October,2006

エジンバラから湖水地方に移動です。
ヘイマート駅のホームでかなりの時間待ったのですが、なかなか列車が来なく、心配になって駅員さんに尋ねると、天候のせいで遅れているとか。あたらめて駅員さんが到着時間を教えてくれたのですが、告げられた時間よりまだ遅れての到着でした。

オクセンフォルム(Oxenholme)

エジンバラからはオクセンフォルム駅でローカル線に乗り換えてウィンダミアに向かいます。乗り換えに少し時間があり、改札もないようなので、駅の外に出てみました。
スコットランドとはまったく景色がかわっていて、のどかな自然いっぱいのところです。
虹が出ていました。

オクセンフォルム駅ホームの写真

オクセンフォルム駅周辺の写真


ウィンダミア(Windermere)

ウィンダミア駅に到着すると、まず、駅近くのレイクスホテル(lakes Hotel)の1階にある「Lakes Supertours」で「ビアトリクス・ポターの湖水地方とワーズワース」1日ツアーの申し込みを済ませ、ウィンダミア湖畔に向かいました。

ボウネス湾の写真1

ウィンダミア湖のボウネス湾 (Bowness Bay)の桟橋からは、様々なコースのクルーズが出航しているようです。湖畔にチケット売り場らしき緑の小屋がたち並んでいます。

ツタでおおわれた湖畔に建つオールド・イングランド・ホテル(Macdonald Old England Hotel)は優雅な感じです。
駅に続く レイク・ロード(Lake Rd.)には、店先を花や看板で飾ったギフトショップやレストランが並んでいます。どこを見ても絵になる景色です。

ハイランドカウの写真

ハイランドカウの写真

ハイランドカウの写真


この地方独特の黒い石が使用された一般住宅でも、ドアや出窓を白く塗り、花を飾ったりしています。中には、看板のかかった家もあり、B&B(Bed and Breakfast)だったりします。


館内の写真1

館内の写真2

館内の写真3

館内の写真4

ヴアトリクス・ポターの世界館 (The World of Beatrix Potter Attraction)

レイク・ロード沿いの入り口は少し奥まったところにありますが、ロード沿いの建物の壁に、目印のピーターラビットの看板があります。
ヴアトリクス・ポター (Beatrix Potter)が書いた23の全作品がそのまま再現されていて、暖かみのある館です。

館内の写真5

館内の写真6

館内の写真7

世界館入り口の写真


ホテルリビングの写真

宿泊先であるバーンサイド・ホテル(Burnside Hotel)の部屋も清楚な感じでよかったですが、階段下の暖炉のあるスペースがとても雰囲気がよく、くつろげる空間です。


湖水地方

朝、ホテルに「Lakes Supertours」のミニバスが迎えにきました。このまま出発かと思ったら、一度レイクホテルに戻って、他の参加者も乗せての出発でした。ドライバーさんがガイドを兼ねたツアーですが、エジンバラと違って日本人観光客が多いせいか、終始ゆっくりとした英語で話してくれました。

ターンハウズ湖の写真

ターンハウズ湖 (Tarn Hows)

最初に訪れたのは、針葉樹林に囲まれた美しい湖です。
この湖に来るのに、道の両側の木々の枝が車にあたるほど、細い山道を登ってきました。 ツアー中、ドライバーさんが話した日本語は唯一「ガレキ」でした。


ヒル・トップの写真

ヒル・トップ (Hill Top)

ニア・ソーリー (Near Sawrey)にあるビアトリクス・ポターが執筆活動に使っていた家です。ポターは、愛着のあるこの家をそのまま保存し、住居であるCastle Cottageからもお気に入りの物を移すよう、遺言したそうです。
物語に出てくる道具のひとつひとつや、ポターが飾っていた写真も、そのまま残されています。
あまり大きな家ではないため人数制限があり、少し待たされました。
ヒル・トップの周りには、自然が広がっています。


ヒル・トップ前の風景の写真1

ヒル・トップ前の風景の写真2


ホークスヘッド (Hawkshead)

ホークスヘッド・グラマー・スクールの写真

駐車場の近くに、ホークスヘッド・グラマー・スクール (Hawkshead Grammar School)はありました。ロマン派詩人ウィリアム・ワーズワース(William Wordsworth)が9年間通った学校です。


レイ・キャッスルの写真

レイ・キャッスル周辺の写真

レイ・キャッスル (Wray Castle)

ウィンダミアの北西の湖岸あるレイ・キャッスルは、ポターが16歳のとき、ロンドンに住むポター家が3ヶ月の夏の休暇を家族で過ごすために借りたネオ・ゴシック様式の城です。
ドライバーさんに敷地の入り口にある高い石垣に上がるよう言われました。そこに立つとレイ・キャッスルを背景に、人物がきっちりおさまるそうです。

この地方は自然を守るために、ガードレーも石しか使わないそうです。


キャッスルリッグ・ストーンサークル (Cattlerigg Stone Circle)

キャッスリッグ・ストーンサークルの写真1


ミニバスが通ると、人がすれ違うことも困難なくらいの細い道を進んで、キャッスルリッグ・ストーンサークルに到着しました。
4000年ほど前にケルト人によって造られたキャッスルリッグ・ストーンサークルは湖水地方のストーンヘンジと呼ばれているそうです。
柵がないので自由に石に触ることができます。

キャッスリッグ・ストーンサークルの写真2

ナショナルトラストのサインの写真

キャッスリッグ・ストーンサークルの写真3


ダーウェント湖の写真

ダーウェント湖 (Derwent Water)

ここでミニバスを降りてクルージングです。どこで降りるか聞かされていなかったのですが、到着すると、船長さんがツアー参加者に降りるよう声をかけてくれ、船着き場でも、ドライバーさんが待っていてくれました。


静かでなだらかでニューランズ渓谷(Newlands Valley)をバスでくぐっていくと、モスフォース滝(Moss Force waterfall)が見えてきます。小さな滝です。
ホニスター峠の採石場(Honister Slate Mine)で採っているのは、この地方の家屋の特徴である黒色の石で、切ると薄く剥がれるような手触りの「粘板石」と言われるものだそうです。「粘板石」とは、古生層や中生層で凝固した堆積岩だそうです。
ウィンダミアはカンブリア洲(Cumbria)ですが、 「カンブリア紀」の名前の由来がこの山岳地帯にあるのでしょうか。

モスフォース滝の写真

ニューランズ渓谷の写真1

ニューランズ渓谷の写真2

グラスミア(Grasmere)

ダブ・コテージの写真

グラスミアに着いたことにはもう薄暗くなっていて、ワーズワースが暮らしたダブ・コテージ (Dove Cottage) は閉館していました。正面の写真を撮って、ツアーは終了です。


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