TRX-602 を改造した 21MHz SSB トランシーバの製作
2009/7/13
Last update : 2013/10/7
概要
TRX-602-21 と DD-1
「50MHz SSB トランシーバ TRX-602 の製作」のページで紹介した TRX-602 の 2 台目を 21MHz に改造して製作しました。2台目のキットを購入したのは 2002 年 8 月ですが、当時
TRX-602 は生産完了でした。11.2735MHz の SSB フィルタ在庫終了が原因と思われるのですが、同一規格と思われる SSB フィルタを1個持っていたので、アイテック電子研究所にお願いして、SSB
フィルタなしのキットを作ってもらいました。
完成は 4 年後の 2006 年 9 月になりましたが、TRX-602 の最後の1台(?)は、21MHz 機になって、海外まで電波を飛ばすことになりました(50MHz
でも海外に飛びますが・・・)。機器名としては、「TRX-602-21」と呼んでいます。
オプションの内蔵リニアアンプ LA-1 も組み込んだので、300mW/2W の切り替えが出来ます(上手く調整すれば、もう少し出力が出ると思われます)。50MHz
機同様にたいへん気に入っており、21.220〜21.280MHz では優先してこれを使っています。
TRX-602-21 内部
(VXO(左下)と内蔵リニア(右端)のシールドボックスのフタはそのままにして撮影している)
改造については、「21MHz SSB トランシーバの詳細」を参照して下さい。
デジタル周波数表示は、50MHz 機と共用の外付けで Oak Hills Research の DD-1 を使用しています。
交信記録
以前から自作機で地球の裏側と交信したいと思っておりましたが、2011/3/27 ようやく Argentina と交信することができました!
300mW | 和歌山市〜Guam (2006/10/29) | 約2500km |
2W | 和歌山市〜Argentina (2011/3/27 距離更新) | 約18500km |
以下の国・地域と交信できました(2013/10/7 現在、交信順)。うち、 (*) は 300mW で交信できたことを示します。
Republic of Korea Philippines Guam (*) China (*) Hong Kong (*) Asiatic Russia Hawaii Indonesia Mariana Is. East Malaysia Taiwan (*) United States of America Argentina Croatia Alaska Australia European Russia |
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