掲載内容
1 平成22年度 南八下生涯学習セミナー講演録
「南八下とその周辺地域の歴史と文化」
◆第1回 南八下を中心とした歴史と文化・神社仏閣の歴史と地名の由来
七墓まいり・石原と行基のかかわり・八坂神社
中仙寺の牛頭天王座像と地蔵菩薩坐像
平松寺と長和寺・小寺墓地・法雲寺・菩提と大饗・蔵王権現堂・植木家古文書から
◆第2回 周辺地域の文化財 ~金岡・長曽根地域を中心に~
金岡長曽根地域の寺社・金岡神社と文化財・金岡の寺院の文化財
長曽根の寺院と文化財・八上郡を支配した秋元氏
秋元氏と日置稲荷・美術工芸品の文化財調査
◆第3回 石原遺跡を中心とする近隣の文化遺跡
石原町遺跡と須恵器・金岡遺跡・石原町二丁遺跡
条里制の痕跡・日置荘西町窯後群・八下遺跡
◆第4回 河内鋳物師の郷と黒姫山古墳
黒姫山古墳・丹比廃寺と丹比神社・菅生神社
平松寺と長和寺・法雲寺・城岸寺・蔵王権現
黒山界隈・伊藤静雄と織田作之助・鍋宮大明神
河内鋳物師と大保・河内鋳物師の作品・みはら歴史博物館
黒姫山古墳の概要
2 南八下校区の地名のおいたちと史跡
南八下の地図・南八下のおいたち・石原のおいたち
菩提のおいたち・大饗野のおいたち・出屋敷(八下)のおいたち
石原町遺跡・溜池のなりたち・南八下小学校の創立
3 南八下校区の社寺の歴史
中仙寺と牛頭天王座像・熊野神社と鬼子母神
地蔵菩薩・弁才(財)天・八坂神社
4 南八下とその周辺地域の史跡分布
編集スタッフ
発行者 |
南八下校区まちづくり協議会 会長
南八下校区自治連合会 会長 野村 昌昭 |
編集者 |
南八下の町づくりを考えるワーキング・グループ
座 長 以倉 啓次 (自治連合会理事・事務局長)
浅野 時男 (スポーツ推進会副会長)
石﨑 加代子 (元母子寡婦福祉会長)
石﨑 正之 (自治連合会理事・安全町づくり連絡会長)
石﨑 裕 (広報企画委員・前石原町副会長)
植木 章 (自治連合会理事・自主防災会副会長)
上杉 節子 (自治連合会理事・広報企画委員)
大西 照夫 (自治連合会理事・会計)
奥仲 伸夫 (パソコン教室講師)
小田島 泰雄 (元南海初芝東町会長)
京谷 よしみ (自治連合会理事)
国久 舜一 (地域会館管理人)
堺本 岩雄 (地域会館管理人)
佐野 浩 (菩提大和町会)
塩井 正昭 (菩提大和町会)
杉本 正明 (前青少年指導員会長))
忠野 健治 (青少年指導員会長)
田中 文雄 (石原町会会計監査)
田中 幹庸 (石原町会)
田淵 惠三 (自治連合会理事・広報企画委員)
十住 智子 (広報企画委員・元小学校PTA副会長)
中島 俊弘 (自治連合会理事・広報企画委員長)
中野 秀次 (地域会館管理人)
野口 武彦 (前自治連合会理事)
野口 善清 (自治連合会理事・菩提町会長)
野村 友昭 (顧問・広報企画委員)
古川 徳男 (自治連合会理事)
増尾 三郎 (自治連合会会計監査・防犯委員長)
松井 銀三 (高齢者クラブ連絡会世話人)
松岡 圭司 (自治連合会理事・スポーツ推進会長)
松下 康夫 (大饗野町会書記)
松本 雅利 (自治連合会理事)
矢倉 延貞 (菩提町会副会長)
矢倉 宏純 (民生児童委員)
矢倉 二三子 (元更生保護女性会長)
山南 佳美 (前連合子ども会長)
山本 淳一 (自治連合会理事・福祉委員会委員長)
山脇 鑛一 (大饗野町会)
湯川 金治 (元自治連合会理事・元事務局長)
吉田 富晴 (元菩提第二町会長)
(平成24年6月現在、50音順)
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編集委員 |
委員長 田淵 惠三
委員 以倉 啓次 石﨑 裕 上杉 節子 十住 智子
中島 俊弘 野口 武彦 野口 善清 野村 友昭 松本 雅利 |
印刷 |
山口印刷株式会社 |
発刊にあたって
「高齢化社会」「長寿社会」と言われて久しい今日、私たちの南八下校区でも年々高齢化が加速しているのが現状です。
今、地域の町づくりを考えるうえで避けて通れないのが中高齢者の「生きがい」を見いだす施策ではないでしょうか。
南八下校区自治連合会では、毎年度、校区の町づくりの指針として「南八下の町づくり計画」を定めて多様な地域活動に取り組んでいます。
今回、地域の特性・課題を見据えた町づくりの新たな取り組みとして、地域の中高齢者を対象とした、南八下の歴史・文化・風土や身近なコミュニティに関連した話題など、毎年テーマを定め、専門家の講演や実習をもとに学習し、豊かな知識を身につけることを目的として『生涯学習セミナー』を開講いたしました。
第一回目はご要望があった歴史を取り上げ、『地域の歴史を考える』をテーマといたしました。
南八下の歴史を考える場合、東区、美原区、北区の三区に跨る旧南八下村と周辺地域(旧八上郡)を抜きにしては考えられません。
古墳時代(六世紀)の石原町遺跡と須恵器窯跡、難波津から飛鳥京への日本最古の官道である竹内街道と条里制の痕跡、金岡神社、法雲寺、菅生神社、河内鋳物師の里、旧八上郡を支配した秋元氏など多岐にわたる講演内容からは、まさに、いにしえから脈々と伝わる歴史・文化遺産の豊富な地域であることが伺えます。
校区町づくりの実践組織である「南八下の町づくりを考えるワーキング・グループ」では、今回の貴重な講演内容を生涯学習セミナー講演録としてまとめ、『南八下とその周辺地域の歴史と文化』として発刊する運びとなりました。
地域の皆様の生涯学習教材として、また郷土の歴史と文化を知る資料としてお役にたてれば幸いです。
今回の発刊にあたりご指導いただきました、堺市立みはら歴史博物館の井溪 明様、堺市文化部文化財課の十河 稔郁様、 中村 晶子様には厚く感謝申し上げます。
また、編集にご尽力いただきました編集委員の皆様、取材や資料提供にご協力いただきました地域の皆様に感謝するとともに、後世の人々に引き継げる貴重な資料を残していただいたことに御礼申し上げます。
平成二十四年六月
南八下校区まちづくり協議会
南八下校区自治連合会