Bodnant GardensT
ボドナント・ガーデンはWalesのスランデゥドゥノ(Llandudno)の南10kmにある広大な庭園。庭園というよりはハイキング・コース。
季節は初夏6月、ちょうどシャクナゲの満開の時期で、ほかにもキングサリ、アジサイ、そしてハスの花も咲いていました。
 
Bodnant GardensT
Bodnant GardensU
バラは赤、ピンク、白などきれいに咲いていましたが、ラベンダーはまだ白っぽいつぼみ、歩くのがたのしい小道がつづきます。
 
Bodnant GardensU
Bodnant GardensV
ここを登って行くと、順路からはそれるのですが、ちょっと変わった雰囲気の四阿(あずまや)があっておもしろい。
 
Bodnant GardensV
Bodnant GardensW
蓮の花はわずか四日のいのち、四日だけ咲いて散っていきます。蓮の花が四日のいのちであるように、女も幼女、少女、熟女、老女と
四日のいのちであるのかもしれません。熟女である時間がとても長い気はしますが、それは女の特権のようなもの、男が少年、青年、
壮年、老年といわれるのにくらべると、女はどの四日も女。女のからだには、若いときの薄紅色の蓮の花に似た調べが幾つになっても
ひそんでいて、その調べに同調する何かを待っているのです。からだは年々老いてゆくけれど、どこかがさくら色やすみれ色になり、
女の心も少しずつ染まってゆくのです、その女でなければあらわしえない色に‥。老いとは時間にめざめることだと思います。
 
時間にめざめるから、一時々々をかけがえのないいのちだと思うのです。若いときは時間は無限にあるように、もしくは時間の観念が
稀薄だから、時間なんて戻ってくるかのように思っている面もあるでしょうが、時間は意地悪だから二度と戻っては来ないのです。
だから、その時その時を刹那的でもいいから大切に大切に過ごしたいと思うのも仕方ないことなのです。
 
Bodnant GardensW
Bodnant GardensX
こんなハイキングコースが何通りもあって、歩くことの好きな私たちにはうってつけ、
日本三大名園の兼六園、後楽園、偕楽園や東京の六義園などをさらに大きくして、
さらに変化を持たせるとBodnant Gardensになるのではないかと思われます。
 
Bodnant GardensX
Bodnant GardensY
Bodnant GardensY