November,2005
ルツェルン (Lucern)
インターラーケン西駅で、スーツケースを預け、身軽になってルツェルンに向かいました。
列車がルツェルンに近づくにつれ、車掌さんが言ったとおり、吹雪が厳しくなってきました。
ルツェルンで列車を降り、駅を出ると、一面雪景色でした。
カペル橋 (The Chapel Bridge)
ロイス川にかかるカペル橋は14世紀半ばに要塞の一部として建てられました。
八角形の塔は刑務所や拷問室として使用されたこともあるそうです。
屋根の梁には、反宗教改革としてカトリック教会により、ルチェルンの歴史や、守護聖人 聖レジェ(St. Leodegar)や聖モーリス(St. Maurice)の生涯を描いた111枚の板絵が飾られています。
絵にはスポンサーの紋章が書き込まれてあり、絵の下の部分には説明が書かれています。
20世紀後半に板絵の3分の2を焼失し、一部復旧したものの、そのために絵が飾られていない部分があります。
もう1つの屋根付き橋であるシュプロイヤー橋(The Mill Bridge)にも板絵が飾れています。
この橋の板絵には、17世紀前半に、ヨーロッパ全土で流行したペストをあらわした『死のダンス』が描かれています。
イエズス教会 (The Jesuit Church)
ロイス川沿いに立つイエズス教会は、17世紀半ばに建てられたスイス最古のバロック教会です。
ライオン記念碑 (The carving of the dying lion)
1789年のフランス革命のとき、パリのテュイルリー宮殿で、ルイ16世とその家族を、民衆の暴動より守り、戦死したスイス傭兵のための慰霊碑で、のちの19世紀に作られたものだとか。
ライオンが守っている盾は、ルイ16世を表しているそうです。
ホーフ教会 (Church of St. Leodegar im Hof)
8世紀にベネディクト派の修道院として建てられましたが、
その後焼失。
17世紀半ばに再建されときに、ルツェルンの守護聖人 聖レジェにちなんで教会の名前がつけれたそうです。
すっかり晴れたルツェルンの観光を終え、チューリッヒに向かうため、駅へと向かいました。