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質 問 & 回 答(NKオートからのアドバイス) |
■日常のメインテナンス |
1)暖機運転 |
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■ワンポイント・・・色々と意見もあるでしょうが、クランクケースやオイルタンクが自分の手の温度になるのを目安にするのが良いでしょう。 |
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2)センタースタンドの外し方 |
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▼大きなバイクのセンタースタンドを外す時に、向こう側へ倒してしまった(倒れそうになった)という経験はありませんか?
■ワンポイント・・・スタンドを外すためにバイクを押しますが、リアタイヤが接地する前にフロントブレーキを掛ければ、その状態で止まります。フロントブレーキを加減して、ゆっくりと後輪を接地させます。後輪が接地した時、センタースタンドが支えになってくれるので、急にバイクが倒れる心配がありません。
そして、自分の方へバイクを引き寄せながら、フロントブレーキを弱めれば、静かにセンタースタンドが外れます。 |
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3)バッテリーが弱っている時の大排気量車のエンジン始動法 |
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▼バッテリーが弱く、「ウグッ」と言ったきりセルが回らない場合の対処法です。(主に単気筒・2気筒の場合)
■ワンポイント・・・ギアを2速入れて、バイクをバックさせる。シリンダーから「クシュッ」と音がしたら、ピストンが上死点付近に来たので、ギアをニュートラルにしてセルを回す。
(エンジンが停止した時は、ピストンが一番抵抗のかかった位置で止まっているので、バックさせて一番抵抗の少ない位置へピストンを持って行く原理。)
※押し掛けで始動させる時にも応用できます。 |
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4)セルが回らない |
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▼突然セルモーターが「ウンともスンとも言わない!」
「バッテリーがあがったのかな?」
バッテリーが弱っていてソレノイドリレーを密着させるだけの電圧・電流が足りない場合は「カチカチカチ」とソレノイドがくっついたり離れたりする音が連続します。
■ワンポイント・・・・前日まで元気に動いたのなら、スターターリレーを点検しましょう。4極もしくは5極のリレーが付いています。セルモーター横のソレノイドから配線されていますので、手繰ると見つかります。 |
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5)キャブからガソリンが突然漏れ出した |
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▼油面調整やフロートバルブに異常ないのにガソリンが漏れるのは、ガソリンタンク内の不純物(細かいゴミ)がフローバルブに引っかかっていると考えられます。
■ワンポイント・・・・硬い物でキャブの下の方(フロート室)付近を軽く「コンコンコン」とたたいて見ましょう、うまくすると振動で不純物が取れます。
再発を防ぐには、燃料ホースにフィルターを付けましょう。 |
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6)単気筒のバイクがオーバーヒート気味でエンストした |
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▼そのままキックやセルを回しても熱で混合気が希薄(パーコレーション、キャブ本体が熱くなっている)になっているのでエンジンはかかりません。チョークをいっぱいに引いて濃い混合気を送って下さい。
■ワンポイント・・・・チョークを引いたままセルもしくはキックで4〜5回クランキングしてから、チョークを戻してエンジンをかけて下さい。濃い混合気の気化熱でシリンダー温度が下がりますので普通にエンジンがかかります。 |
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7)キャブやマフラーがクシャミをする |
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▼キャブやマフラーから「パシュッ」と言うようなクシャミをするようになったら、エキゾーストのフランジボルトが適正に締まっているか、排気漏れは無いか、キャブレターとシリンダーを繋いでいる部分(インシュレーターゴム)に亀裂はないか調べましょう。そこから2次エアーを吸っていると、適正な混合比を保てずエンジンがクシャミをします。 |
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8)ベスパのエンジンがかからなくなった |
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▼古いベスパ(クラシックと呼ばれる物)は配線数が少なく、同じ配線で色々な機器を動かしています。
■ワンポイント・・・・テールランプが切れても、プラグの火花は飛びません。 |
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9)混合気を濃くする |
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▼メインジェットやセカンダリーを交換してパイロットスクリューで濃さを調整して、あともう少しという時。あともうちょっと、という時ですよ!
■ワンポイント・・・油面調整をしてみましょう。フロート室には吸気の流速に比例して油面に空気(油面に圧をかけます)を送り込むようになっています。油面を下げると薄くなり、油面を上げると混合気は濃くなります。上げすぎてオーバーフローしないように注意しましょう。 |
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■久しぶりにバイクを動かす時 |
1)長期間動かしていないバイクのキャブレター |
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▼スロージェットやメインジェット、フロートバルブの目に見える範囲の洗浄は勿論の事ですが、キャブはアクセルを開けていくと大気圧を油面にかけています。吸気速度(流速)が上がればそれに伴い油面にかかる圧力も上がるようになっています。そのパイロット穴は非常に小さい上にクラン状(加工行程で)になっており、簡単には綺麗になってくれません。
■ワンポイント・・・そんなときはキャブを丸ごとキャブクリーナーに浸けてしまいましょう、夜浸けておくと朝には綺麗なキャブになっています。
ただし、エンジンはかかるし、遅い速度でも走れるのなら、徐々に綺麗になってくるので、状況で判断して、キャブを浸けるか、辛抱できる速度なら走って綺麗になるのを待つか決めて下さい。 |
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2)長期間一年も二年も動かしていないバイクのエンジンがかからない。もしくはエンジンは始動できても散発的失火する、全部の気筒が爆発していない等の場合 |
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■ワンポイント・・・シート外す、タンク外す、ハーネスのコネクター部分を外す、配線のギボシも外す。端子に接点用のグリス類(無ければ間に合わせにCRC)を塗って元に組み戻す。
欠損や断線等が無い場合、これで元気に復活します。 |
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3)長期間動かしていなかったバイクのクラッチが切れなくなった |
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■ワンポイント・・・メインスタンドを立てて、エンジンを十分に暖めてからギアを一速に入れます。クラッチを切って(=クラッチレバーを握って)リアブレーキを少し引きずり気味にかけます。
回転を上げつつリアブレーキを段々と強く踏んでいきます。最初はクラッチ板がくっついているのでエンストしますが、二度三度と繰り返すとクラッチ板は正常に離れてクラッチが切れるようになります。
■サイドスタンドしか無い場合は、同じくエンジンを暖めてからバイクにまたがります。乗ったまま足でバイクを進めながら一速に入れて下さい。一速でゆっくり走りながらクラッチを切り、リアブレーキを引きずり気味にかけていきます。
二度三度と繰り返すとクラッチ板が離れて普通に操作ができるようになります。 |
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■2サイクルエンジン |
1)中古の2サイクル車の注意点 |
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▼2サイクルの場合、プラグが付いている燃焼室に圧縮があっても、バイクのエンジンがかからない場合があります。2サイクルエンジンには圧縮室が2カ所あります。ピストンが上死点近くなると、ピストン上昇時の負圧を利用して、吸気ポートから、次の爆発のための混合気をクランク室へと吸い込みます。ピストンが下がるとき、ピストン下部の一次圧縮室(厳密には圧縮室言う呼び方は適当ではないかもわかりません)にある混合気を、掃気ポートを通してシリンダーへと混合気を送ります。
■ワンポイント・・・始動性が凄く悪い、回転が下がるとエンストする。…こんな場合、クランクケースのオイルシールが駄目になっていて、一次圧縮が出来ていない場合が多いです。単気筒の場合はクランク軸の左右のオイルシールを換えると治りますが、2気筒の場合は個々に一次側の部屋がありますので、仕切り部分のオイルシールも交換しないといけません。クランク軸が圧入されている物でない限り、隣り合った一次圧縮室のシールを交換することが出来ません。クランクassyの交換になりますので、古い2サイクルのバイクを再生しようとする時にはその点を注意して下さい。 |
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2)2サイクルエンジンの耐久性 |
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▼一般に2サイクルエンジンは、4サイクルエンジンと比べて、最初からピストンとシリンダーの間隙(クリアランス)を多く取っています。新車時でも2サイクルにチャタリンング音があるのはそのためです。
縦方向の動きを回転運動に換えるため、ピストンは前後方向に打ち付けられます。ギャップの多い2サイクルエンジンではそれが、より大きいのです。
チャタリングの音が大きくなっても走りますが、大きくなったときにはシリンダー内壁には縦傷が入り、ピストンスカートにも傷が入っていることでしょう。
■ワンポイント・・・2サイクルエンジンの耐久距離は、乗り方にもよりますが、最大でも15,000kmから17,000kmだと思って良いと思います。(4サイクルなら50,000kmが目安です。)出来ればシリンダーに傷が付く前にピストンリングの交換をすると費用も安く、永く乗ることが出来ます。通常なら12,000kmを限度に交換を勧めます。
ガスケット類やパッキンの交換はどの作業にも必要ですが、正しい管理をすることで、無駄なシリンダーやピストンの交換は避けられると思います。 |
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■アクシデントの対処法 |
1)クラッチワイヤーが切れてしまった |
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▼ツーリング先でワイヤーが切れてしまった!ディーラーやバイク屋が近くにない、どうしよう困った…。
クラッチワイヤーが切れても、クラッチを操作せずに変速は出来ますが、止まるごとに、停止前にニュートラルを先に出さなければいけないので疲れます。
■ワンポイント・・・そんなときは自転車屋さんに行き、自転車用ブレーキワイヤーを入手しましょう。自転車の後輪ブレーキワイヤーは調整のため小ネジでロックするようになっていますので、片側が太鼓で片側はフリーになっています。バイクの切れたワイヤーだけを引き抜き、代わりに自転車用のワイヤーを差し込んで下さい。バイク用より細く長いので簡単に入ります。出てきたワイヤーの先端を手で引っ張り遊びを取り、小ネジでロックします。
これで気分良くツーリングが続けられます。自転車屋さんは田舎でも必ずあるので諦めずに探してピンチを切り抜けましょう。 |
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2)アクセルワイヤーが切れた |
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▼アクセルワイヤーが切れたら、どうしましょうか。クラッチワイヤーが切れた時より大変です。
■ワンポイント・・・バイクのキーにはリングが付いていると思います。太鼓がちぎれてしまったアクセルワイヤーをリングの隙間に何度か通して、最後を指でギュウっと曲げます。
ワイヤーを何度かリングの隙間を通してやると、指で引っ張ったくらいではワイヤーは外れません。
リングを指にかけアクセルの開度を調整しながらバイク屋へ走りましょう。 |
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3)パンク、バースト |
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▼こんな事は滅多にないが、オフ車で山の中でパーストしてしまい、スペアチューブを使ってもタイヤのバースト部分からはみ出てしまうことがあります。
■ワンポイント・・・そこら辺に生えている茎の丈夫な雑草をタイヤに詰め込めば対丈夫です。
ギュウギュウに詰め込んでタイヤを元通りに取り付けると、時速40km位までなら走る事が出来ます。あくまでも非常事態処置なので、これでバイク屋まで自走してタイヤ交換をして下さい。
タイヤをはめていきながら隙間から押し込むのがポイントです。 |
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■オークションでサイドカーを購入する時 |
1)250cc以下(軽二輪登録)のサイドカーの注意点 |
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▼250cc(軽2輪)登録のサイドカーの全幅は1.3m未満です。書類上「側車付き登録」をされていても、実測値が1.3mを超えていると、検問で引っかかった場合は違法改造と見なされます。著しく寸法が違わない場合は見逃してくれるかもしれませんが、明らかに違えば、その場で外すかトラックで引き取りに行くことになります。
■ワンポイント・・・250cc(軽2輪)登録のサイドカーを購入する場合は、必ず実車の車幅を確認してください。
一番悪いのは、出品者の「今までこれでいけてました」という説明で納得をしないことです。安い物ではないので、管轄の陸事に問い合わせてください。「車輌課」で丁寧に教えてくれます。 |
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2)フロントサスの形式を確かめて |
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▼単車では珍しいアールズフォークに改造されているサイドカーが多い事にお気づきでしょう。
テレスコのままでも乗れますが、直進性が強く、絶えず当てカジを強いられます。一日乗っただけで、そのサイドカーが嫌になってしまいます。
■ワンポイント・・・アールズフォークに変更されている物を選びましょう。出費覚悟なら、購入後に改造する、という選択肢もあります。 |
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3)サイドブレーキ |
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▼現在は、正式にサイドカー登録する時にサイドブレーキは必ず装備されていなければなりません。しかし、以前は登録を受ける時にサイドブレーキが必要なく、その年代に製作されたモノにはサイドブレーキが付いていない事があります。
■ワンポイント・・・サイドブレーキ無しで登録がされているのであれば、現在でも適法です。しかしサイドブレーキは、止めておくときや暖気の時にはとても便利なので、付いている方が良いです。
※改造申請には「ブレーキは機械式」となっていますので、油圧キャリパーをサイドブレーキとして使うのは認められていません。機械式キャリパー(スクーターに使われているサイドブレーキ)などを付けた方が良いでしょう。 |
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4)サイドカー選び |
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▼見かけだけで購入すると、自分のイメージとは違っていたり、すぐに嫌になってしまいます。
■ワンポイント・・・一番は、経験あるショップに相談するか、実際に乗ってみることです。納得をして、サイドカーの魅力にのめり込んでください。(独特のコーナリングや、真横に動くような感覚を楽しんでください。)何か質問があれば「掲示板」へどうぞ。 |
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