November,2005

チューリッヒ (Zurich)

ルツェルンから1時間、チューリッヒ中央駅につくと、さっそく荷物カウンターで、朝インターラーケンから送ったスーツケースを受け取り、ホテルへ急ぎました。
1日をチューリッヒの市内観光、1日をザンクト・ガレンと美術鑑賞にあてることとしました。


グロスミュンスター大聖堂 (The Grossmünster)

グロスミュンスター大聖堂の写真

グロスミュンスター大聖堂の写真

8世紀後半に、フランク王国の国王カール大帝(Charles the Great)が建てたとされています。
西ヨーロッパを支配したカール大帝は、征服地に教会や修道院を建てていったとのこと。
12世紀に現在のロマネスク様式の教会となりました。
塔は有料ですが、上がることが出来ます。
16世紀前半、スイス最初の宗教改革者フルドリッヒ・ツヴィングリ(Huldrych Zwingli)が宗教改革を説いた教会でもあります。


フラウミュンスター (The Lady Minster)

フラウミュンスターの写真

チューリッヒ中央駅の写真

9世紀半ば、ルートヴィヒ2世(Ludwig Ⅱ)が娘のために建てたとされる教会だそうです。
ルートヴィヒ2世はカール大帝の孫で、ドイツの原型ともなる東フランク王国を成立させた人物とのこと。
1970年にマルク・シャガール(Marc Chagall)によってデザインされた、「預言者(Prophets)」、「ヤコブ(Jacob)」、「キリスト(Christ)」、「シオン(Zion)」、「法律(Law)」の5枚のステンドグラスがあります。


聖ペーター教会 (St. Peter)

聖ペーター教会の写真

聖ペーター教会時計盤の写真

聖ペーター教会は、リンデンホフの丘にあったローマ時代の城塞の敷地内に建てられたチューリッヒで最も古い教会とのこと。
16世紀半ばに設置された巨大な時計の文字盤は、ヨーロッパで最大だそうです。


ケー橋からの写真

リマト川(Limmat)沿いをチューリッヒ湖に向かって歩いてみました。
ケー橋(Quai-brucke)からグロスミュンスター、フラウミュンスター、聖ペーター教会が1枚の写真におさまりました。


チューリッヒ中央駅構内の写真1

チューリッヒ中央駅構内の写真2

チューリッヒ中央駅

中央駅構内では、クリスマスマーケットが立ち並び、スイスの伝統料理、キャンドルや香辛料などいろいろなものが売られていました。
中央には、天井に届くほど巨大なクリスマスツリーが、一面スワロスキーのオーナメントで飾られ、輝いていました。


高級ブランドが立ち並んでいるバーンホフ通りに、ドン・ペリニョンを使った『シャンパン・トリフ』で有名なトイシャー(Teuscher)もあります。チューリッヒ店はジュネーヴ店と違って、クリスマスらしいショーウィンドウでした。
バーンホフ通りを少し外れたデパートイエルモリ(Jelmoli)だったでしょうか。プジョー(Peugeot)のペッパーミルがサイズも豊富で、値段もかなり安かったので思わず購入しました。
地下の食料品では、チーズやリンツの板チョコなども安く、手頃なお土産にもなりそうなものが揃っています。
デパートグローブス前で、聖歌隊がツリーの形に並び歌う「シンギングツリー」はシンプルですが、ほのぼのとしていました。

デパートのショーウインドウの写真

トイシャーの写真

バーンホフ通りのの写真


ザンクト・ガレン修道院 (St.Gallen)

チューリッヒから足をのばすのなら、本数は少ないですが、ザンクトガレンまでは、1時間ほどで到着します。
世界文化遺産であるザンクト・ガレン修道院は見ごたえがあります。

ザンクト・ガレンの写真1

ザンクト・ガレンの写真2

ザンクト・ガレン修道院は、7世紀初め、聖ガルス(Saint Gallus)が、キリスト教伝播のため、アイルランドから大陸に渡り、この地に小さな庵を作ったのが始まり。
8世紀に、庵の跡に修道院が建てられ、聖ガルスにちなんで、ザンクト・ガレンと名付けられたとのこと。
この修道院がのちにヨーロッパで最大のベネディクト派修道院に発展するそうです。
現在残る18世紀のバロック建築は見事です。


ザンクト・ガレンの写真3

ザンクト・ガレンの写真4

ライゼゲペック Reisegepack (Baggage Switzerland)

スイス国鉄の荷物別送サービスです。有人駅であればどの駅でも送ってくれます。
預ける時間にもよりますが、ファストバゲージ(Fast Baggage)であれば、料金は高くなりますが、当日の受取も可能になります。
ツアー旅行のように観光地をまわりながら移動できるので、個人旅行をする方には、本当に助かるシステムです。

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