大年神社F 
大年神社F

《配祭神》の続き 
大国主命 (おおくにぬしのみこと):大国主神(おおくにぬしのかみ)・葦原醜男(あしわらしこお)・八千戈神(やちほこのかみ) 大巳貴神(おおなむちのかみ)など  ともいう。「日本書紀」では須佐之男尊(すさのおのみこと)の子(母は櫛稲田姫(くしいなだひめ)、「日本書紀」では須佐之男尊(すさのおのみこと)の六代後の孫とする。神代の出雲国の主神。兄弟神(八十神)たちから追害されて根の国に逃げ、多くの試練を経て、須佐之男尊の娘:須芹比売(すせりひめ)と結婚。

 須佐之男尊より得た太刀と弓矢で八十神を討ち、スクナヒコナと共に天下を経営、農業を興し、禁厭、医薬の法を教えた。後に、天孫降臨にあうと、国土をニニギノミコトに譲って(国譲り)出雲に隠退。出雲大社に祀られる。大国主とは、本来単一の神格の名称ではなく、出雲地方を勢力圏とする大地神、農耕神が神話統合の過程で、他の同様の性格を持つ神々と結びつけられ、ついに「大いなる国土の主  宰者」という意の総称を得たと考えられている。後世、仏教の大黒天と同一視され、「福の神」として庶民から信仰された。

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