マルセル・デュシャン 《 不幸なレディメイド 》 デュシャンと『老子』 ▼ 無の用 同謂之玄 交互循環 有生於無 デュシャン・コード ▲ 石川虚舟/作品集 ▲ ![]() 随風舎 ▲ |
![]() マルセル・デュシャン 《 不幸なレディメイド 》 1919 |
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為道日損 為学日益、為道日損。 損之損又損、以至於無為。 学を為せば日に益し、道を為せば日に損す。 之を損し又た損して、以て無為に至る。 『老子』 第48章 ⇒ ENGLISH デュシャンの《 不幸なレディメイド 》では、「幾何学」の教科書が バルコニーに吊るされ、風に煽られ、日々損じて無に帰す。 「幾何学」の教科書は、近代の合理主義の原点であるデカルトの思想を表象するのであろう。 デカルトの二元論は、精神と身体を明確に区別するが、 道教の内丹では、性(ロゴス)と命(エロス)の融合が目指される。 ⇒ ダダと斉物論 ⇒ ローズ・セラヴィ/マルセル・デュシャン(性命双修) |
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