
労務監査、コンプライアンス対策
ハラスメントや長時間労働で高額な賠償金や残業代を請求されると、経営に大きなダメージを与えます。 また“ブラック企業”のレッテルを貼られると顧客や取引先の信用低下、採用や社員のモチベーションに悪影響を与えます。 人事労務リスクを把握し、早期対策を講じることで社員とのトラブルを未然に防ぎ、経営に関わる重大なリスクをなくします。
労務監査が注目されています
「労務監査」とは、企業の人事労務管理等について、労働基準法など法令遵守されているか、コンプライアンス違反がないか等調査することです。 監査といえば法定の会計監査が知られていますが、労務監査は任意監査であるため、これまでは重要性や必要性が認識されずにきました。 しかし、サービス残業・長時間労働・名ばかり管理職・過労自殺などの問題が次々と起こり、最近では労務監査の重要性が高まっています。
労働関係法違反は、下記のようなリスクがあります。
・未払残業代の請求(辞めた社員が労基署に駆け込み、高額な残業代を請求)
・ブラック企業のレッテル(退職した社員が「労働環境が最悪」「不当な解雇だ」と主張)
・うつ病・過労死訴訟(家族から損害賠償を求められる)
・ハラスメント問題 など
また、事業承継目的での中小企業を対象としたM&Aが増加していますが、中小企業は労務管理に問題を抱えていることも多く、労務デューデリジェンス(労務DD)が重要な役割を果たしています。 労務DDは、未払残業代などの労働債務に加え、労働基準法、労働安全衛生法等の労働法違反に係る法的リスクや労使紛争に係る民事的なリスクも調査します。 M&Aは、企業を買収して終わるものではなく、アフターマージャーと呼ばれる買収後の適切な経営、労務管理が重要となっています。
労務リスク、労働基準監督署の調査、従業員とのトラブル対策に、人事・労務のプロである当事務所の労務監査サービスをぜひご利用ください。
選べる労務監査コース
労務リスクの把握、労基署対策、M&A実施など、貴社のニーズに合わせて、コースを選択していただくことができます。
・簡易コース(労務監査システムを利用した労務リスク診断)
トラブルは表面化していないが、労務リスクがどこにあるかを把握したい場合
社内の労務リスク・問題点を把握し、少しずつ改善していきたい場合等
・標準コース(労務監査 現場ヒアリング、実際の書面確認等の現地調査を含む監査)
労務トラブルの増加、労基署の調査等、直ぐにリスクを洗い出し対策を講じたい場合
従業員からの質問・苦情が増加、何が原因か分からないので調査したい場合等
・総合コース(労務監査標準コース+関係会社による会計・内部監査)
M&A・労務デュ-デリジェンス(労務DD)のため、確実に対策を講じたい場合
労務分野だけでなく、会計分野を含む企業全体の問題点やリスクを把握したい場合等
労務監査は、次のようなサービスを受けることができます。
労務監査簡易コース(労務リスク診断)
◆次の8分野10項目(計80項目)の労務リスク診断を行います。
1.労働時間・休憩・休日 2.賃金 3.労働保険・社会保険 4.安全衛生
5.休暇・休業 6.募集・採用 7.退職 8.帳簿・就業規則
◆リスク診断のあとは、結果・解説レポートを提出させていただきます。
労務監査標準コース
◆現場ヒアリング、実際の書面確認等の現地調査を行います。
(実際の現場でしか気づかない安全衛生リスクや問題点等も含め調査いたします。)
・主な調査項目
○役員・従業員に関すること
○規則類の適用に関すること
○個別労働契約に関すること
○労働時間管理に関すること
○賃金に関すること
○労働関係手続に関すること
○過去の労務トラブルに関すること
○労働安全衛生に関すること
○行政指導に関すること
○労働組合・労使紛争に関すること
○派遣・請負に関すること など
◆リスク診断のあとは、調査結果を記載したレポートを提出させていただきます。
労務監査総合コース(労務監査+会計・内部監査)
◆上記の労務監査標準コースにあわせて、関係会社で会計・内部監査を行います。
◆リスク診断のあとは、調査結果を記載した詳細レポートを提出させていただきます。
※「総合顧問」「相談顧問」をご契約いただくと、「労務監査」を特別料金で受けることができます。詳しくはお問い合わせください。
労務監査簡易コース(労務リスク診断)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() ![]() 労務監査に関することでお困りでしたら、お気軽にご相談下さい。 おそど社会保険労務士事務所 〒530-0001 大阪市北区梅田2-5-6 桜橋八千代ビル9F |