悪路

■四国地方の悪路

悪路の四国地方編。
四国は悪路天国だった!
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■四国(悪路志向的視点における)概観

 四国の山の方は悪路が多いです。海沿いはそうでもないですが、山の方に行けば、間違いなく当たりますね。ただ、多くの悪路に出会ってしまうと、ひとつひとつの印象が薄れて、書くのに困ってしまいます。そういうわけで多さの割には書いていないのは申し訳ない。


国道193号-徳島県麻植郡山川町〜海部郡海部町

今回は甲浦港に上陸してから国道193号を全線走破しました。100番台の割には悪いところの多い道です。まあ峠以外では2車線のいい道が大半ですけど。ここでは3つに分けて紹介します。
・霧越峠
 まずは霧越峠です。峠付近は1〜1.5車線の道です。舗装自身は良いのですが、苔や石が結構あるので注意が必要です。朝も早かったからでしょうか、通行車両少なかったのでその点は走りやすかったですが。道も、苔などに注意すれば、そこは国道ですからそれなりに遊べる程度の状態ではあります。・・・ただ、今回は船酔いでどうも記憶が鮮明でないんですよね。ちなみに峠には林道開通記念碑がたっています。なるほど、元林道なりの道です。この道は、甲浦港から山手の方に行くのなら行く価値があるかと思います。中級者推奨ではありますけど。(実走調査: 2001年7月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P85 A-3

・土須峠
 正確には土須峠ではないのかも知れませんが。国道195号から剣山スーパー林道までの区間です。その後は国道438号に抜けるので、割と使われるのは少々4輪が多いのが気になります。車線は1〜1.5で、舗装状態は並でしょうか。石などが落ちているのと川沿いなので濡れている路面があるので注意が必要です。それなりに遊べる道ですが、路面と対向車には注意が必要ですね。(実走調査: 2001年7月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P77 H-4

・径の坂峠
 こちらは上2つと比較すると走りやすい道です。だいたい1.5車線くらいあり、直線も長く、カーブも緩やかなものが多いです。相変わらず4輪が多めなのが残念ですが。舗装状態も良く、石なども少な目です。この区間は初心者向け悪路ですね。(実走調査: 2001年7月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P88 A-2


■ほうじが峠-県道340号(上川小田深山線)-愛媛県小田町

 現時点で全国でも最強最悪の県道ではないかと思われるのが、この県道340号です。「楽しめる悪路」という観点からは外れますが、これは紹介せずにはいられません。どらくらいの悪路かというと、2000年版以降のツーリングマップルを見て頂けると分かります。県道がダート表示になっているのです。しかもダートう部分の距離が結構あります。実際走りましたが、これは未舗装林道と言われても誰も疑わないでしょう。しかし県道標識はしっかりと立っています。県道標識から察するに県道211号に出るまでが県道340号の様です。そこから先のダートでは見かけませんでした。しかし、ここも何年かすれば舗装化されるかも知れません。ほうじが峠から1kmほど南のところでは舗装化されている部分がありました。なお、当然ですがこの道はオフロード車推奨です。ダートとしてはフラットですから、一見の価値はあると思います。(実走調査: 2001年5月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P88 A-2


国道494号-高知県池川町-愛媛県温泉郡川内町

 国道494号は四国らしい山間の集落をつなぐ道です。総距離の大半が酷道区間になるので、全線走破は結構時間が掛かります。ここでは北の黒森峠と南の区間で分けて紹介します。
 ・黒森峠
 松山道川内ICから石鎚スカイライン方面に向かう道です。とはいえ当日は平日だったこともあってか通行量はかなり少なかったです。道幅は1〜1.5車線ですが、1といっても余裕のある感じですし、路面状態も良くて非常に走りやすいです。遊べる道だと言えますね。全体に杉林なので景色がいいということはありませんが、道中にトイレや小さな観光地があり、休憩するにも困らないところが良いです。(実走調査: 2002年5月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P81 C-2

・土佐街道/松山街道
 今回走ったのは国道439号(高知県池川町)から県道12号(愛媛県美川村)までの区間です。地図で見る分には悪路とは思わずに走ったのですが、これが結構いい感じの悪路でした。だいたい1車線から1.5車線で、路面状態が良いために走りやすい悪路になっています。ワインディング度も結構あって私的には充分遊べる悪路ですね。全般的に落ち物が少なく、舗装状態もそんなに悪くないです。四国らしく集落区間もありますが、それは少な目で、4輪も集落区間以外ではそれほど見ませんでした。川沿いなので景色も良いです。そういう意味では四国ではお薦めの悪路ですね。走行後は県道12号から古岩屋温泉にどうぞ。(実走調査: 2001年5月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P81 D-5からG-6


■夜須物部線-県道51号-高知県夜須町−香美郡香我美町(?)

 海岸沿いの国道55号からライダーズイン奥物部近く国道195号に伸びる県道の一部です。高知県夜須町−香美郡香我美町(?)と書きましたが、途中から物部村までは県道29号になっているのに書いていることに気が付いたので、どこまでが県道51号か確認していないからです。道はほぼ1車線ですが、途中2輪と4輪でもすれ違えなさそうな0.8車線ほどの区間もあります。舗装の程度は良い方ですが、石や落ち葉が多く気を使います。苔もありますし。路肩もないというか、狭いのに岩肌が迫っていて、しかも道の真ん中に落ち物が多いので、岩肌に接触に注意です。走っている車は少なかったです。アップダウンもあるのでワインディング度は高いですが、攻められないです。時間的にはショートカットにはならないかも知れませんが、海岸沿いから遊んでライダーズインに向かうにはいいかも。(実走調査: 2001年4月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P90 F-1


■安長坂-県道30号(香北赤岡線)-高知県香美郡赤岡町−香美郡香北町

 上の県道51号の西側を走る県道です。こちらはどちらかというと四国らしいあちこちの集落を抜けていくタイプの道です。全体的にワインディング区間よりも集落区間の方が多く、そういう意味で気を使います。集落の分だけ4輪も多いので注意。車線はほぼ1車線です。この位置だとショートカットとしても微妙なところでしょうか。(実走調査: 2001年4月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P83 E-6


■小島峠-県道261号(菅生伊良原線)-徳島県東祖谷山村−一宇村

 R438からR439をショートカットできるかなと走ったのがこの道でした。ショートカットできたかな?(^_^; ほぼ一車線の道です。路面は良い所も多いのですが、陥没しているところあり・砂利ありと悪いところも多いです。ワインディング度は割とあるので路面読みに気をつければ結構楽しめる道ではありますね。4輪はあまり走っていないのもマルです。集落部分では多少走っていますが。(実走調査: 1999年5月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P77 C-4


■地芳峠-国道440号-愛媛県柳谷村−高知県檮原町

 檮原方面から四国カルストに向かう道です。そのため少々通行量が多いのとミラーが少なめなので気を使います。道は1〜2車線ですが、おおむね1.5車線程度でしょうか路面は高知側が少し荒れています。通ったときは道路工事を何件かしていたこともあり、砂利が落ちていたりしていました。とはいえ割と走りやすい道で、酷道マニア初心者でも充分行けますね。(実走調査: 2002年5月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P88 B-4


国道439号-高知県大方町〜徳島県徳島市

 与作(439)の名で親しまれる有名な悪路らしいので紹介(京柱峠は下段にて)。全線走ったわけではないですが、集落を結ぶ道という感じでしょうか。個人的には四国っぽくて風情があると思うのですが。1車線〜2車線です。4輪も結構通ります。道はあちこちで改修が進んでいまして、悪路とされるのも時間の問題かも。しかしその改修が現時点ではよくないんですよね。2車線のいい道が続くと思うと、コーナーを曲がったとたんに路面の悪い1車線路になったりするので、ある意味神経を使います。なんだかんだ言って信号もないのに距離の稼げない道なので悪路でしょう。友人は3日目にはいい加減疲れたのか「与作は避けて行こう」と言ったっていう。(実走調査: 1997年5月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版 ほぼ横断

・京柱峠
 R439中でももっともハードと思われる区間が京柱峠です。ほぼ1車線の道が続きますが、感覚的には0.8車線くらいのところも多いです。路面も荒れがちで、砂利なども落ちていて気を使います。ヘアピンもアップダウンもあるので苦労します。路面は峠東側の方が良くないです。ところどころ工事もしていますし、とにかく気を使う道です。京柱峠頂上は景色が綺麗で、峠の茶屋もありますから、走り疲れて休憩するのにどうぞ。(実走調査: 2002年5月)

地図(MapFan Web)

※中国四国版P76 G-6


■大峠-県道18号-高知県越知町〜仁淀村

 狭いし直線は短いしでろくろくスピードの出せない道です。走り続けているのに冷却ファンが回った(5月ですよ)のには驚きました(笑)。路面状態も最悪です。道の真ん中にコケが生えています。私も転けかけました。4輪はまず通らないでしょう。村落をつないでいる感じも道ですが、ホントに使われているのかも不思議になってくる道です。間違いなく大回りしている国道の方が早いでしょう。(実走調査: 1997年5月)

地図(MapFan Web)
※中国四国版P88 G-3


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