50MHz SSB トランシーバ TRX-602 の製作
2001/9/9
Last update : 2018/11/15
概要
TRX-602 と DD-1
アイテック電子研究所のキットですが、20ヶ所くらい変更し、自分としては工夫をしたつもりです(2000年8月完成)。
オプションの内蔵リニアアンプ LA-1 も同時に組み込んだので、200mW/2.5W の切り替えが出来ます(
LA-1 にはシールドケースが付いており、基板は部品面に半田づけするタイプです。初心者の私でも一発で動きました)。
TRX-602 はたいへん気に入っているリグで、50.150〜50.230MHz ではほとんどこれを使っており、移動運用にも必ず持っていっています。自作だからというだけでなく、クリアで素朴な受信音が魅力的です。トラブルもなく、いつまでも飽きの来ない愛用機となっています。
CQ 誌 2002 年 8 月号のアイテック電子研究所の広告に「TRX-602 生産完了」の文字がありました。11.2735MHz のSSB フィルタ在庫終了が原因のようです。
TRX-602 内部
(VXO(左下)と内蔵リニア(右端)のシールドボックスのフタは撮影のため外している)
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詳細については、下の表の画像またはタイトルをクリックして下さい。
TRX-602 VXO の改造 | 局発はスーパーVXOとし、VXO用コイルは 7K ボビンに 0.11mm の線 85ターン(空芯)としました。 送受信周波数は 50.150〜50.230MHz となり、ほぼ安定しています。 |
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TRX-602 AGC とSメータ回路の改造 | AGC、Sメータ関係の改善のために数ヶ所変更し、現在はほぼ満足できる結果となっています。 | |
Oak Hills Research DD-1 の製作 | デジタル周波数表示は、外付けで Oak Hills Research の DD-1 を使用しています。 | |
TRX-602 その他の改造 | LA-1 とアンテナコネクタとの間に3段ローパスフィルタ追加、外部スピーカ端子の追加、その他の改造です。 |
交信記録
200mW | 地上波 | 和歌山県海草郡※〜広島県高田郡向原町 (2001/11/11 距離更新) |
約240km |
2.5W | 地上波 | 和歌山市〜広島県山県郡豊平町 (2001/10/27 距離更新) |
約260km |
200mW | 電離層反射 | 和歌山市〜East Malaysia (2002/4/17 距離更新) |
約3700km |
2.5W | 電離層反射 | 和歌山市〜Palau (2001/5/13) |
約2800km |
※野上町生石高原 約800mH ・・・下の写真もあわせてご覧下さい。
生石高原のススキの大草原 photo by my wife
(このカードは主に 1999 〜 2001年頃に発行)
TRX-602関連リンク
7M3LKF「丹沢の見えるシャックから」 (相互リンク)
JR8DAGのAM & QRPホームページ (相互リンク)
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