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 ナブタ・プラヤ
 (NabtaPlaya)
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年  表 : ナ ブ タ・プ ラ ヤ の 略 史
石 器 時 代 年   代 主  な  出  来  事 文化の呼称(西部砂漠)
ヤンガードリアス期 紀元前10900~
紀元前9500年頃
最終氷期から温暖化へ向かった直後再び短い寒冷期が襲ってきた。農耕はこの時期が終わってから地球上で始まった。 一時的寒冷化⇒温暖化
初期新石器時代 前9000年頃
前7200年頃
夏のモンスーンが中央アフリカから北へ移動して、極乾燥地に雨をもたらした。そこでを家畜とし、土器を作る作る遊牧民が住み始めたが、あくまで雨期に限られていた。 El Adam
El Ghorab
前7100年頃
~前6100年頃
住居(小屋)が出来、集落が整備され、深い井戸が掘られ、一年を通じて住めるようになった。ソルガム・キビなどの栽培が始まった。牧畜を証明する「繋牧用の石」が出土。 El Nabta/Al Jerar
中期新石器時代 前5900年頃
前5500年頃
西岸に遠くから人が集まって祭儀場で集会や儀式が開かれるようになった。ヒツジヤギが現れたが、これは南西アジアから来たものとされている。 Ru'at El Ghanam
後期新石器時代 前5400年頃 牛を埋葬した石塚が作られた。集落に階級組織や指導者が現れた。 Ru'at El Baqar
(「牛飼い」の意味)
前4900年頃 カレンダー・サークル(環状列石)が作られた。
前4800年頃 複合建造物A(E-96-1A)が作られた。
末期新石器時代 前4500年~
前4200年頃
列石(A1、A2、A3、B1、B2)が作られた。 Bunat El Asnam
(「巨石建造者」の意味)
(参考:図表集第45図~)
前3600年頃 複合建造物E(E-96-1E)が作られた。
前3300年頃 再び極乾燥となったため人々は去り、南方やナイル流域へと移動した。ここで培われた文化もそれに随伴し、王朝時代に影響を与えたと推測されている。
青銅器時代 前3100年頃~ メネスが上下エジプトを統一し、第一王朝が始まった。 現代の乾燥期に入った
現    代 紀元1973年 F.ウェンドルフらが発見、調査が開始された。
紀元1998年 M.マルヴィル、F.ウェンドルフらが「Nature誌」に調査結果を発表。
赤線は極乾燥期=無居住状態の期間(1回が約100~150年間)を示します。
年代はウェンドルフ他著「ナブタ・プラヤの天文学」(2007年)によります。
 「石器時代」、「文化の呼称」は、M.マルヴィル他著「Nature 392」 、F.ウェンドルフ他著Middle holocene environments of north and east africa, with special emphasis on the African Sahara」およびShirai Noriyuki著The Archaeology of the First Farmer-Herders in Egypt」によっています。


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