンダントを使用します。
主照明のみでもそこそこの照度は得られますが、多少薄暗く感じるかもしれません。
補助照明として、少なくともダウンライトくらいは設置することを勧めます。
もちろん、ブラケット、スポット、スタンド等を組み合わせると、より一層の演出効果が期待できます。

パターン@

主照明 : ペンダント
補助照明 : ダウンライト

セードの大きさは、テーブル幅の1/3程度。
器具の位置は、テーブルの中心。
器具の設置高さは、テーブル面から600〜800。
パターンA

主照明 : ダウンライト(3箇所程度)
補助照明 : なし

部屋が狭い場合などは、この方がスッキリします。

パターンB

主照明 : 小型ペンダントの多灯使い
補助照明 : ダウンライト

器具の取付高さは、テーブル面から500〜700。
引っ掛けシーリングが、器具の数だけ必要。
パターンC (6人掛けテーブルの場合)

主照明 : 縦長のペンダント
補助照明 : ダウンライト

器具の位置は。テーブルの中心。
器具の取付高さは、テーブル面から600〜800。







上図は、LDKがワンルームの場合の設置例です。
補助照明、とくにダウンライトは、多く付けすぎると必要以上に明るくなってしまい、かえって雰囲気が崩れます。
このような場合は、リビングとダイニングで補助照明を兼用しましょう。
また、主照明と補助照明の距離を短くしすぎないようにしましょう。






手順3 引っ掛けシーリングの取付位置と箇所数の決定

ペンダントは、当然ですが引っ掛けシーリングがないと取付出来ません。
パターン3のように多灯使いとする場合、照明器具の数だけ必要です。

それから、パターン1,4の場合、照明器具がテーブルの中央にこなければなりません。
そのためには、設計時にテーブルの位置を平面図に落とし、引っ掛けシーリングの位置を指定する必要があります。

また、現在は4人掛けテーブルでも、将来6人掛けになる可能性が高い場合は、6人掛けで計画した方が両方に対応できます。
4人掛け:1400×800程度  6人掛け:1800×900程度





その他 便利な器具

完成後の住宅で、引っ掛けシーリングの位置や数を変更できない場合には、下のような器具があります。


ペンダントの位置を変えることができます。
1箇所の引っ掛けシーリングで、2灯吊りが可能になります。

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