台湾旅行記2〜


2005年4月13日から17日まで、再び台湾へ行ってきました。
行った相手が相手なので、中身が非常に偏っていますが
まあ気にしないで下さい!

※写真はオンマウスで一言コメントあり。
1元=3.5円くらい(2005年4月現在)

台湾旅行記2
一日目の記録
二日目の記録
三日目の記録
四日目の記録
五日目の記録



二日目の記録

 二日目です。
 二人とも満腹すぎて昨晩はあまり眠れなかった模様。
 ……ウソですゴメンナサイ。私は爆睡でした。←鉄の胃袋を持つ女
 とりあえずゆっくりと朝ご飯……このホテル、五年前にも利用しているんですがそのときの朝食はえらくショボかったと記憶にあったので旅行前に兄にも何度もしつこいくらいに「ホテルの朝食は期待するな」と念押ししていたのですが、
 破格にレベルが上がっておりました。
 いや、まあ、恐ろしく前のレベルが低すぎたんであって普通のバイキングになっただけといえばそれまでなんですが……。
 そしてまたたらふく食べているバカ兄妹。
 ちなみに前回はお粥とパン、オカズが数品と中華菓子が1〜2品、飲み物はコーヒーと水とヤクルトだけというものでした……。

 腹ごなしも兼ねてちょっと駅周辺を散策。
 本屋で日本の本を探してみたり(捜すまでもなく大量にある)、レコード店を覗いてみたり。
 そして散策がてら、昼食の予定場所まで歩いていく事に。

 はい、そこのあなた。
 今回の旅行のコンセプトは食い倒れです。
 全日程殆どメモが食品に関してばっかりです。引くのはまだ早いぞ!

 道のりの途中、喉が渇いたのでコンビニで椰子ジュースを購入。
 これがまあアナタ、まずいのまずくないのって。いやまずいんですけどね。
 青臭いというかなんというか。
 大阪花博で飲み損なって以来(またえらい昔から…)一度飲んでみたかったんですがもう満足です。二度とのみません。ええ!





 ……な、わけで、てくてくと歩いて「好記担仔麺」へ。
 当初、兄が「鳥家荘」とはしごをしよう! などとほざいておりましたが
 自分の腹と相談しやがれこのタワケ(爽)、ということで却下。
 まあアホな話はさておき。
 この店は店名が示すとおり、担仔麺が有名なお店です。
 日本語は殆ど通じませんでしたが問題ナシ。
 店頭に本物の料理がサンプルとして並べてありまして、店先でどれを食べたいか指差すだけでOK。
 楽なものです。
 とりあえず本目的の担仔麺と、某グルメマンガでおなじみの(笑)仏跳墻を注文しようとしたんですが、残念ながら仏跳墻はないとの事。
 結局担仔麺と空心菜の炒め物、豆乾炒肉絲を注文。
 空心菜はその名前が示すとおり、茎の中央が空洞になっている菜っ葉なんですがこれの炒め物がまあやたらと美味しい!
 担仔麺もエビのだしがきいていて非常に美味しかったです。
 あ、もちろん豆乾炒肉絲も。
 ピリカラの肉炒めっぽいものだったんですが(なんの肉かとかはわかりませんよ、当然←当然かよ)味が濃くって。
 キレイに平らげて大満足でした。
 ちなみにここ、値段が安いのも魅力。
 担仔麺は35元、豆乾炒肉絲は150元。空心菜はクーポン券利用で無料。
 なんともお安い昼食となりましたv


   


 さあ、じゃあ次いくぞ次ーっ!
 なわけで今度は(珍しく食べ物屋でなく)故宮博物館へ。
 やはり台湾に来たからにはココは押さえておかねば。
 MRT雙連駅から士林駅まで移動、そこからバス。
 バスがきれいになったなぁ〜。プリペイドカード利用で会計の時に小銭集める必要もなくなったし。
 とか思っているとあっという間に故宮到着。入館料100元也。
 残念ながら現在修復工事中な為一部は入れません。
 正面入り口から入ることができないというのがちょっと切ない。
 館内も半分以上が閉鎖スペースとなっておりますが、意に介せず端から端までじっくりと閲覧。
 途中現地の社会見学と思われるお子様に巻き込まれつつもじーっくりと。
 こういう博物館の展示品なんてものは日本語の説明があまりなくても(実はスペースごとに説明の用紙が置いてあるのですが面倒でみなかった)ある程度わかるのがいいですね。
 使用するのに非常に不便そうな芸術的硯や見ているだけで目が疲れそうな彫刻などをみてまわってから四階の喫茶スペースでお茶。
 文山茶(100元)と鳳梨餅(60元)でまったり休憩。
 どこにいってもお茶が美味しいのが嬉しい。

 さて、休憩もしたし、そろそろ帰りますか……って、アレ? 何かおかしい。
 故宮博物館の中でももっとも有名な翆玉白菜も、肉形石も、みてない。
 展示していないのか? んなわけねぇだろ!
 と、いうわけでもう一度一階から展示コーナーを見直してみたけれど、やっぱりない。
 そこで館内のお姉さんに聞いてみたら「本館ではなく図書文献館」に展示しております、とのこと。
 改装中なので目玉展示品(言い方悪いな)はこっちにまとめて展示しているのだとか。
 くわーっ! 知らずに本館内二往復しちゃったよ!←バカ

 そこですぐさま図書文献館に移動。
 故宮館内よりずっと多い人・人・人。
 そりゃそうですね。こっちには名品がズラリと並んでいるんですから。
 個人的に感動したのが「彫刻後赤壁賦オリーブ種の小船」。
 高さ1.6cm、長さ3.4cmのオリーブの種に彫刻を施し、船と八人の人物を彫り上げたもので、船の扉には透かし彫りまでしてあり、なんと開閉が可能なんですよ! すげぇ!
 しかも船の底部分には「後赤壁賦」の全文三百余字が刻まれているという名人っぷり。
 本当に一見の価値ありでした。…写真に撮っていないですが(^^;)。
 
 他にも世界各地の仏像を展示してあったり(やはりお国によって顔つきが違っていて楽しい) 、色々楽しみつつ閲覧していたらあっというまに閉館時間の5時。
 早く見終えたら士林官邸(蒋介石の屋敷跡)にも行こうかと思っていましたがあちらも五時までなのでもう閉まってます。
 いやあ計算が甘かったですね。←いつも
 (そういえば前日の温泉博物館もギリギリまで居座っていたような……)


   


 次は夕食がてら夜市見学です。
 士林夜市!
 士林駅までバスで帰還してそこから徒歩。
 本当は食べ物の屋台は剣譚駅の目の前なんですが、他の胡散臭い店とかも覗きたかったので一駅分を歩いていく事に。
 いやあ途中で道に迷いかけたなんてことは秘密だよ?

 以前食べて劇的に美味しかった「生煎包」の屋台を発見。
 このお店は移動していなかったのね……!
 大喜びしつつ購入。一個10元。やっぱり美味しいなぁv
 肉まんを鉄板で焼いたみたいな感じのものなんですけど肉汁がなんともいえない感じで非常にすきなのですv
 他にもバッタモンくさい日本のキャラクターグッズなんかを置いてある店等を横目で眺めつつ歩いているとすぐ剣譚の「公有士林観光夜市」に到着です。
 こりゃデカイ!
 以前の場所はちょっと奥まったところにあったのでたどり着けない人もいたかもしれませんが、今回はそんな心配は皆無です。
 ここにたどり着けなかったらある意味才能。

   


 さあ、晩御飯です。
 まずはどんなもんか館内を一回り。
 …………本当に広い……!
 食べたいものがあってもどのお店がアタリなのか、はたまたハズレなのか皆目見当がつきません。
 まあ混んでいる店が美味しいんでしょうがどこもそれなりにお客が入っているような……。
 まずは兄のご希望で「十全排骨」へ。ここはネットで調べました。
 十全排骨(60元)と魯肉飯(20元)、乾麺線(30元)を注文。
 なにやらドス黒い液の中に肉が……ドキドキしながら食べてみると意外とアッサリ。
 長時間煮込んであるので骨からの身離れもよく、簡単に食べられます。
 ちなみに残った骨はどうするのかと思いきや、他の皆様机の上にそのままポイ、と……いいんだ……。
 魯肉飯は肉そぼろののったゴハン、といった感じ。
 これがやたら美味しかったです。混ぜゴハンとか汁かけごはんとか好きですしね。
 乾麺線は極細の麺。
 うえには菜っ葉がでーん。アッサリしていたのでするっと入っちゃいました。

「あー、兄ちゃん兄ちゃん」
「ん?」
「あれが臭豆腐だよ」
「おお、あれが!
 …………うわ臭い!
「食べてみる?」
「……………………やめとく」

 チッ。

 さて、次だ次。
 今度は私のオススメ、蛎のオムレツ(漢字がでない…○仔煎)を食べに。
 店は適当にセレクト。←適当かよ
 蛎40元、生炒花枝(イカのスープ…かな。あれでもそれって三鮮羹じゃ)40元。
 これにパパイヤミルク40元。
 片栗粉が入っている蛎のオムレツは甘めのタレがまたなんと言えず、来た甲斐があったー、と大満足。
 生炒花枝もとろみのついたスープとイカの相性が抜群でした。イカがあまりにでかいのでビックリしましたが(^^;)。


   


 はあ、満腹満腹。
 また夜市内を一回りしてみる。
 食べ物屋だけでなく、オモチャみたいなのを売っているお店も端の方にちょっとはあります。
 あとエビ釣りとか。つれたエビはその場で焼いてくれます(笑)。
 ジュース代わりに檸檬愛玉(レモンゼリーみたいなもの)30元を購入。
 のみつつ休憩。

 帰り際にかねてから気になっていたトマト飴も購入。
 日本のりんご飴のミニトマト版でトマトに飴をかけたものでこっちではあちこちで売っているんですが、気になって気になって……!
 ところでこれって口から何か吐いているように見えますよね。←なんてことを
 味は甘酸っぱくて美味しかったです。

 


 さて、これでMRTにのって台北駅まで帰還。
 ホテルに戻って就寝……と思ったアナタ、まだまだ甘い!
 台湾の夜は長いのです(※偉そうに言っているが時刻はまだ九時前だ!)

 ホテルのまん前の新光摩天展望台へ行くのです!
 高所恐怖症の私が! 160元もだして! 晩御飯代とほぼ同じだ!←うるせぇよ
 自分ひとりだったら絶対にありえないプランですな。
 新光摩天ビルの地下から直通エレベーターで上がっていきます。
 いまから展望台に行くのに下に下がるというのも妙な話……。

 地上51階、高さ244.1Mのビルの46階が展望台です。
 眼下に広がる夜景は見事の一言。
 ちなみに、この階にはカフェバーも併設されており、夜景を眺めながらちょっと一杯、なんていう粋な真似も可能です。
 ……まあ、横にいるのは兄ですけどね!←しつこいよ

 ……余談ですが、
 私たちここであからさまに日本人の観光客に英語で声を掛けられました……。
 どうやら私たちを現地の人間だと思って中国語はわからないので英語で声をかけた模様。
 非常に恥かしそうでした(そらそうだ)。
 旅行中、頑として日本語オンリーで貫きとおす兄に「外国なのに…」と言っていた私ですが

「ホラ見ろ、ああいう恥かしい思いをするんなら日本語で通す方がいいだろうが!」
 といわれてぐうの音も出ませんでした(笑)。もっともだ。


 


 夜景を堪能したあとはビルの下にあるスーパーでビールとつまみにネギいりクラッカー、何故か正金枕榴蓮。
 え? なんのことだって?
 アレですよ。果物の王様。ドリアン。

「え……えーと、なんで……?」
「だって食べた事ないもん。
 そんなに高くなかったし(109元)」
「ホテルで臭いからって怒られるかもよ?」
「そんなに匂わないじゃん、大丈夫大丈夫!」

 誰かこの人を止めてください。

 しかもスーパーを出てホテルに向かいだした頃に
「…やっぱり匂うな」
 と来たもんだ!
 まあ、ホテルで怒られなかった(っつーか見つからなかった)からいいですけどね。
 ちなみに兄はやはりこの匂い(もしくは味?)あまりお気に召さなかったらしく、結局私が半分以上平らげました。
 部屋に残したらえらいことになりますしね!(苦笑)
 私がコレを嫌いじゃなかったこそ決行された暴挙でしたがさすがにビールにはコレ、合わないよお兄ちゃん……。


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