本文へスキップ
ようこそ みのたけワールドへ!---- Kyoto Minotake Alpine Club

山行形態と装備(岳装)一覧  ANNOUNCEMENT 2

無雪期(春~夏~秋)の「日帰り登山・ハイキング」
 
第1種岳装(炊事なしのケース) ②第2種岳装(炊事ありのケース)
無雪期(春~夏~秋)の「宿泊登山(小屋泊り)」
 
第3種岳装(炊事あり+宿泊用品のケース)
積雪期(冬、早春)の「雪山 日帰り山行」
 ④
第4種岳装(雪山登山・ハイキングのケース)

※ 現時点ではテント泊と積雪期の宿泊登山はまだ想定していません

※ 例会等の山行計画書では、装備については「第一種岳装」というように省略表記しますので、わからないときは以下を参考にしてください。

※ 以下はそれぞれの登山形態に合わせた標準装備です。これらを参考に各自、経験を重ねて自分に最適の装備を工夫してください。荷物の持ちすぎは重量を増やしバテのもとになります!しかし、過度の軽量化はまた別の問題を生みます。体力アップと力量にあった装備を

第1種岳装 (日帰り・炊事なし)

登山靴(くるぶしまで覆えるハイカットのものを)
靴下(ウールか化繊のやや厚手のものを)
ザック&ザックカバー(小型:20~30㍑前後までで可)
ウエア(アンダーウエア、行動着、シェル、防寒着etc.)
基本的に、無雪期はさほど神経質にならなくても大丈夫です。季節と天気、気温などに合わせて自由に判断、チョイスし、おしゃれも楽しんでください。
 ただし、衣類は(特に肌着は)山では繊維そのものが汗を吸い込まないような化繊素材でストレッチ性のあるものを! 水を吸い込むコットン製品(Gパンや綿パン類)はNGです。衣類が濡れると不快なだけでなく、体温低下を招きます。
 上着は長袖を。ケガ、虫刺され、紫外線予防のためにも。夏場は汗を多くかくので、肌着やTシャツの替えを! 防風、防寒用に軽くてコンパクトなウインドブレイカーをザックに。いざという時、強い味方になってくれます。
ザックの収納品(以下は登山には必携の基本装備です。赤字は新たな追加分です
基本パック(隊長の場合は、会員証、名刺、健康保険証のコピー、運転免許証のコピー、筆記具、ミニノート、靴ひもの予備、細引き、小ナイフ、ライター、笛・ホイッスル、バンドエイド、ティッシュ、輪ゴム、安全ピンなどをまとめて常時、パックにしています)レインウエア(ゴアテックスなどの防水透湿素材で上下セパレート式のものを)ヘッドランプ(日帰りでも必携、予備電池も)地図、コンパス(2万5千分の1、登山地図など)時計携帯電話セルフレスキュー用ツール一式(120㎝のソウンスリング1本、同60㎝1本、安全環付きカラビナ1個、安全環無しの通常カラビナ1個、フリクションノット用の輪状スリング1本)お弁当水筒(お茶、水などの飲料)ペットボトル・水500cc(多目的用。コーヒーや紅茶、けがの傷口洗い・目洗いなど非常時にも使用)コップ非常食(パン、カロリーメイト、氷砂糖、キャンディー、チョコレート、ドライフルーツなど)嗜好品(おやつ類)帽子タオルちり紙ゴミ収納用ビニール袋 
以下は各自の判断で
カメラストック折り畳み傘ウエストポーチ軍手サングラス常備薬 

第2種岳装 (日帰り・炊事あり  第1種岳装に以下を追加)

ザック&ザックカバー(中型:30㍑程度)
ザックの収納品
ガスバーナー(共同装備)ガスボンベ(同)クッカー(コッフェル、やかん、オタマなど:共同装備)料理用ナイフ・箸・まな板など(共同装備)食材(共同装備)コーヒー・紅茶・砂糖など(共同装備)ロールペーパー水500㏄(各自持参)食器・おわんなど(各自持参)お箸・スプーン・フォークなど(各自持参)

第3種岳装 (宿泊・小屋泊り 第2種岳装に以下を追加)

ザック&ザックカバー(中~大型:45~50㍑程度)
ウエア類(アンダーウエア、行動着、防寒着)
着替え(宿泊日数に応じて必要分を。肌着、靴下など)防寒具(フリース、ダウンなど。夜間、早朝は小屋泊りでもかなり冷えます。未明にご来光を見に行く場合は必携)
ザックの収納品
宿泊用衣類(パジャマ兼用になるTシャツなど)枕もとセット(時計・蛍光のものが便利、小型ライト、ティッシュ、薬、めがねケースなどをパック)洗面セット(歯磨き、タオルなど)細引き(ロープ。衣類を吊るして干すのに便利)行動食&携行食(雨でもポケットに入れて歩きながら食べられるものを)救急セット(共同)昼食(お弁当かオニギリか自炊か…ケースバイケース)

第4種岳装(雪山登山  第1種、第2種岳装に以下を追加)

ザック&ザックカバー(中型:30~45㍑程度)
ウエア類(保温性の高いアンダーウエア、防水・透湿性素材の行動着、防風・防雪・防水素材のアウター)帽子・ネックウオーマー(ウールなど保温性の高いもの )アンダーウエア(厚手で保温性の高いもの、上下、タイツなど)セカンドウエア(フリースのタートルネックや前ジッパーのシャツなど)サードウエア(厚手のフリースやセーター類。状況に応じて着脱調節)トップウエア(いわゆるアウター、シェル類。ゴアテックスの上下など。夏用レインウエアではなく冬山用のしっかりしたものを)グローブ(凍傷防止。ウール手袋、冬用グローブ。雪による濡れや凍り対策に、防水・保温性の高い素材のものを。薄手のウール手袋との重ね使用がもOK)濡れた場合に備えて、予備の肌着などの着替え類。靴下の替えも。
雪山登山用装備
ロングスパッツアイゼンストックカンジキ&スノーシューサングラス(必携)
ザックの収納品
魔法瓶(サーモス、熱い飲み物をキープ)ホカロンの類非常用に小型バーナー&ボンベ非常食(低温下でも凍らないものを。おにぎりはNGです。カチンカチンに固まっちゃいますよ)

食事(お弁当)の注意!
行動食: 雪山では、ちょうどお昼の時間にどこかに腰を下ろして、ゆっくりお弁当を広げて「ランチタイム」をとるということが出来ないケースが多々あります(雪の上に長時間座るわけにもいきません)。また、雪やみぞれが降り続ける中を行動し続けなければならないような場合もあります。
 そんな時は、特に昼食の時間を決めずに、各自の判断でそれぞれ、小休止などのたびに、こまめに行動食を摂取し、カロリー補給を行うことが必要になります。そのためには、いわゆる「お弁当」ではなく、パンやクラッカーなどの「行動食」をポケットに入れておいて、歩きながらでも随時、食事をとる形となります。
 ですから、雪山の場合は、通常のお弁当のほかに「行動食」も準備しておくのが得策です。(※「行動食」は「非常食」とは別です。「非常食」は、基本的に下山するまで食べずに携帯し続けます)


京都みのたけ山学会