October,2006

ロンドンでは、「オックフォード・ストラトフォード・コッツウォルズ」をまわるバスツアーに参加しました。
ツアー参加者は、迎えのバスに乗り、各ホテルをまわりながら、ビクトリア・バス・ステーションに集められます。ステーションでは、申し込んだツアーの乗り場の前で待つこととなります。乗り場の番号はバスの中で案内してくれますが、乗り場にも表示されています。

オックスフォード(Oxford)

宿泊ホテルを出て、1時間ほど経ったでしょうか、やっとバス・ステーションを出発しました。
尖塔の街オックスフォードに到着すると、さっそくクライストチャーチに向かいました。

クライストチャーチ(Christ Church)

16世紀半ば、ヘンリー8世(Henry VIII)の宗教改革により、ここをオックスフォード教区の大聖堂としたときにクライストチャーチの名前になったとのこと。
カレッジの中心にはトムクワッド(中庭)があり、トムタワーにはイングランド最大の鐘が収容されています。

クライストチャーチ大学前の小路の写真

トムクワッドの写真

大聖堂の写真


トムクワッドを囲む建物の一画に学生の食堂として使われているグレートホール(The great Hall)があります。『ハリーポッター』にも出てくるこの食堂は、3列しかなく、4列ある映画のシーンはCGで作られているそうです。
壁一面に、この大学出身者の肖像画が飾られています。
ステンドグラスもあざやかです。アリスの物語に出てくるキャラクターが描かれた『アリスのステンドグラス』がありますので、探してみてください。
グレートホールを見学し終わると、名前の由来ともなった大聖堂へと移動しました。

グレートホールの写真1

ステンドグラスの写真

グレートホールの写真2


ヨナの窓の写真1

ヨナの窓

入り口より身廊を入ってすぐのところにある17世紀に作られたステンドグラスです。ヨナだけがステンドグラスで、ニネヴェの風景の部分は着色ガラスの小さなパネルからできています。
このステンドグラスは、旧約聖書の一つ『ヨナ書』の主人公預言者ヨナが、「神からアッシリアの首都ニネヴェに行くように告げられる」話が題材となっています。
大聖堂の庭もアリスに関係しているとか。


ヨナの窓の写真2

教会の庭の写真

キャサリインの窓の写真1


キャサリインの窓の写真2

聖キャサリンの窓

中央の聖キャサリン像は『ふしぎな国のアリス』の主人公アリス・リデルの姉イディスがモデルだそうです。
この窓は19世紀、ラファエル前派のイギリス人画家であるエドワード·バーン·ジョーンズによって作られました。


聖フライワイドの窓の写真

聖フライズワイドの窓 (St.Frideswide)

8世紀半ば、オックスフォードに修道院を建てた聖フライズワイドの伝説が描かれたステンドグラスです。

この窓も、エドワード·バーン·ジョーンズによって作られたものです。


ベケットの窓の写真

ベケットの窓 (Becket window)

この大聖堂の中で一番古いステンドグラスだそうです。
中央にはカンタベリー大司教トマス・ベケット(Thomas Becket)と剣を持った騎士が描かれています。
12世紀後半、教会への干渉を強化しようとしたヘンリー2世(Henly Ⅱ)と対立したトマス・ベケットは、カンタベリー大聖堂内で、王の意をくむ4人の騎士によって殺害されます。


このツアーはあわただしく、クライストチャーチを見学したあと、ハートフォード大学(Hertford College)のヴェネツィアを模して造られた『ため息の橋』をくぐり、ラドクリフ・カメラ(Radcliffe Camera)図書館、シェルドニアン・シアター(Sherdonian Theatre)の写真だけを撮ってバスに戻り、ストラトフォードにむけて出発しました。

ためいき橋の写真

ラドクリフ・カメラの写真

シェルドニアン・シアターの写真

オックスフォード風景の写真


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