玄学 
岡倉天心と道教
 
 
長谷川等伯
《陳希夷睡図》(部分)
七尾美術館蔵
 
三教総合

宋学

養生術
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随風舎

 
 
陳摶  (ちんたん, 871~989)     ⇒  「順行と逆行」
  西嶽の華山に陳摶という処士がいた。・・・   『 水滸伝 』 (引首)
字は図南、扶揺子と号す。
北宋の太宋から、
希夷 先生の号を賜る。
玄学の奥義を探り、 呂洞賓 らと交わる。
「睡功」(左図)に長じ、「睡仙」として世に知られる。
内丹理論 を系統的に解明し、儒仏道三家の学説を易学のなかで融合させ、「先天易学」を創立。
            ⇒ 白幽子        ⇒ 石川虚舟 《僊窩》 2007~?

「先天図」と陳摶の「太極図」(陰陽魚)
    
「先天図」は17世紀にヨーロッパに伝わり、その二進法の原理がライプニッツを驚愕させた。
陳摶の「太極図」(陰陽魚)は、陰陽二種の力が一方が盛んであれば他方は衰え、止まることなく運動し、 それによって世界の変化発展の過程が引き起こされることを生き生きと表している。 これが陳摶の傑出した思想の結晶である。
【参照】 李遠国著『道教と気功』、人文書院、p.315~317、1995
 
 

富岡鉄斎
《 陳希夷僊窩図 》(部分)1920
⇒  全体図
清荒神清澄寺蔵