デュシャンと「内丹」 第十五 論離凡世 ![]() 精 気 神 王重陽 『立教一五論』 ▼ 第一 住庵 ・・・ 第二 雲遊 ・・・ 第十三 論超三界 ・・・ 内丹理論 ▲ デュシャン・コード ▲ HOME ▲ |
王重陽 『立教一五論』 第十五 論離凡世 離凡世者、非身離也、言心地也。 身如藕根、心似蓮花、 根在泥而花在虚空矣! 得道之人、身在凡而心在聖境矣! 今之人、欲永不死而離凡世者、 大愚不達道理也! 言十五論者、警門中有志之人、 深可詳察知之。 |
Wang Che, Fifteen Statements on the Establishment of a Teaching, No. 15, Transcending the three Realms 第十五、日常世界を離れる論 日常世界を離れるというのは、身体的に離れるのではなく、 心の在り方を言うのである。 身体は蓮の根のようであり、心は蓮の花に似ている。 根は泥の中にあるが、しかし花は虚空にある。 道を会得した人は、 身体を日常世界に置きながらも、心は聖境にある。 永久に不死であることを願って、日常世界を離れる今の人は、 道の原理を理解できない全くの愚か者である。 十五論を述べることによって、同志に注意を促し、 深くこれを周知させる必要がある。 訳 ・ 石川虚舟 |