台湾旅行記2〜


2005年4月13日から17日まで、再び台湾へ行ってきました。
行った相手が相手なので、中身が非常に偏っていますが
まあ気にしないで下さい!

※写真はオンマウスで一言コメントあり。
1元=3.5円くらい(2005年4月現在)

台湾旅行記2
一日目の記録
二日目の記録
三日目の記録
四日目の記録
五日目の記録



一日目の記録

 台湾に行こう! というわけで兄と二人で台湾に行く事に。
 まあこの話自体は一年以上前から出ていたわけではあるんですが兄の仕事の都合がつかなくてのびのびになっており、正直ポシャったかな…と思った頃に実現と相成ったわけで。
 実の母親からは「寒い兄妹…」と言われ、
 友人知人からは「相変わらず仲がいいね…」と言われ。

 いいじゃん。仲悪いより!(自棄)

 ちなみに、同行者の兄は韓国以外の海外は初。 
 まったく頼りになりません。
 そして台北二度目と言う事で頼りにされていますが五年も前の記憶を当てにされても困ります。

 今回の目的は徹頭徹尾食い倒れ、というわけですが
 機内食を喜んで食べている兄を見て、

「この分ならまあ食事の内容についてクレームをつけられることはないな」

 と、ある意味失礼な事を思う妹。


 長い前不利はさておき。
 台北で泊まることになるホテルは前と同じく天成大飯店。
 台北駅のすぐそばという非常によい立地です。
 ちなみに全日程フリーのプラン(これも何気に前と同じだ)を利用しているんですが今回何故か名前も最終出発日も間違ってました。オイオイ大丈夫かJ○B。

 荷物を置いたらすぐさま出発!
 五年も経つと交通機関も便利になっています。
 MRTやバス共通で使えるイコカのようなカードが出来ているんで、早速それを利用します。
 もう以前のように小銭を集めまくる必要はないんです! ビバ文明開化!
 (ちなみに義朝は香港でもこのシステムの恩恵にあずかっているが日本でこの系列のカードを使い始めたのは極最近)

 まずはMRTに乗って新北投へ。
 ここは台北の温泉街だと思ってくれればいいです。
 初っ端から温泉? とお思いのそこのアナタ。
 公園沿いに公営の温泉があるんですが、ここが平日は半額…のはずだったんですよ。
 ええ、行ってみたら料金同じでしたが。
 ちなみに40元。
 まあ、いいや…せっかく来たんだし、と入浴。
 ちなみにここは男女混浴の水着着用のお風呂です。
 台湾のお風呂は水着着用が基本マナー。
 脱衣所はありませんが個室のシャワー室と靴置き場はあります。
 荷物は目の前に放置していました。
 …いやほら、目の前に置いてたし…。

 日本語が全く通じない事もあって現地の人が多いみたいでしたねー。
 若いカップルとかも来てましたよ。タトゥーの入ったお兄ちゃんとか。

 すっかりいい気分になって温泉から出た後は
 すぐ傍にある温泉博物館へ。ちなみに無料。
 別に何があるというわけでもないですが古い風情のある建物がいいかんじなんです。
 外見どっから見ても洋館なのに日本占領時代を髣髴とさせ中は和室があったり(笑)。
 ここに入ろうとしたときに入り口でおばちゃんに何事か中国語で捲し立てられて
「え? え? え?」
 となっていたら
「あ……、日本の方?」
 どうやら閉館時間が近いですよ、ということを教えてくれていたらしいんですが外国人観光客には見えなかった模様(^^;)。


   


 閉館時間ギリギリまで居座ったあとは再びMRTに乗って終点、淡水へ。
 淡水は夕日の名所。

「……でも、曇ってきてるけど……?」
「つ、ついた頃には晴れてるんだよ! きっと!」

 え? どうなったって?
 到着した時には小雨交じりでしたが何か?
 あ? 夕日の名所?
 んなもん日本の夕日が浦温泉で見たらいいんだ!
 (ちなみに義朝は嘗て夕日が浦でも曇りに見舞われている。相変わらずの不運体質)

 まあ雰囲気はいいんで河口沿いをふらふらとお散歩。
 これで夕日が綺麗でも横にいるのは兄貴ですしね!
 ここの名物、鉄蛋をお土産に購入。
 まあ行ってみれば卵の燻製みたいな。五香紛の香りがけっこうしますんで苦手な人にはダメかも。
 お好きな某ちよまさんへのお土産だったんですが
 5袋買えば1袋サービスしますよ、というお店のお姉ちゃんの言葉に本当に5袋買うバカ兄貴。
 これはどんな味だの小さいのがどうだの騒ぎまくりましたが大量に買ったからかさらにカップのスープも二つオマケしてくれました。わーい。

 あとは屋台で名物の蝦捲(蝦のすり身を餃子の皮で揚げたもの)をつまんでまたフラフラと。
 そろそろ暗くなってまいりました。
 そういえば日没を見にこの街に来たんだっけ。 

「おなかすいたー」
「ええい、これでも食ってろ!」

 と、私が渡したのは珍珠ネイ茶(一杯25元)。
 一時だいぶ日本でも普及したブラックタピオカ入りミルクティーです。
 台湾の屋台があるところには大概あります。
 で、これがまた量が多いんですよ。

「食べ応えあるなー」
「飲み物なのにネ」
「…おなか、一杯になってきたんだけど」
「知らん」

   


 再びMRTに乗って夕飯を食べに…って、ちょっと淡水で遊びすぎたな。
 時間をだいぶ食いました。
 八時過ぎてます。

「時間、間に合う?」
「MRTの駅降りてすぐの場所にあるわけじゃ無いしなぁ…」
「仕方ない。タクシーを拾おう」

 と、いうわけでタクシーに乗って移動。
 歩いていったらきっと道に迷ったりのロスもあったでしょうからこれで正解でした。


 なわけでまず到着したのは「上鼎豊」。
 前にも行った事のあるお店で、前に行った時は「金海發」というお店のはずだったのに行ったら名前だけ変わってた…と、旅行記にも書いたんですが。

 また名前変わってるよオイ。

 なんだこの店は。
 五年ごとに名前を変えるとか決めてんのか?
 と突っ込みを入れつつ。
 ちなみに開店時間も以前行った時には8時30分までだったんですが9時までに延びてました。
 そういうわけで「上鼎豊」改め「冠京華」。
 メニューの体裁を見る限りやはり経営者は変わっていない模様……しかし、何故。

 まあいいや。
 ここは台湾に来た目的の一つ、小籠包のお店。
 とりあえず「小籠湯包(100元)」「蝦仁焼売(170元)」「元?鳥湯(100元)」「酸辣湯(50元)」を注文。
 やっぱりおいしい……! そしてリーズナブル。わんだほー。
 特に酸辣湯はこの値段だったんで油断していたら具沢山で大きな椀にすりきりぐらい入っていたんでビックリ。

「ねえ、お兄ちゃん」
「ん?」
「今日は小籠包の店、はしごする予定だったよね」
「うん」
「……こんなにガッツリ食べて、入る?」
「…………」


   


 なせばなる、とばかりに歩いて今度は「京鼎小館」へ。
 ここは上の冠京華よりもかなり知名度が高いです。
 日本の番組で紹介されたりもしていますし。
 しかしアンタ方、冠京華でゴハン食べてから一時間も経ってませんが……。

 基本の「小籠包(140元)」と「烏龍茶小籠包(170元)」「芋泥小包(180元)」を注文。
 烏龍茶小籠包は日本のテレビで開発云々、とかかかれていて各種ガイドブックにも載っているんで注文したんですが
 だまされた……!
 まずくはないですが、普通の小籠包の方がずっとおいしいです。
 独特のお茶の渋みとかがあって面白いのは面白いですが、正直満腹状態で食べるのには……。
 芋泥小包は芋餡の入った蒸し饅頭みたいなの。素朴な感じでおいしかったですv

 ちなみに、「満腹。もう食べれない」とかいいながら
 烏龍茶小籠包を二個残しただけであとは全て平らげたと言うのは秘密です。
 兄と自分の胃の許容量がほぼ同じ(むしろこっちのが上)ということを知ってショックを受ける瞬間。


「うー、苦しい」
「一応当初の予定ではこのあと、饒河街観光夜市に行くことになってるけど?」
「いや、夜市はもう入らないからいい」
「……別に夜市は食べ物だけがあるわけじゃないけど…ま、いっか」


   


 初日はここまで。
 はなっからいきなり胃の許容量限界に挑戦しているあたり先の苦労が偲ばれます。 


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