現在の私



何年にもわたり
過去の傷をほじくり返しては
泣き、怒り、恨み、
悔しがってきました

アダルトチルドレン、共依存、
パーソナリティ障害、
コミュニケーション、コーチング、
自己表現、精神世界、と
自分に関係があると思った本を読み漁っては
その感情に折り合いをつけてきました

そしてようやく、
もつれにもつれ混乱していたものが、
根本のところまで解けたのではないか、
と感じています
自分に起こったすべてのことが、
大人の自分としての視点で
受け止められたのです。

自分のせいでないこと、
自分のせいで起こったこと、
選ぶことができたのにしなかったこと、
選ぶことのできなかったこと。
そのひとつひとつの出来事を
俯瞰できるようになったことで、
また違った観点から物事を考えることも
できるようになりました

ここまで来て一番大きかったのは
自分自身への怒りと失望でした
なぜもっと自分を大切にしなかったのだろう
なぜ今ここにいる自分が心地よくいること
幸せでいることを選択しなかったのだろう
10年あまりかかって原因をほじくり返すより
今を幸せに生きることの方がずっと大事だった
と思います

同居していた夫の父の介護、
認知症だった夫の母の介護、
脳梗塞で左半身不随になった父の
リハビリを毎日行い、日常生活に
支障のないレベルまで回復したこと
など様々な経験が今の私を
パワーアップさせてくれています。

2017年4月に娘が就職し、
8月には息子が一人立ちしました。
子どもたちが
手元を離れていくのを感じるとき、
毎回とても寂しいです。
でも同時に自分がこれまで、
どれほど大きなものを
子どもたちから与えられていたか、
どれほど子どもに甘えてしまっていたか、
その大きさに驚き、感謝が湧くとともに、
その大きなものを失う恐ろしさと
寂しさが襲ってきます。
これから本当の意味で私は
自立していかねばなりません。

子どもたちからもらった宝物を大切に、
これからは自分がこの世に生を受けたことへの
責任を果たすチャレンジです。

できること、できないことの境界を
はっきりさせながら、
自分も大切にしながら、
自分の人生をしっかりと生きて
人生を楽しもうと思います。
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