4月ハジャイ

件名 : みつけたぞネットカフェ
日時 : 2003年4月11日 22:01

あきらめてホテルへ帰ろうとした道でついに見つけた、ネットカフェ。

昨日朝5時20分バンコク着、乗ったタイ航空いつもと違う環境、スチュワーデス、スチュワードみんなでっかいマスクしている。
関空でチケットは一番後ろのセンター通路側をリクエストしたら、後ろの方は「ブロックされていますから席に着かれてから替わってください」の返事、これで結構席が空いていること判明、飛ぶ前に4席確保、シートベルトサイン消えると同時に横になる。
朝ごはん配っているのにも目もくれずひたすら眠る。
Beerもワインもリクエストしなかったのは初めて。
バンコクの空港着く前からハジャイまではしっかりマスクをする。
7:00発8:30ハジャイ着、国際線からイミグレ通るのはたった3名。
ここからとにかく国鉄の駅まで行く、事前に調べておいた時刻表ではもう列車はないはずだけど、タイの国鉄遅れるのが当たり前何とか乗れるんちゃうか。
タクシー240バーツ高いのでミニバス60バーツにする、約30分で着。
どうしたことか遅れていない、ウーン南部線はマレーシア、シンガポールと繋がっているからしっかりしてるんかなあ。

10時30分発の鈍行がある、チケットを買ってハジャイの街をぶらぶらする、街の中を川が流れていてその傍の感じのいいホテル発見、値段聞くと650バーツ、
ええやん戻ってきたらここにしよう。
時間きたので駅に戻って3等鈍行の旅5時間42バーツなり安い。

前の席の女の子ふたりちらちら僕を見て笑ってる、
こりゃあコミュニケーションとるしかないなあデジカメ、大喜び。
調子に乗って動画も撮る、不思議そうな顔してる。
それから指差し会話集使ってたんと話す。
でも彼女らぼくがタイ語話せないこと忘れてどんどん自分のペース、ちょっと待ってくれ。

9歳と12歳、おかあさんとおねえちゃん13歳、弟ちっちゃい、その上の
おにいちゃんやと思ってたらおねえちゃん?歳と赤ちゃんで一家移動中。
デジカメ撮っただけ写真あげるわけでないのにおかあさん喜んでか子供たちにいいつけてぼくに何かとくれる。
最初ファンタグレープ、氷入ってたけど気にせず頂く、次蒸した南京豆、
次ソーセージ、次もっと上等のソーセージ、
どこかの駅で袋入り冷蔵甘い水買ってきてくれた、気に入られたんかなあ。

9歳の女の子に電話番号聞かれる、紙に書いて渡したら「コップンカー」。
5時間の汽車の旅があっという間やった、別れる時何べんも握手したがる、エエ子たちやった。
国境の町スンガイコーロクに着く。
当たりをつけておいたメルリンホテルを除いてみる、390バーツ安い即決。
おまけにホテルのタイマッサージ2時間250バーツ、乗り物に乗った疲れをとるため即お願いする。
ここに1泊するか2泊するか決めていなかったけど小さい街、夕方一歩きしたらあとはもう何にも無し、1泊で移動することにする。
夜はちょっと嬉しい屋台街で飯食って早いうちに爆睡。

8時起床、さあ歩いて国境越え。
タイ南部とマレーシア国境はハジャイからまっすぐ南へ行くマレー鉄道が有名、バンコクからハジャイ、クアラルンプール、シンガポールと繋がっていてボーダーでは列車から荷物もって降りて手続きする。
今回はあえてハジャイから別路線 最終駅のスンガイコーロクで攻めてみることにした。
ホテルに荷物預かってもらいバイタクの声振り払いつつボーダーまで歩く。
人のレーンと車のレーンが分かれている。
まず出国手続き、これは簡単パスポートにスタンプ押してもらうだけ。
しばらくどこの国にもいない状態で橋をわたる、ちょっと不安。

マレーシア側イミグレでEDカードもらって書こうとしたらボールペンが無い。
最近こういうの多い、物忘れ。
イミグレの美人(やけどきつそう)にペン貸してもらって書く。
心配してたけど内容は分かる。
ぼくの順番 前の3人家族(マレ−シア人?)係官に入国拒否されている、困り果てた体、気の毒。
戻っていったけど、このままやとタイ入国もできないんちゃうかなあ。

僕の番、一転係官上機嫌「おはよごじゃいます、ミスターマサ」。
マレーシア側無事入国、ここはランタウバンジャンいう町。
でも、何にも無い淋しい。
バスで近くの街コタバルへ行ってみようと思っていたけど、バス皆無タクシーのみ高い。
近くをブラブラ、食堂へ入る。
さて、なにもかもちんぷんかんぷんやけど、ここのことばはインドネシアと近いはず、ナシゴレンいうたら通じた。
ちょっとくせある焼き飯、だって骨付きかしわのぶった切った細切れ入ってるもんやから骨が歯に刺さって食べにくい、2.5リンギット也(75円くらい)。
来た時と反対側がマレーシア出国レーン、イミグレで「ワンデー? 」聞かれて「Next Timeはゆっくり来る」いって出してもらう。
再入国も簡単、まがりなりにもマレーシアのスタンプがパスポートに増える。

バイタクでホテルまで、とにかく国鉄の駅へ行ってみたら15分後にバンコク向けて出る列車がある、ハジャイまでのチケットをゲット今度は102バーツ也、快速代がプラスされている。
でも所要時間が3時間半、多分バスより早い。
来たときの鈍行と違うのは3等でも座席指定、でもここはタイ、みんな好きなようにアレンジして座ってる。
駅員も席無くてもチケット売っているのとちゃうかな、どうみても人であふれかえっている、それとも無賃乗車がいるのか。

国境の橋上から



ハジャイへ戻ってきて川傍のホテルにチェックイン、2泊いうたら「1泊だけあしたはFULL」いわれる、あしたまた宿探しせな。
コーロクには無かったネットカフェと国際電話探すもままならずあきらめてホテルへの帰り道ついにここ発見、店主はあやしげな日本語を操る中国人。

タイはいま暑気、暑い。さすがのぼくもあんまり歩く気にならない。
こんな南へ来ないで、どっかのビーチが正解やね、こんな季節は。
あさってからタイの正月ソンクラーン、恐怖の水掛祭り。
ここハジャイはどうなんやろう、さっさとバンコクへ戻りたい。



件名 : イスラム教
日時 : 2003年4月12日 16:31

タイは仏教国なんやけど、マレーシア近くの南部ではイスラム教徒が多い。
頭隠している女の人とそうでない人半々といったところ。
国境の町スンガイコーロクではイスラムの方が圧倒的に多かった。
アルカーイダの支配していたアフガン時代の女性ひどい抑圧されてなんてひどい宗教やと思うたけど、こっちの女性はみな明るい。
屋台を切り盛りしている少女はみんなジーパンに厚底靴、笑顔が絶えない。
国境の橋で見たおばちゃんはバイク乗ってタバコ吹かしていた。
あの頭覆っている頭巾みたいなのにもいろんな模様や材質があってあれでおしゃれを楽しんでいる様子、これがエエんやね。

きのう泊まったホテルきょうは満杯で断られていたので、きょうは朝から宿探し。
あしたがソンクラーン初日いうことはきょう大晦日で土曜日に当たる、それで混んでいるよう。
きのうの夜街歩きしていたらあっちこっちにステージが組んである。
特設の噴水までセットされている。

そんならぼくもこっちのお祝いにちょっとだけ参加できるように中心部に移ることにする。
LEE GARDENいうホテル、ツインしかなかったけど、最後の1室さっさと決めた。
きのう485バーツ、今夜950バーツ。でも湯船があってお湯がたっぷり出た。
きのうは淋しいシャワーやったんで嬉しい。




あんまりまともな食事していなかったので、お昼はたっぷり食う。
フィレステーキ215バーツ也。
ステーキよりサラダバーが嬉しい、50種類くらいを取り放題スープもケーキもあって、満腹、幸せ。
この店ちょっと変、水の代わりにコーラ飲み放題ピッチャーに入れて注ぎに回ってる「Beerはないのかな」、、、

コロークもここハジャイも日本人やファランほとんど見かけない。
中国系、マレーシア人がほとんど。
タイの人も明らかにバンコクやチェンマイあたりの顔と違う、南国顔。
ハジャイは南部最大の都市とってもにぎやか、でもぼくにはあんまり合いそうにない。
町はとても活気があって独特の雰囲気があるんやけど、歩いて楽しい路地がない。
もっともこれは暑さのせいかも、、日中歩く気にならんもんなあ。
それとゴチャゴチャがバンコクのそれとなんか違う。
夜バービアで飲もうとしてもそれらしい店あるんやけど、どうもオープンな雰囲気違う。
店の前に女の子何人か居るんやけど、飲もうと思ったらガラスドアの向こうに行かなならん。
オープンでないとおちおち飲んでいられない。
そんな妖しげな店多いのもお隣マレーシアから遊びに来る連中のため、おいおいそんなんでエエのんかイスラム教。

きのうイミグレでみた男どもの手にしていたパスポートの回数券みたいなの、別に正式書類書く風でなくスタンプだけ押してもらっていた。
簡単に国境越えてお酒と女を調達しにくるみたい。
コーロクもハジャイもそんな雰囲気がぷんぷんしている、そんな空気が街のあっちこっちに隠れている。
これがバンコクのバービアやゴーゴーバーならもっと明るく飲める。
ま、気にせんかったらエエんやけど、、、

お昼してお金払ったらちっちゃい水鉄砲くれた、これではそこらのガキの持ってるでっかいのに太刀打ちできひんやないの。
とにかくあしたはソンクラーン初日、ここハジャイでも御多分に洩れないようで水嵐が舞いそう。
シャワー掻い潜りながらバンコクへ避難。

では、みなさま。

件名 : ソンクラーン万歳ハジャイもエエわ
日時 : 2003年4月13日 21:28

本来ならきょうからがソンクラーン始まるところが、ハジャイではきのうの昼過ぎからみんなそわそわしていて、夕方にはすっかり突入してしまいました。
街中にホテル替えたのはある意味で正解、ずぶぬれにされても着替えに戻れるから。





きのうチェックインしたホテルの周辺が歩行者天国になって、仮設ステージがあっちこっちに出現、ダンスやら、丸太ん棒落としっこやら、美人コンテストやらイベントだらけ屋台いっぱいでウキウキ。
特筆すべきは、このためだけに据え付けられた噴水。
曲に合わせていろんな弧を描く、そりゃあきれいやった、思わず動画いっぱい撮る。

それにしてもみんなウハウハ状態になっているのに屋台の人らは黙々と仕事に励んでる、水飛んできているのになあ。

光景を何としても写真に収めるべくデジカメをビニール袋に入れてチャンス伺うんやけど、いいところはカメラ水かぶるのが恐くて袋から出せず、チャンスと思って用意しようとしたときバケツで浴びせられる、カメラ何とか無事。
美人コンテストの舞台裏、ちょうどスタンバイしている女の子達見つけたのでバリケードの間からお邪魔して撮らせてもらう、中学生くらいの子達化粧した顔がかわいい。

Tシャツ3回交換、エアコンフルに動かしておいて乾かす。
夜11時くらいホテル帰ったらスカイラウンジで「ショーあるかわいい子多い」のボーイに乗せられて行ってみる。
何やこれSexy Showやて、水着の女の子が手足動かしているだけ、ウーン。
次キャバレーショー、カラオケにあわせて歌ってる格好だけ、これで金取るんか。
(ひとりジミーチャンに似たおかまだけ笑えたけど)程度の低い学芸会?
でもマレーシア人喜んでる。抑圧されたイスラム教にはこれでも刺激あるんかなあ。




毎日タイマッサージにはかかってる、こっちは安い、2時間200バーツ也。
街中には少なくてどこのホテルにもマッサージルームがある様子。
ちょっとバンコク第一とはスタイルが違う、いろいろあるんやねえ。

夜中2時くらい街の喧騒は続いていたけどとにかく眠る。
朝8時に目覚めて外へ出てみるともうウハウハ人で溢れかえってた。
こいつら寝てないのちゃうか?
おまけにきのうよりパワーアップしてる、水かぶらずに歩けない。
こっちの街中移動はトウクトウクだけ、格好の標的になってる。
空港までトウクトウクに乗る冒険はしたくない、タクシーなんてもんは走ってないのでツアー会社まで予約に行く。
ホテルから100mくらいなんやけど水かぶらずに行くのは至難の技。
予約はあっさりできたけど、この後もういっぺん荷物もって来なならん、フー。

で、夕方6時にバンコクいつものMAXIMS INNへチェックイン。
予約してなかったけど、去年の経験からこの時期は空いているはずの読み通りすんなりチェックイン。
正月料金取る訳でなしエエホテルやわ。
ソンクラーン時はみんな田舎へ帰っていておまけにここらはビジネス街&ホテル街なんで水鉄砲持ってる輩は極少、ホっとするもちょっと淋しい。





件名 : のんびり
日時 : 2003年4月14日 12:03

昨夜バービア街へ出かけようとしたら入り口にパーになってしまったファランが水掛まくっていたのでパス。
ゴーゴーバーを冷やかす。
鳥の炒めたのとご飯を頂く、それだけ後は何にもなし。
これから第一マッサージの20番スダッさんに揉んでもらいに行く。
表はもう37度、暑い何にもしないでおこう。



件名 : イッツマイジョブ
日時 : 2003年4月15日 12:21

きのう朝出かけるときポタポタいう音がしていた。
エアコンからちょっと水が落ちてきているので洗面所のごみ箱おいてあんまり気にかけずに出かけてた。
戻ってきたら2リットルくらい溜まってた。
雑用係の兄ちゃんに「マイエアコンディショナーイズソンクラーン」いうたら必要な工具やらバケツ持ってきててきぱき無駄のない動き。
てっきりちょっとだけ見てマイペンライくらいいわれて終わりか運良かったら部屋替われいわれるものと思っていたけど、きっちり直してしまう。
排水のジョイント部分から漏れていたみたいで下部の蓋はずしたらエライ溜まってた。
あんまり手際がいいんで「ユーアーグッドエクニシャン」いうたら「イッツマイジョブ」返ってきた、あんたやるやん、タイ人の男とは思えへん。

バンコクでのソンクラーンは局所的、せやけど狂気的。
パッポンの元男ゴーゴーへ行こうとしたけど近づくことできず。
とっても危険、みんなもうヘラヘラしている。
ドラッグじゃなく水だけで興奮できるのもちょっとすごい。
(ドラッグやってる輩もいるかな)
ソンクラーンが一番暑いこの時期やいうのも理解できる。
それにしてもタイ中で3日間どれだけ水消費するんやろう?

楽しかったお休みも今日後ちょっとだけ。
空港からまたマスクして飛行機に乗る。
いったん街入ったらそんな心配誰もしていないけど、気分を対SARSに戻さなくては。

ではタイ通信これでおしまいです。